「嘘松」(うそまつ)という言葉をご存じですか?
『All About』の記事によると、「嘘松」とは「Twitterなどで見られる嘘・妄想ツイート」のこと。
1/9放送の『北野誠のズバリ』、「蔵出しトピックス」のコーナーで、この「嘘松」について取り上げました。
どういったツイートが「嘘松」に当たるのか、そしてなぜ嘘・妄想のツイートをしてしまう人がいるのでしょうか。
松原タニシ、海原はるか師匠に「一日一ハゲツイート」のすすめ
「ライオン逃げた」の大ウソ
「嘘松っていうのが出てきたんですね」と北野誠。
事故物件芸人・松原タニシも、佐藤実絵子も、ウソのツイートをしている人の存在は知っていたものの、「嘘松」という言葉は初めて聞いたとのこと。
北野「世間に大問題になったツイートとかありますからね」
松原「昔の画像や別の場所の画僧を使って、それがあたかも今起きてるかのように」
熊本地震の際に「熊本の動物園からライオンが逃げ出した」と嘘のツイートをして、ライオンが街をうろついている写真をアップ。
このツイートがリツイートされまくり、大騒ぎとなった一件がありました。
「みんなあんまり考えへんのやな、リツイートする時に」と北野。
ライオンが逃げ出した写真をよく見ると、後ろの街並みがどうみても海外のものだと指摘します。
「脊髄反射的にこれは"好意"なんですよ、これは。みんなに知らせなければ。ええことやってるつもりですからね、リツイートしている人らは」
「特に地震とか災害とかあった時って、そういう役に立ちそうな情報をリツイートしなきゃみたいな風潮が、今あるから」と、Twitterを使用している人たちの行動は"正義感"であると語る佐藤。
「アカウントを変えても、どんどんどんどん嘘ばっかりついている人って、結構いるんですよね」と北野。
中には、有名な「嘘松」さえ存在しているようです。
ちなみに「嘘松」の語源は人気アニメの『おそ松さん』から。
『おそ松さん』に「嘘松」というキャラクターが登場するわけではなく、嘘松をするユーザーにおそ松さんのアイコンを使っている人が多かったこと。
そして話題の「嘘松」をしていたユーザーのアイコンがおそ松さんだったから、とも言われています。
「リツイートの数で自分が"有名になれた感"があるんやと思うんですよ」と、嘘松をする人の気持ちを探る松原。
「"いいね"が多かったら、みんな喜ばはんの?」と素朴な疑問を感じた北野。
これには松原・佐藤ともに「そうですねぇ」と同意、リツイートもやはりうれしいんだそう。
「リツイートをする人も『私のTwitterのアカウントのページでは、こういうセンスのある面白いツイートをリツイートしてますよ』っていうアピールなんですよね。デコレーションなんです」と、Twitter民の深層心理を代弁する松原。
そういった様々な承認欲求につけんだ結果、嘘松が生まれたのではないかと語ります。
はるか師匠のフォロワー増員大作戦
「みんなやっぱり、"いいね"を押してもらってるのがそんだけうれしいねんな」と再確認した北野に、松原がある絶望的な事実を突きつけます。
「全然松竹の芸人さんとかよりもむちゃくちゃリツイート稼いでたり、フォロワーが多い一般の方多いですから。こういう嘘かどうかわかんないですけど、なんかちょっと面白い小話のツイートをすごいしてたりするんですね」
この松原の話に「松竹芸能の芸人に、そんな"いいね"をもらえるような面白話を書けるやつがいるとあんま思わないんで」と、納得してしまう北野。
「残念ながらいないんで。全然負けてるんですよ、松竹の芸人たちは」と追い打ちをかける松原。
「なんかめっちゃ残念な結果になったな、この話」
嘘松の話題をきっかけに、すっかり切ない話に移ってしまいました。
松原「海原はるか師匠が300フォロワーぐらいしかいないはずなんで、確か」
北野「えっ?ホンマ?そんな少ないの!?」
松原「一時期、高校野球の高松商業の米麦(よねばく)君っていうイケメンのキャプテンがいてて、(その)フォロワー数の100分の1やったかな、海原はるか師匠が」
高校球児にはるかに負けてしまっていたはるか師匠。
「ハゲ写真ばっかりツイートしてたら絶対バズると思うんですけどね」
松原から、はるか師匠への起死回生の提案が飛び出しました。
「嘘じゃないですからね、それは。ご自身の頭ですから」
妙に納得です。
佐藤が早速確認したところ、はるか師匠のフォロワー数は317。
「失笑やな、その数。師匠やなくて失笑や」と、ダジャレまで辛らつな北野。
「一日一ハゲ!」
松原のこの絶妙な助言が、はるか師匠の元に届きますように。
(minto)
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