気持ちよく晴れ渡った名古屋。
「七夕で快晴って、なかなかないような気がしますよね?今日は星も観れそうや」と、珍しくさわやかな北野誠のトークで話題で始まった7/7の放送です。
このまま、清々しいトークが進行するか?と思いきや、そうは問屋が卸さないのが『北野誠のズバリ』。
そんな七夕の日のメッセージテーマは「私は言いたい」です。
北野誠が「絵馬」に惹かれてしまう理由
人間の闇「縁切り絵馬」
北野の趣味は、いろいろな神社で絵馬を見ること。
絵馬の写真を撮っては、不審人物のように思われているんだそうです。
今まで見た中で、北野が「これはすげぇ怖い」と思ったのは、縁切り神社として有名な安井金毘羅宮(京都市)の絵馬。
ここの絵馬は「超強烈」だったと言います。
とある絵馬には「どこそこの店のフィリピン人に家の旦那がハマりました。あのフィリピン人も本国に帰っていただきたい」と、そのフィリピーナの名前までキレイに書いてあったんだそう。
最近の絵馬は「なるべく事細かに書きましょう。さもないと神様がわかってくれませんよ」とされていて、住所なども事細かに書いてあるんだとか。
「個人情報保護法などどこにもないがな」とつぶやく北野。
縁切り神社は、絵馬を通して人間のダークサイドを数多く垣間見られる場所であるようです。
逃げる母、追う父、泣く姉
「一番心を痛める絵馬って何かわかります?」と、金曜アシスタントの片山淳子に問いかける北野。
その答えは、小学校低学年のこどもの「パパとママがいつまでも仲良く暮らせますように」という絵馬なんだそう。
「胸痛い、反省や」と、片山もたまらない様子。
北野が宿泊しているホテルのフロント前にも短冊が飾ってあり、そこにやはり「パパとママが仲良く暮らせますように」の願いごとが書かれてあったんだとか。
「たぶんやけど、仲良くないってことやな。現状が」と推察する北野。
普通であれば、お正月の絵馬や七夕の願い事は「成績が上がりますように」「アイドルになれますように」「ジャニーズの〇〇君と結婚できますように」といった、脳天気でかわいいものだろうと言います。
しかし「パパとママが仲良く」という、小さいこどもの健気な願いを見た瞬間に「もう、オッオウ」と、切ない気持ちになってしまうという北野。
片山も「私もこどもの頃、お父さんとお母さんに冷たい空気が流れると、すっごいドキドキするんですよ。悲しーくなって、ちょっと夜寝られなくなった思い出があるので」と、こどもの繊細な気持ちに寄り添います。
この話で北野が思い出したのは、幼い頃の強烈な思い出でした。
「おかあちゃんが一番ちっちゃかった俺を背負って『死んだる!』言うて走る。親父が『待てー!』と追いかけてくる。姉ちゃんが泣きながら『待ってー!』と追いかけてくる映像って、俺覚えてるぞ」
あまりの壮絶な光景に「うわぁ…」と思わず言葉を失う片山。
さすがは数多くの修羅場をくぐってきた男、北野誠。幼い頃からすでにその片鱗を見せていました。
伊勢志摩でDカップ祈願
去年の秋「伊勢志摩ウォーク」で10キロのウォーキングに挑戦した北野。
途中、太平洋が一望できるものすごく景色の綺麗な高台に、貝殻の絵馬を見つけたんだそう。
「貝殻の絵馬もシャレてるな」といろいろ見ていると、とある驚愕の絵馬を発見したといいます。
それがまさかの
「Dカップにさせてくれ」
の絵馬。
「多分Aカップやってんやろなー。ええー!?わざわざこんなところで貝殻に」と、北野も苦笑いするしかありません。
「貝殻に行くより、いい下着屋さんに行こう!下着で変わるよー!」と、女性目線でごもっともな意見を述べる片山です。
六甲の谷底へ沈んだタニシの絵馬
一方、ズバリ火曜レギュラーの松原タニシ。
言わずと知れた「事故物件芸人」、そして最近では「ラジチューバー」の異名も持つ、人気赤丸急上昇中の彼にも絵馬にまつわる悲しい話がありました。
六甲のとある神社で「全国ネットのタレントになれますように」と書こうとしていた松原。
まさにその瞬間、突風が吹いてその絵馬が六甲の谷底に吸い込まれていったんだとか。
なんとも暗示的な出来事…いえ、現在の彼の活躍を見れば、絵馬の呪縛はすでに解かれたといっても過言ではないでしょう。
様々な人生模様をのぞくことができる絵馬。
「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、絵馬からその人の生きざまを想像するのは大変に興味深いことのようです。
(minto)
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