7/24のテーマは「私の疑問」。
リスナーからのおたよりに、パーソナリティの北野誠、月曜アシスタント松岡亜矢子がお答えします。
ITジャーナリストの井上トシユキも月曜ご意見番として参加します。
ところが、 井上がうっかり漏らした迷言から番組は予期せぬ方向へ…。
浪速のITジャーナリスト 井上トシユキは、現代のうっかり八兵衛?
マダムの謎の微笑み
リスナーから届いた「私の疑問」です。
「セダンタイプの高級車に乗っているマダムの運転。セダンタイプは見通しが悪いせいか、車の頭を出しすぎることが多い。その時、しまったという思いからか、お詫びの意味なのか、謎の微笑みの人が多いです。私としては『すみません』と頭下げるところではないかと思いますが」(Aさん)
北野が「高級タイプのセダンに乗っているマダムは、頭を下げることがないんですわ。微笑むだけでだいたい人生乗り切ってこられたんです」と、解説すると、松岡は「あ~あ」と深く納得。
ところが、井上が意外な反応。
「セダンってまだよくわからないんです、どんな車のことなの?」
北野は軽く脱力しながら「セダンは、セダンやな~。4ドアで、基本四角くて、高級タイプはだいたいドア開けたらレザーですわ」と説明。
松岡が「タクシーは、ほぼセダンタイプです」と、いいアシスト。
井上は「わかりました。あれ、セダンじゃね?みたいな」と、52歳にしてセダンを理解してちょっと嬉しそうです。
北野は「そんなに珍しくないから、わざわざ言いません。大丈夫?浪速のITジャーナリスト」
ITジャーナリストの"迷"言誕生
「パソコンはなんであんなに難しい言葉で説明してくるんですか。パソコンを始めた当初は、アイコン-『絵文字と言え』、アクセス許可しますか-『アクセスせな先へ進まない』。わかりにくい言葉並べたくりやがってと、パソコンに突っ込みを入れていました」
この疑問、ITジャーナリストには腕の見せどころです。
「元々パソコン業界の人たちがパソコンどっぷりの人たちしかいなくて、他の人にわかりやすく説明しようという人が少なかったからです。しかもマニュアルを翻訳する人があまりパソコンのことをわからず、英語をそのままカタカナで残した。だからわかりづらい。アーカイブは『アーカイブ』でいいか、とか」
さすがITジャーナリスト、と感心しかけたところ…
北野が「アーカイブって何ですか?」
井上は、「アーカイブは、…お尻がああ痒いぶー」
この井上の答えに、二人はざわつきます。
松岡「いやいやいや」
北野「出たよ、どうする?どうする?」
松岡「セダン知らんかったのに」
北野「アーカイブをお尻がああ痒いぶ、言うてる奴を使いたいか。明日の会議で一度話し合わないかんな」
「明日の会議」とは、毎週火曜日に全ディレクターが揃って行う『ズバリ』の企画会議のこと。これは長引きそうです。
うっかりトシユキ?
「『水戸黄門』を観ての疑問。うっかり八兵衛って何のためにいるんですか?」
北野は「これ大事、うっかりするためにいる!」と、即答。
アリの論理と一緒だと言います。2割のアリがめっちゃ働いて、6割のアリが普通で、2割が全く働かない。めっちゃ働く2割のアリばかり100匹集めても、やっぱり2割は働かないようになる、というものです。
「役に立たない奴がいないと会社はあかん。『水戸黄門』も、うっかり八兵衛がうっかりするから、いろんなことが見つかるわけです」
北野が説明したその時、井上があることに気づきます。
「このメール、『(うっかり八兵衛は)まるで井上トシユキと同じじゃないですか』って。呼び捨てやないですか!」とお怒りの様子。
えっ、そこ?
北野は「お尻がああ痒いぶ、言ってる奴が『さんづけ』でよばれるか?」
井上は「それは呼ばれたいですよ」と抵抗するも、
松岡に「控えおろう」
北野にも「お前がちゃんと答えんからや」と言われ、結局、"迷"言を最後まで許してもらえませんでした。
ちなみに、アーカイブとは「複数のファイルを一つにまとめること。書庫ともいう」(『日本大百科全書』より)
(みず)
関連記事