北野誠のズバリ

知った気になって使うと恥をかく!デジタル用語どれだけ知ってる?

「プロバイダ」や「ビッグデータ」など、巷にあふれるデジタル用語。
普段、スマホなどのIT機器を使いこなしている方でも、イマイチその意味を人に説明できなかったり、ぼんやりとしか知らないといったことはないでしょうか。

4月16日放送の『北野誠のズバリ』では「難解な今どきのデジタル用語」について、北野とITジャーナリスト・井上トシユキがトークを展開しました。

[この番組の画像一覧を見る]

馬名みたいなデジタル用語?

『NIKKEI STYLE』(日本経済新聞社)によると、全国男女1,000人のアンケート調査を元に、正解率が低いデジタル用語のランキングが作成され、1位は「シンギュラリティー」、2位が「フィンテック」、3位が「キュレーション」と続きました。

北野「シンギュラリティ―って何?(日本)ダービーかなんか出るの、この馬?ここに載ってるの全部知ってました?」

井上「全部わかりますよ、大丈夫。だいじょうぶマイ・フレンド」

北野「言うてることが古いねん(笑)」

普段は京都の話やダジャレが多い井上ですが、今回はITジャーナリストの本領発揮です。

北野「『データサイエンティスト』って、何かマッド・サイエンティストみたいな感じで、恐怖の博士みたいになってんで。『膨大なデータを分析して、解決策を示す専門家のこと』って、こんなんおんのか?日本に」

井上「最近流行りの肩書ですよね。名刺に刷ってたりしてますよ。『マッド・サイエンティスト』ってツッコまれてますけど」

まだ世間には浸透していない職業名なので、今の時点では怪しまれるかもしれません。

カタカナから日本語に置き換えるべき!

ベスト3以外にも、スマホのアプリやゲームの利用を親が制限する設定のことを指す「ペアレンタルコントロール」や、効率良く仕事を行うためのちょっとした工夫を指す「ライフハック」などが並びますが、北野は「わざわざこんな風に言わんでええんちゃうの?」と疑問を投げかけます。

なぜカタカナ用語が多いのかについて井上は「ネットやITが出てきた頃に、ネットに詳しい人があまり日本語が上手ではなく、うまく訳せなかった。例えば、『インターネット・プロトコル』は、"インターネットの接続手順"って言えば良いのに、そのまま残しよったんです」と説明しました。

井上「それでわかりにくいって言われてたんですけど、そこへ彗星のごとく"井上トシユキ"というライターが現れて、わかりやすい(記事や本)のを書きよるなと。何でも日本語にしていって。文学部やから。そこから仕事が増えていくんですよ」

うまい具合に自分の宣伝にスライドしていきましたが、話をちょっと戻して……。

井上「(デジタル用語をカタカナのまま使い続けるのが)ずっと問題だと思っていて、日本語に置き換えられるものは置き換えていったら良いと思うんですよ。ただ、そのまま(カタカナで)置いといた方が、中途半端にしかわかってない人も使えるから」

ふわっと何となくわかったような気になるのと、英語がカッコいいというのもあるのでしょうか。

北野「『IoT』も『家電などをすべてネットにつなげる仕組み』のことって、言葉としては聞くけど、何を?みたいな。スマホで家電を」

井上「最初は『物のインターネット』って当てはめられて、よけいわからなくなった。直訳過ぎて。次に言われたのが『家電のインターネット』って。電器屋みたいな」

日本語に置き換えるのは難しそうですが、意味をよくわからずに、知った気になって使うと恥をかく可能性がありますので、調べてから話すように注意しないといけませんね。
(岡本)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2018年04月16日13時23分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報