ドラ魂キング

中日OB・中村武志が語る昭和と令和の寮生活の違い

1月13日、中日OBで韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める中村武志さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

先週、中日ドラゴンズのルーキーが入寮したとの報道がありましたが、中村さんのルーキー時代はどんな入寮だったのでしょうか?

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中村武志がいない

「武志さんは成人式、出席しましたか?球団や先輩たちからお祝いしてもらいましたか?」(Aさん)

中村「それを聞く?(笑)」

なぜか逆に問いかける中村さん。

中村「結論から言います。出席できませんでした」

今と違って、新人は1月5日ぐらいから練習開始。二十歳を迎える選手は全員集まって新聞社の取材を受けたそうです。しかし中村さんは…。

中村「ただ朝起きれなかったんですよね。寮でずっと寝てしまってたんですよ」

翌日の中日スポーツの一面は二十歳を迎えるドラゴンズ選手たちだったのですが、中村さんは不在。

中村「まあ来年やればいいかなと思ってたんです」

成人式は二十歳の時にやるものです。

初めての合同自主トレ

「星野仙一さんに、『大人になったんだから頑張れ』などと励ましの言葉は言われましたか?」(Bさん)

中村「想像してくださいよ。人生励まされたこと、ひとつもありませんよ(笑)」

ひとことで終わってしまいました。続けて新人の時の合同自主トレの様子を聞きました。

中村「派手目なジャージを着せられて、なんでも先頭に立って、言われるままにやってましたね」

ルーキーたちは、覚えてもらうために名前と背番号を書いたゼッケンをつけてやっていたそうです。

先輩方は自前のジャージ。ルーキーは支給品で、当時はデザインはまるでなく原色の青。

中村「いま見ると『オイ何着てるの?』って感じ。しかもサイズがピチピチだったんですよ」

初めてプロの選手に混じってトレーニングした感想は?

中村「いちファンとして見てました。ドラゴンズの選手たちと一緒にやってるのが不思議で仕方なかったですね。こういう人たちが今からライバルになるなんて考えは全くなかったです」

京都から来た布団

中村「挨拶もしっかりできるし、モジモジしてなくてシャキッとしてるし、今のルーキー君たちは堂々としてますよね」

京都から名古屋に来た中村さんは言葉の違いもあり、選手同士で打ち解けるまで時間がかかったんだとか。

今年のドラゴンズは8人の新人が入寮。ドラフト1位の金丸夢斗投手はくまのプーさんのぬいぐるみを持参していました。

「中村さんは入寮の際に何か特別なものを持って行きましたか?」(Cさん)

中村「それを聞く?」

また逆に問いかける中村さん。

中村「たぶん僕だけですよ。布団セットを持って行ったのは」

敷布団、掛布団、毛布など全部がパッケージしてあるものを、京都から家族が持って来てくれたそうです。

中村「あれもこれも要るだろうと大変な荷物になって、みんなにドン引きされたというか、笑われたというか。まあまあ有名な話ですよ」

初めての失敗

中村さん、当時の寮について語りました。6畳ほどの部屋に布団を収納する押し入れがあるだけで、エアコンやベッド、テレビなどはなく、必要な人は購入していたんだそうです。

中村「初めて入れたのクーラーですよね。あれ買った時にいつまでたっても涼しくならない」

窓用エアコンは外に空気を逃すために使用中は窓を開ける必要があります。中村さんは窓を閉め切ったまま作動させていたため、同じ空気が部屋の中で循環してただけ。

中村「メーカーさんに言ったら、『開けといてください』で終わったんですよ」

中村さんのルーキー時代の野球以外の失敗談でした。

最後に井上ドラゴンズの初年度に期待することを聞きました。

中村「監督が1つ2つ気合いをガッと入れてくると思うので、今年は楽しい野球を見せてくれそうな気がします」

入寮の時からすでにネタのようなエピソードを持っていた中村武志さんでした。 
(尾関)
 
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2025年01月13日17時17分~抜粋

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