北野誠のズバリ

今や二極化!カフェチェーン店はオシャレ派VS庶民派

日本経済新聞の記事によりますと、飲食店利用者1人あたりの支払額が1998年を100とすると、2018年は96.5と下がっており、飲食店での消費が低迷しているとのことです。
しかし、カフェは125.8と逆に上がっており、これは食事メニューなどの充実で客単価が引き上がったのではないかとのことです。

4月22日放送『北野誠のズバリ』では、「外食産業が不振の中、カフェだけが成長」というトピックを元に、ITジャーナリストの井上トシユキ、月曜アシスタントの松岡亜矢子とトークを展開しました。

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カフェのオシャレ化が進む

この20年でカフェチェーン店が躍進した理由の1つが「スタバ」ことスターバックス。アメリカ・シアトル生まれのチェーン店が、喫茶店のイメージを大きく変えました。

井上「やっぱりタバコを吸わないというのが、女の人にすごく受けましたよね。服に臭いがつかないとか。女性の方が行かれるお店として定着して、そこにフラペチーノやら、僕らの不得意な、よう注文せん意味のわからん言葉があって……」

松岡「トールが一番大きいんだと思ったら、さらに2つも上があるという」

「グランデ」という単語を、スタバで初めて使ったという方は多いでしょう。

そして今、カフェチェーン店は躍進し、さまざまなところで見かけるようになりました。

井上「スタバの1号店は銀座の裏で、あまり良い場所じゃなかった。かつてなら一番良い場所は居酒屋だったり、パン屋とか入ってたんですけど、今はカフェが入りますね」

北野「僕らの世代でいうと、昔はハンバーガーショップがすごい。各駅にあって、若者のたむろってるところというイメージがあった。途中からなじみ過ぎたんやね」

井上「統一された床やテーブルよりは、木製っぽいテーブルとか、注文してから入れるコーヒーの方が、ひと手間かかって居心地が良いんでしょうな」
 
そしてもう1つ、カフェのチェーン店で躍進しているのは、名古屋が本社のコメダ珈琲店。「珈琲所」と掲げており、戦略はスタバと真逆です。

北野「ぶっちゃけて言うと、なんでも量が多くておいしい。
あと、コーヒーでも新しいメニューを独自に作っていったのがスタバっていう感じでしょ。でもコメダはいわゆる喫茶店のコーヒー」

松岡「そこは崩さずにということでしょうね。あまり奇をてらい過ぎてはいけません」

そしてコメダと言えば、コーヒーについてくるのが豆菓子です。

井上「時々あられになったりするけど」

松岡「名古屋の人はあれを総称して『豆』でいいんです。『小皿の豆が出てこない』とか言って」

井上「そんなんスタバで聞いたことないもん(笑)」

50代以上の方にとっては、コメダの方が落ち着くという意見が多いかもしれません。
 

同じカフェでもジャンルが違う?

スタバが名古屋に進出してきた時、コメダ珈琲店の創業者・加藤太郎さんは、「ウチとは関係ないな」と言い、脅威には感じなかったそうです。

松岡「関係ないと言われると、名古屋人としては、そこは一緒のくくりにして欲しいなと(笑)」

うまく棲み分けができているということですね。

井上「僕らスタバでよう注文せんじゃないですか」

北野「サイズもようわからんし」

松岡「コメダさんも大きいサイズがあるんですけど、言い方が『たっぷり』」

北野「Tが『トール』やなくて『たっぷり』」

カフェチェーン店は、オシャレ路線のスタバと、大衆路線のコメダに二極化されていきそうですが、どちらも捨てがたいところです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年04月22日13時13分~抜粋

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