作家・画家として活動している大宮エリーさんの最新エッセイ『なんでこうなるのッ?! 』が話題になっています。
スイミングスクールでバタフライを習う羽目になってしまった話や、クリスマスイブに手伝わされた部屋の模様替えの話、徹夜で準備した大事なプレゼン資料を全部忘れた話など、大宮さんの「なんでこうなるのッ?! 」という話が満載です。
2/23放送の『北野誠のズバリ』に大宮さん本人がゲスト出演し、『なんでこうなるのッ?! 』についてのトークを繰り広げました。
見た人がバタバタ倒れて寝てしまう!大宮エリーが描いた不思議な青い絵。
イブの切なすぎる思い出
「読んでて思ったんですけど、全部事実なんですよね?」と、早速確認する北野誠。
「すごいいろんな体験っていうか、勝手に起こるんですね」と驚く北野に「そうなんですよ、生きてるのがツライ感じです」と嘆く大宮さん。
彼氏とクリスマスイブを過ごした時になぜか部屋の模様替えをする羽目になったという話では、「なんでトレンディドラマみたいに行かないんですかね?」と首をかしげます。
「模様替えしよう、言われて。でもイブだからイルミネーションとかやるんかな?と思ってたら、『これ模様替えしたら行くから』って話で。結局冷蔵庫動かして、やっぱり元や!って元に戻して。終わって『行こか!』って言われた時に私が、まあちょっと若かったですね。『もう行かない』みたいなこと言って」
聖なる夜のほろ苦い思い出を話してくれました。
「イブってあんま良いことないですよね。その前に付き合った人も、『中華でいいよな』みたいなこと言われて。『えっ?』っつって」と大宮さん。
「チキンとか食べないのかな?」と思いながらも、結局いつもの中華屋さんでナイターを見ながらの「メリクリ」でビールジョッキガチーン!だったんだそう。
「担々麺食べて辛くて泣いてるのか、切なくて泣いてるのかわからなかったみたいな」と、当時を振り返ります。
「すごいいろんな体験っていうか、勝手に起こるんですね」と驚く北野に「そうなんですよ、生きてるのがツライ感じです」と嘆く大宮さん。
彼氏とクリスマスイブを過ごした時になぜか部屋の模様替えをする羽目になったという話では、「なんでトレンディドラマみたいに行かないんですかね?」と首をかしげます。
「模様替えしよう、言われて。でもイブだからイルミネーションとかやるんかな?と思ってたら、『これ模様替えしたら行くから』って話で。結局冷蔵庫動かして、やっぱり元や!って元に戻して。終わって『行こか!』って言われた時に私が、まあちょっと若かったですね。『もう行かない』みたいなこと言って」
聖なる夜のほろ苦い思い出を話してくれました。
「イブってあんま良いことないですよね。その前に付き合った人も、『中華でいいよな』みたいなこと言われて。『えっ?』っつって」と大宮さん。
「チキンとか食べないのかな?」と思いながらも、結局いつもの中華屋さんでナイターを見ながらの「メリクリ」でビールジョッキガチーン!だったんだそう。
「担々麺食べて辛くて泣いてるのか、切なくて泣いてるのかわからなかったみたいな」と、当時を振り返ります。
神の島・久高島
北野が『なんでこうなるのッ?! 』の中で一番ビックリしたというのが、沖縄の離島・神様が最初に降り立った場所といわれている久高島(くだかじま)の話。
「この話はすごい感動しました」という北野に「えーっ!!」と驚く大宮さん。
大宮さんによると、久高島は「神降ろしをする神人(かみんちゅ)さんがいっぱい住んではるから、なかなか沖縄本島の方でも行きづらいところ」なんだそう。
安座真(あざま)港から船で向かう時に「久高島に行く」というと、タクシーの人から「えっ?拝みの方ですか?」言われるほど、一般人はなかなか足を踏み入れないところのよう。
波が高くなると行けなくなるため、「呼ばれないと行けない」ともいわれています。
『世界ふしぎ発見!』(TBS系)に大宮さんが初めて出演した時に、なんとあの黒柳徹子さんを抑えてパーフェクト賞を獲得したのが、なんとこの久高島だったとのこと。
大宮さんと久高島との不思議な縁が感じられます。
「この話はすごい感動しました」という北野に「えーっ!!」と驚く大宮さん。
大宮さんによると、久高島は「神降ろしをする神人(かみんちゅ)さんがいっぱい住んではるから、なかなか沖縄本島の方でも行きづらいところ」なんだそう。
安座真(あざま)港から船で向かう時に「久高島に行く」というと、タクシーの人から「えっ?拝みの方ですか?」言われるほど、一般人はなかなか足を踏み入れないところのよう。
波が高くなると行けなくなるため、「呼ばれないと行けない」ともいわれています。
『世界ふしぎ発見!』(TBS系)に大宮さんが初めて出演した時に、なんとあの黒柳徹子さんを抑えてパーフェクト賞を獲得したのが、なんとこの久高島だったとのこと。
大宮さんと久高島との不思議な縁が感じられます。
龍神様からの禊
「いわゆるパワースポットとか神聖な場所ってね。自分が行こうと思っても天候のこととかで行けないとか、何らかの邪魔が入って行けない時は、神様が俺を呼んでないんだなって思うんですよ。それに行けたっていうことは、その神様に選ばれはったんやなと思って」と、持論を述べる北野。
これを聞いて「用があったんでしょうね、呼ばれて。でも結局怒られましたけどね。最終的に神様にね」と大宮さん。
「もういい加減にしてくれと、やってらんないっすよ、みたいな話をして。一回結婚させてくれみたいなこと言ったの」
カベールという祈りの場所で、神様に文句を言ってしまったといいます。
「心の中で、ふざけんじゃない!みたいなこと言っちゃって。そしたら、海がバー!盛り上がって、波をバサーッと頭から被ったんですよ」
神から怒りの鉄拳が!?
北野「世界的にいうと、モーゼの十戒みたいなもんですよ。しかも逆の十戒ね」
大宮「めっちゃ怖なって、自転車でバー!帰ったもん。怒られたー!思って」
「神様めっちゃ怒ってはると思うわ、それ」と笑う北野。
久高の住民にこの話をしても「ああー、それ龍神、龍神。龍神様じゃ」と、全く驚かないんだそう。
「『えっ私怒られたんかな?』『ううん、違う。禊、禊。あんた汚れとるから、祓った。邪悪な心持ってる』言うて」
これを聞いて「用があったんでしょうね、呼ばれて。でも結局怒られましたけどね。最終的に神様にね」と大宮さん。
「もういい加減にしてくれと、やってらんないっすよ、みたいな話をして。一回結婚させてくれみたいなこと言ったの」
カベールという祈りの場所で、神様に文句を言ってしまったといいます。
「心の中で、ふざけんじゃない!みたいなこと言っちゃって。そしたら、海がバー!盛り上がって、波をバサーッと頭から被ったんですよ」
神から怒りの鉄拳が!?
北野「世界的にいうと、モーゼの十戒みたいなもんですよ。しかも逆の十戒ね」
大宮「めっちゃ怖なって、自転車でバー!帰ったもん。怒られたー!思って」
「神様めっちゃ怒ってはると思うわ、それ」と笑う北野。
久高の住民にこの話をしても「ああー、それ龍神、龍神。龍神様じゃ」と、全く驚かないんだそう。
「『えっ私怒られたんかな?』『ううん、違う。禊、禊。あんた汚れとるから、祓った。邪悪な心持ってる』言うて」
「この島全員ダメだ!」
儀式の後の神聖なお餅をおばあに勧められて5・6個食べた後に、高熱が出てしまったという大宮さん。
おばあに「次、仕事あるからバファリンちょうだい」と言っても「ダメ。神様の熱は下げちゃダメ」と即却下。
おばあはええわと、おじさんに「すいません、熱冷ましありますか?」と尋ねても「あ、それ神様の熱だから」と、やはり取り合ってもらえず。
「この島全員ダメだ!こいつら全員ダメだ!」と思ってしまったそう。
「神様のパワーを身体の中に溜めたっていう感じですよね」との片山淳子の鋭い指摘に「そう!なんでわかるんですか?おばあと同じこと言ってる!おばあですか?」と動揺する大宮さん。
片山「おばあです」
北野「基本おばあですから」
大宮「マジ怖~い!」
片山「久高島行けるかな?私も。渡れるかしら!」
大宮「かわいい声のおばあって感じです」
おばあに「次、仕事あるからバファリンちょうだい」と言っても「ダメ。神様の熱は下げちゃダメ」と即却下。
おばあはええわと、おじさんに「すいません、熱冷ましありますか?」と尋ねても「あ、それ神様の熱だから」と、やはり取り合ってもらえず。
「この島全員ダメだ!こいつら全員ダメだ!」と思ってしまったそう。
「神様のパワーを身体の中に溜めたっていう感じですよね」との片山淳子の鋭い指摘に「そう!なんでわかるんですか?おばあと同じこと言ってる!おばあですか?」と動揺する大宮さん。
片山「おばあです」
北野「基本おばあですから」
大宮「マジ怖~い!」
片山「久高島行けるかな?私も。渡れるかしら!」
大宮「かわいい声のおばあって感じです」
眠りを誘う青い絵
この話には衝撃の後日談があるそうで。
高熱が出た状態のまま、久高島の海の絵(「青と珊瑚の海」)を描いた大宮さん。
大阪の美術館にその絵を展示したところ、その絵を見た人が寝てしまうというとんでもない現象が起こったといいます。
「美術館の人から電話かかってきて。『あのー、エリーさんの描かれた青い絵の前で人がバタバタ倒れて寝てるんですけど。これは作家としては寝かしておいた方がいいんですか?それとも起こした方がいいんでしょうか?』つって。『作家としては寝かしとく方向でお願いします』って言って」
「すっごい、私も見たい!その絵を」という片山に「あっ!今日持ってきたよ。そんな話になると思わなかったけど、たまたま北野さんに渡そう思って」と大宮さん。
「この絵がすごい気になってて」という北野。
絵のパワーがこの話を引き寄せたのかもしれません。
高熱が出た状態のまま、久高島の海の絵(「青と珊瑚の海」)を描いた大宮さん。
大阪の美術館にその絵を展示したところ、その絵を見た人が寝てしまうというとんでもない現象が起こったといいます。
「美術館の人から電話かかってきて。『あのー、エリーさんの描かれた青い絵の前で人がバタバタ倒れて寝てるんですけど。これは作家としては寝かしておいた方がいいんですか?それとも起こした方がいいんでしょうか?』つって。『作家としては寝かしとく方向でお願いします』って言って」
「すっごい、私も見たい!その絵を」という片山に「あっ!今日持ってきたよ。そんな話になると思わなかったけど、たまたま北野さんに渡そう思って」と大宮さん。
「この絵がすごい気になってて」という北野。
絵のパワーがこの話を引き寄せたのかもしれません。
絵を描いて熱が下がった!
絵を見て「へーすごい!」「うわーキレイ!」と感激する北野と片山。
大宮「クラゲとサンゴなんだけど、ここに文字書いちゃってるの!これ覚えてないの!お客さんが『何か文字が書かれてた』つって」
北野「"内なる"って書いてますよ」
大宮「そう、怖いでしょ怖いでしょ」
北野「これは、神ですね。でも今、一瞬眠たなりますけど」
思わず眠りの世界へと誘われそうになった北野。
片山「目の前にすると多分吸い込まれるような。ふわーっと」
北野「そう、力があると思いますよ」
おばあに「熱で辛い」と訴えたところ、「絵描いたら治る。エネルギー出したら治る」」と言われたという大宮さん。
「そんなことあるかいな?と思ったんですけど。熱下がったんですよ、ホンマに」
北野「大宮エリーさんの不思議な不思議な体験。非常に面白いですからね」
片山「エリーさん今ここにいるのが不思議なくらいですよね。いろいろピンチを切り抜け…」
大宮「そういうことですね、よかった名古屋来れて」
たくさんの不思議な体験・おもしろい経験をくぐり抜けてきた大宮エリーさんの、興味深いお話でした。
『なんでこうなるのッ?! 』大宮エリー著 毎日新聞出版 1,300円+税
(minto)
大宮「クラゲとサンゴなんだけど、ここに文字書いちゃってるの!これ覚えてないの!お客さんが『何か文字が書かれてた』つって」
北野「"内なる"って書いてますよ」
大宮「そう、怖いでしょ怖いでしょ」
北野「これは、神ですね。でも今、一瞬眠たなりますけど」
思わず眠りの世界へと誘われそうになった北野。
片山「目の前にすると多分吸い込まれるような。ふわーっと」
北野「そう、力があると思いますよ」
おばあに「熱で辛い」と訴えたところ、「絵描いたら治る。エネルギー出したら治る」」と言われたという大宮さん。
「そんなことあるかいな?と思ったんですけど。熱下がったんですよ、ホンマに」
北野「大宮エリーさんの不思議な不思議な体験。非常に面白いですからね」
片山「エリーさん今ここにいるのが不思議なくらいですよね。いろいろピンチを切り抜け…」
大宮「そういうことですね、よかった名古屋来れて」
たくさんの不思議な体験・おもしろい経験をくぐり抜けてきた大宮エリーさんの、興味深いお話でした。
『なんでこうなるのッ?! 』大宮エリー著 毎日新聞出版 1,300円+税
(minto)
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