北野誠のズバリ

バブルが再来しても恥ずかしいものは恥ずかしい。

1月30日放送の『北野誠のズバリ』では、「バブルの頃は良かった"は幻想?」というテーマでトークが繰り広げられました。

平野ノラさんのブレイクや、荻野目洋子さんの「ダンシングヒーロー」のリバイバルヒットなど、昨年はバブル経済の時代が注目されました。

現在50代の人から「あの頃はすごかった」と聞いた方もいるのではないでしょうか。

そこで、バブルを知らない火曜アシスタント・佐藤実絵子と、事故物件住みます芸人・松原タニシが、バブル期を知る北野から当時の話を聞く展開となりました。
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日本全体がはしゃいでいた

日本経済のバブル期というと、だいたい1985~92年頃を指しますが、30代以下の人にとってはあまりピンと来ないようです。

北野「僕らより下の世代、今の50代前後がバブル(の恩恵を預かってた)。テレビ・ラジオ業界は景気良かったですよ。あと不動産業界とか。新幹線でもグリーン車の方から先に売れましたからね」

佐藤「この前グアムロケは休みがなかったんですけど、バブルの頃は一日余分にスケジュールを取って、スタッフさんがゴルフに行く(という話を聞きました)」

松原「そこの経費も余裕で出るっていう」

思い起こしてみると、当時のテレビ番組『風雲!たけし城』(TBS系)や、『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)などは、かなり予算がかかっていたような印象を受けます。

ただ、北野は30代で遊んでいたものの、こんなことは長く続かないだろうと冷めた目で見ていたそうです。

松原「森脇健児さんの家を掃除すると、肩パット入りの服が家に置いてありますよ」(過去記事:「森脇健児の家を出禁扱いになってしまった芸人とは?」参照)

北野「DCブランドの?まだ持ってんの!」

松原「掃除して(働きが)良かった奴に、肩パット入りの服をプレゼントするという。今どうやって着たら良いんだろう?バブルの時の象徴ですよね」

昨年だと流行が一周回って、着てみても良かったのかもしれません。

とにかく恋愛にお金がかかった!

バブル期の文化の中心は若者。当時はとにかくお金を使いまくっていました。

北野「クリスマスに(デートの)アテがなくても、(かなり前から)ホテルを押さえなアカンとか、カルティエの3連リングが異常なほど売れたり。良かったとか悪かったとかいうより、ブームでしたね」

若い人だと極端に給料が良いわけではないのですが、ボーナスが良かったり、後に給料が上がると信じられた頃だったので、貯金などは考えずに使えたのかもしれません。

北野「特定の業界が喜んではったんですけど、テレビ・ラジオ業界はそのおこぼれなんですよ。いろんな企業がカネ余りする。なんか使い道ないか、税金で持って行かれるのもアレやし。それやったらCM打つか、そういう世界やったんですよ」

当時は余ったお金で不動産を買ったり、ゴルフ会員権を買ったりしたような時代でした。

しかしそんな時代は長くは続かず、その後20年以上延々とデフレ時代が続くのは、皆さんも知るところです。

北野「もう一回バブルがやって来ても、もう主役(の世代)やないと思ってしまう」

佐藤「今の若い子は景気が良くても浮かれなさそう」

松原「ネットゲームばっかりやってますよ。ガチャ(スマホゲームへの課金)に使う」

最後に北野は「平野ノラちゃんを見る度に(当時の自分達に対して)『恥ずかしいよなあ』と思うし、森脇の(肩パット入りの)服を見ても恥ずかしいと思う」と締めました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年01月30日13時15分~抜粋

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