CBCラジオ『北野誠のズバリ』月曜ご意見番として出演しているのが、ITジャーナリストの井上トシユキ。
『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』(文藝春秋)でデビューした井上は、主にITに関する知識を披露したり、世の独身中年男の悲哀を代弁したりと、番組には欠かせない存在。
そんな井上が、7/2に松本人志さんのテレビ番組『ワイドナショー』(フジテレビ)に「浪速のITジャーナリスト」の肩書で登場しました。
翌日の『ズバリ』冒頭では、『ワイドナショー』での模様を北野誠にいじられまくります。
いじり倒される「浪速のITジャーナリスト」井上トシユキ
いじりにいけるITジャーナリスト誕生!
「呼んでもらってよかったじゃないですか、ただただ小バカにされるために呼んでもらってる」と、北野は嬉しそうに話し始めます。
テレビ番組での井上は「体内に埋め込むマイクロチップ」について、説明するという役割。
ところが、いきなりMCの東野幸治さんに、半笑いで「浪速のITジャーナリスト」と紹介され、松本さんには「大阪弁でITが詳しい言われてもー」と、話す前から胡散臭がられます。
「会いに行けるアイドルみたいに、いじりにいけるITジャーナリストです」と、北野に返す井上。
自虐ではなく、いじられた手応えがが十分だったのでしょう。
「浪速の」はキダ先生以来、関西の勲章
北野は追及の手を緩めません。
普段は「ITジャーナリスト」と自称する井上トシユキ。
「勝手に『浪速の』って付けられて。『浪速の』といえば、モーツアルトとITジャーナリストくらいです」
「浪速のモーツアルト」といえばキダタロー先生。同じキャッチフレーズが頭につくから、キダ先生並みの貫禄です。
「浪速のロッキー」と言えば赤井英和さん。
「浪速のエリカ様」と言えば上西小百合議員。
「浪速の」がつくと親しみやすさは増す気がしますが、ちょっとした三流感も香ります。
胡散臭さが漂う大阪弁
テレビ番組で井上は、チップのことを聞かれても「比較的快適ぽい」という、ふわっとしたコメント。
ヒロミさんから「ITジャーナリストなんだからチップを埋め込みに行けば?」とけしかけられても、「52歳なんで、若い奴がやった方が…」とあからさまに尻込み。
「ものすごく不確定なことを大阪弁で言うてるから、もっと胡散臭さが増すという」と北野は解説。
松本さんも東野さんも、そこにそそられるようで、実にイキイキと井上をいじり倒していました。
次は洛中ITジャーナリスト!
今後まだまだ『ワイドナショー』に出られると予想する北野。井上のキャラ展開まで考えます。
「これから小出しに、『浪速の』言うてますけど、実は私、京都生まれの洛中の、貴族的なところがあるんですよという、お公家チックになった方がいい。途中からキャラ変えて」
井上も「尼崎の松本さんとはちょっと違います」と乗っかります。
「『お前、何言うてんアホー!』と、東野に突っ込まれて、めげずに『洛中言葉でしゃべらせてもらいます』みたいなことを言う、うさん臭い洛中ITジャーナリスト」
北野はいじりながらも「50超えて、生きるところが見つかった、よかった」と、井上が世に出ることを喜んでいるようです。
テレビ番組では、一生懸命打ち合わせしたことの10分の1程度しか情報を出すことができず、ほぼ胡散臭いキャラで終わってしまいました。
そんな状況をも、井上は「ITジャーナリスト扱いでなく、後輩芸人扱いでしたからね」と受け入れます。
業界内視聴率も良さそうなので、今度は豊富な知識を披露できるチャンスも来るはず。リスナーは応援していますよ。
(みず)
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