福島県出身の50代の女性が、トマトにどっさり砂糖をかけた写真をFacebookに投稿したところ、「信じられない」「あり得ない」という否定的な意見の一方で、「懐かしい」「祖母を思い出す」と同意する意見もあり、ネット上で賛否両論の意見が巻き起こっています。
トマトには塩派?砂糖派?
この記事に対し、北野はまずジェネレーションギャップを感じたと言った後、「まず、トマトって存在が何かってことなんですよ」と、何やら哲学的な入り方をしました。
ほとんどの方が「トマトは野菜」と答えそうですが、場合によってはその食べ方から、フルーツの部類と考えている人もいるのではないか、と考察します。
北野が少年時代だった夏は、井戸で冷やしたスイカとトマトを3時のおやつに食べることもあり、そこでトマトにかけるものとして、塩派と砂糖派に分かれたと言います。
今だとさらにマヨネーズ派というのもありそうですが…。
そこで、アシスタントの佐藤実絵子と火曜レギュラーの松原タニシが共に「普通、塩でしょう」と答えますが、北野は「2人にとってトマト=甘いものが前提だから、塩が当たり前だと思っている」と主張します。
自分が小さい頃はトマトは青臭く塩っぽい物だったので、砂糖をかけて甘くしている人もいたのだ、と言いました。
野菜のレベルが格段に上がった!
さらに北野は重曹を皿にあけて、夏みかんをちょんちょんと付けて食べていたとも語り、佐藤も松原も初めて聞いた食べ方だとのリアクション。
酸っぱさが中和されて、食べやすくなるという昔ながらの工夫です。
もしかしたら、今の若い人にはまず、重曹自体について説明をしなければならないかもしれませんが…。
また「昔は小学校低学年の子が、焼いてしょうゆをかけたトウモロコシをかじったら、乳歯が折れたりする場合もあった」とも語りましたが、今のトウモロコシは柔らかくて甘みが増しており、歯が折れる心配はなさそうです。
今やいろんな野菜で甘くなった品種が増えてきており、糖度8度以上の甘みを持つトマトを「フルーツトマト」と呼ぶほど、甘さを売りにしているものもあります。
さらに野菜だけはなく果物も甘みが増してきており、イチゴに練乳を付けたり、スイカに塩をかける人も少なくなってきたように思われます。
最後に北野は「昔は甘い物に飢えてたから、砂糖をかけて食べていたのではないか」とまとめました。
今やあらゆるジャンルのスイーツが潤沢に揃っているため、今はわざわざ野菜に砂糖をかけて食べる必要もないのかもしれません。
今は野菜そのものの質が上がっているので、何も付けずにそのまま食べてもおいしいものが増えました。品種改良の努力のおかげですね。
また、世代の異なる人に小さい頃の野菜の食べ方について聞くと、意外な発見があるかもしれません。
(岡本)