北野誠のズバリ

カラオケで福山雅治を歌ってはいけない理由。

先週火曜日『北野誠のズバリ』にゲスト出演した田原俊彦さんと、その夜カラオケに行った北野誠。

プロの歌手の前で何を歌うべきか、北野が悩みに悩んだ末に選んだ曲は「THE BLUE HEARTS」の「人にやさしく」。

「勢いで。しかも曲の時間が2分半~3分で終わるという。一番、この曲ならみんなもララララって言える。音程も取りやすい。これなら大丈夫」という自信の選曲!

だったのですが、田原さんは拍手をして一言「微妙だねぇ!」。

いまだに「何が正解やったんやろ、トシちゃん(涙)」と嘆く北野のために、この日のテーマは「これって正解ですか?」。
北野同様、カラオケの選曲で戸惑うリスナーは多く存在していました。

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空気読めない面々

「50代あるあるかもしれませんが、カラオケ行ってアン・ルイスの『あゝ無情』が流れると、思わず『フーフー!』とコールしながら踊りだす"アラフィフ熟女"。これって正解なんですか?
俺が十八番の『宇宙戦艦ヤマト』を気持ちよく歌っていると、得意げに無理やりハモリ入れてきて、やがて主旋律を歌い盗んでいく"カラオケ泥棒男"。これって正解なんですか?
『マイ・ウェイ』をムーディーな濡れた声で熱唱する、カラオケボックスにスナックを持ち込む"昭和ジゴロなダンディおじさん上司"。これって正解ですか?

カラオケは、空気読めない不正解者がたくさんいると思うんですけれども」(Aさん)

今宵もどこかで間違いだらけのカラオケ大会が開かれていることでしょう。

キラーコンテンツ教えます

「私はハッキリ言ってカラオケは苦手なんです。若い頃バンドやっててボーカルやったりしたことがありますが、カラオケになるとまるで勝手が違い、全然音程が取れないんです。みんなからはやし立てられて仕方なく歌いますと、『あんたホンマに昔ボーカルやってたとか。見栄張ってる?』と散々言われます。

それでも空気にあらがえず、カラオケに行く羽目になり仕方なく歌う一曲は『河内のオッサンの唄』『老人と子供のポルカ』『超人バロム・1』。このどれかでテンションを上げて乗り切ります。これで上手くウケを取ってごまかせます。キラーコンテンツです。

木久蔵師匠(現・林家木久扇)の『いやんばか~ん』は、後半ルイ・アームストロングばりのテンションを要求されるので、ちょっとハードル高めで上級者向けです。上の3曲は、世の中の歌に自信のない全ての中年男性にオススメします。ただ、テンションだけは異常に上げていかないと、ものすごい事故になりますのでご注意を!」(Bさん)

「キラーコンテンツ」はテンションアゲアゲで、大事故を防ぎましょう!

70代60代50代でカラオケ

「先月のことです。組合の総会がございまして、懇親会が終わり解散となったんですが。得意先の会長に声をかけられ、会長の他に2人の社長たちと4人でスナックに行きました。そこで会長からカラオケを勧められました。
何を歌うべきなんでしょうか?会長は御年76歳。他の社長は60代。こんな年齢差の人の前で何を歌ったら正解なんでしょうか。

すると1人の社長が『では!』と口火を切って、『チャンチキおけさ』を歌い出しました。ますます私の悩みが深まりました。すると別の社長が『時の流れに身をまかせ』を熱唱しました。このまま悩んだままで歌わないのが正解では?と思っていましたが、ママさんがカラオケのリモコンを持ってきました。会長が『若いんだから、景気のいいの行けよ!』と言われました。若いいうても私も52ですけど、困りました。

やはりここは演歌かと思い、『北酒場』歌いました。最初は『オオーッ!』となるも、あとは誰も反応なしでした。歌い終わると会長が僕にマイクを取りに来ながら、『お前、意外と古いやっちゃな』と言われました。なにが正解だったんでしょうか。僕もモヤモヤモヤモヤしております」(Cさん)

細川たかしさんの名曲「北酒場」。
状況を考えるとかなり正解に近い気がするのですが…本当にカラオケの選曲は奥が深いです。
もはや正解が存在するのかどうかさえ分からなくなってきました。

仕方なく福山

「カラオケで思い出しました。同年代の飲み会によく行く連中とカラオケに行くと、演歌やバラードを気持ちよく歌い結構褒めてくれます。得点も90点後半出る時もあります。
ところが、会社の社員旅行でした。8年ほど前の行きのバスで、ガイドさんが『カラオケしましょう』といったので、カラオケが始まりました。その時のバスには半分ぐらい若い女の子たちが乗っていました。ノリノリで当時流行りの歌を歌っていました。

そんな雰囲気の中で当時まだ48歳。新しい歌は知りませんので歌う気は毛頭なかったのですが、私を知っている女の子が私に『歌って!』とマイクを渡してきたので、仕方なく知ってる福山雅治さんの『桜坂』を歌いました。

それまでのバスの中の賑やかな雰囲気がもちろんガラっと変わり、微妙な空気が流れました。私の周りのおっさん連中はそれなりに喜んでましたが、マイクを渡してきた女の子らはすぐに次の歌に入ろうとしました。『何なんだよ!』と思いましたが、それはそれでしょうがないです。

私は、それまで知らなかった湘南乃風をこのバス旅行の後にCDを買って、毎日出勤中車の中で覚え歌いました。次の年社員旅行で湘南乃風の『黄金魂』を熱唱しました。とりあえずウケましたが、前の年にも一緒だった班の女の子からバスを降りる時に言われました。『はぁ~無理したねぇ』。何が正解やったんでしょうか。
それからは社員旅行であまり歌うことはせず、どうしても歌わないとダメな時はアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を定番にしています(Dさん)

カラオケ最大のタブー

Dさんのおたよりを読んで、「福山さんの『桜坂』はね、歌わん方がええと思います」とアドバイスを送る北野。

「あの歌の一番アカンところは、みんなが福山雅治君を思い浮かべるところにあるんですよ」と、真理を述べます。

Dさん、カラオケにおける最大のタブーに触れてしまっていたよう。

北野「みんなが福山雅治君を想像しちゃうから。歌てるおっさんとか、歌てるやつと見比べよるんですわ。それが最大の欠点です。福山雅治君と楽曲に何の罪もないですから」

片山「そこにすでにすごいハンデがね!」

北野「みんなが福山雅治君を思い浮かべるっていうのがやっぱり、やめた方がええなって僕は思いますね」

男性のみなさん、カラオケで福山雅治さんの歌だけは避けましょう。
歌う前から勝負はついてしまっているようです…
(minto)
北野誠のズバリ
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2018年06月15日13時00分~抜粋

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