北野誠のズバリ

男性ホルモンが減ると身体全体に影響!50代以降でも増やせる方法は?

9月8日放送『北野誠のズバリサタデー』では、男性ホルモンの意外な役割について取り上げました。

『不能に勃つムスコのこと 男性ホルモンと勃起力の強化書』(平原社)の著者で、サイエンスライターの川口友万さんに、北野誠がお話を伺いました。

この本では男性ホルモンの役割を解説しながら、男性の健康やED対策について、わかりやすく解説しています。

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男性ホルモンは減ると良くない

これまで『ズバリサタデー』では、川口さんの本を何冊か紹介してきており、面白い切り口で科学について教えていただきました。
(過去記事:「ゴールデンウィークにもおススメ!家庭でできる科学実験」「ラーメンのおいしさには科学的な根拠がある!?」参照)

まずは北野が「男性ホルモンは何歳ぐらいから減ってくるのか?」と聞いてみたところ、川口さんは「24、5歳ぐらいから減ってくると答えました。意外と若いうちから減っていくものですね。

続けて、「減っていくと精力的なものに影響があるイメージがありますが、それだけではなく、健康そのものをコントロールしていて、血管や内臓の維持や脳のやる気などにも関わっているそうだ」と答えました。

さらに川口さんは、「男性ホルモンが多い人の方が嘘をつかない」とも語り、アメコミでスーパーマンのようなマッチョなキャラクターは嘘をつかないイメージがあるのは本当で、なよっとした人の方が嘘をつく傾向にあるとのことです。

50歳が境目、体が不調に?

男性ホルモンの現象は身体全体の不調につながるようですが、50代から極端に量が減り始めるそうで、「50歳以降、身体の調子が悪くなったり、急に元気がなくなる」、「傷の治りなども悪くなる」という声も聞かれるようです。

そこで、なんとか男性ホルモンを維持したいところですが、必要なのは適度に運動することや大量の飲酒を控えることだそうで、マウスを使った実験では、お酒を飲ませるだけ飲ませると、翌日は男性ホルモンのテストステロンが0となり、分泌できない状態になってしまうそうです。

また、徹夜も同じように良くないそうです。

昔やんちゃをしてた人が結婚してこどもが生まれると、マイホームパパに変わるという方もいらっしゃるかもしれませんが、川口さんによると、これはこどもが生まれると男性ホルモンが急激に減ることによるものではないかということです。

その理由として、「オスは外に出て狩りをする生き物のため、帰ってこないこともありますが、こどもが生まれて帰ってこないと飢え死にしちゃいますよね。だから男性ホルモン量を強制的に下げるそうなんです」と説明しました。

男性ホルモンを増やすには?

では、男性ホルモンを増やすためには、どうすればよいのでしょうか。

川口さんはこう説明します。

「男性ホルモンは『闘争ホルモン』と言われるほどなので、勝負ごとをやるのが良いんですね。ただし、負けると男性ホルモンが極端に減るので、負けた場合は反省する。

例えば、自分が草野球チームに入って負けた場合は、その試合をビデオに撮っておいて、観ながら反省会をすると良いんです。
そうすると、自分の失敗を客観視できるようになるので、どうしたら勝てるのだろうと前向きになり、男性ホルモンが出るんです」

後は笑うことも良いそうで、テレビなどのお笑い番組を観て笑っていると、男性ホルモンが出るとも説明しました。

さらに食事については、男性ホルモン自体が増やせるというよりも、食べ物で筋肉を作ることで、男性ホルモンが増えていくとも語りました。

そして肝心な食事の中身ですが、特に海のカキなどに含まれる亜鉛とお肉が良いそうですので、50代以上の方は一度、普段自分が何を食べているのか確認してみてはいかがでしょうか。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年09月08日10時27分~抜粋

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