脳は50歳を超えても鍛えられる!

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

10月13日放送『北野誠のズバリサタデー』は、「50歳からでも脳は鍛えられる」というテーマで、『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社+α新書)の著者で、株式会社脳の学校代表の医学博士・加藤俊徳先生に北野誠がお話を伺いました。

加藤先生は、日本とアメリカで胎児から超高齢者の方まで約3万人の脳を元にMRI脳画像を分析し、脳の成長を研究しています。
その研究により、なんと100歳を超えても脳は成長することがわかっているそうですが、どうすれば脳は鍛えられるのでしょうか。

脳はどうすれば成長できる?

40代になって物忘れが増えてきた、記憶力が落ちてきたと思う方も少なくないと思うのですが、一方で「人間の脳は使っていない部分が多く、未開拓の部分が多い」とも言われますが、実際はどうなのでしょうか。

加藤先生は「脳細胞自体はたぶん1%も使ってないと思うんですね。元々、赤ちゃんの頃から未熟な脳細胞があって、70、80、100歳になってもまだ使ってない細胞がいっぱい残ってるんですよ。
なので、100年間というのは、脳細胞を使うには短すぎる人生なんですよ」と答えました。

そして、脳を成長させるには、今までやったことがないことをやるのが良いそうです。

加藤先生は「今までやったことがあることって、どんどん簡単にできますよね。そうすると脳が省エネになって、どんどん新しい脳細胞を使わなくなるんですね。
毎日ラジオなどで新しいことを聞いて、新鮮な気持ちになって新しいチャレンジをすると、脳がどんどん若返っていきますね」とも語りました。

例として、音痴な人がちょっとでもピアノを弾けたらすごく脳の刺激になることを挙げ、若い時に苦手だったことをちょっとチャレンジすると、脳は成長するのだそうです。

定年退職後の男性は危険!

とはいえ、肉体と同じく、脳も歳とともに衰えていくのではないでしょうか。

加藤先生は「脳の衰えは40代後半、特に50代に入ると何もしなければ間違えなく劣化していきますし、脳の中に老廃物が溜まりやすくなります。
放っておくと劣化してそのまま認知症になっていくケースが多く、毎日自分が使っているところはどんどん成長するので、少しでも脳の中で成長している部分があると元気になれますね」と答えました。

そのためには、毎日些細なことでも新しい発見をするのが大事ですが、ここで北野は「例えば、定年退職されて家でゴロゴロすると急に老けだすのは、これ(が原因)ですか」と尋ねました。

加藤先生は「まさにその通りです。会社に行く必要がないので、脳にスイッチが入らない。午前中、元気でいることが1日中脳を活性化する上で大事なことなんですけども、昼の12時までに脳がボーッとした状態を1年以上続けていると、かなりぼけてくるとおもいますね」と、警鐘を鳴らしました。

また、特に男性の方が定年退職して孤立しやすいのとは対象的に、女性は仕事を辞めても家事とかいろんなことをやっているので脳を使える頻度が高いのだそう。

女性の方が10年ぐらい脳の衰えが遅く、100歳を超えて長生きしている人は女性が圧倒的に多いことからもうかがえます。

そのため、男性も定年後には新しい人付き合いを増やしたり、家事を行った方が良いようです。

日常生活の中でできる脳の鍛え方

新しい経験や家事以外にも、脳に良いことがあるそうです。

よく「健康だけでなく、ボケ防止のために歩いた方が良い」という話を聞きますが、これは本当だそうで、加藤先生は「歩くのは自分で"歩こう"と考えないとできない。歩くことは特に思考する脳を鍛えるので、1日5キロ以上歩いて欲しい」と答えました。

足からの刺激だけでなく、外でいろんな物を見ることで目の刺激になって注意力も高まり、また、右脳と左脳の両方を使うことにもつながります。

右利きの人は左手を使う機会が少ないために右脳が劣化しやすく、右脳を鍛えるために歩くか、食事や歯磨きを左手で行うのが良いそうです。

また、ギターは特に左手を使い、ピアノは両手を使う上に、聴いたことを頭の中で覚えておくという習慣により、記憶力がアップするという点で、楽器演奏を趣味に持つのは良さそうです。

女性が口ゲンカに強いのはなぜ?

ここで記憶力をアップさせる話が出ましたが、実は女性の方が元々聴覚、耳からの記憶力が良いのだそうです。

この話を聞いた北野は「"今から○年前の×月△日、あなたこういうこと言ったよね"っていう、女性の記憶力、何とかならんのですか?」と食い気味に質問。

加藤先生は「男性もそれに近い記憶力を身につけた方が良いかもしれませんけど」と言いつつ、「男性の方は目で記憶してるので、場面は頭の中に浮かぶんですが、言われた言葉の1つ1つは覚えていないので不利ですね」と答えました。

最後に加藤先生は「男性も家の周りの仕事をもっとした方が良いですよね」として、「女性はずっと男性に虐げられてた、研いでたのは米だけじゃなくて、頭も研いでいたということですね」ときれいにまとめました。
(岡本)
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2018年10月13日10時25分~抜粋

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