韓国プロ野球チームの起亜タイガースでバッテリーコーチを務めることになった、中日ドラゴンズOBの中村武志さんが、2月5日『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に、キャンプ地であるオーストラリアから電話で出演しました。
ドラゴンズのキャンプ情報はネットで知るしかないという中村さんですが、これまでのキャリアから、キャンプで注目すべきところを教示します。
聞き手はダイノジの大谷ノブ彦と加藤里奈です。
専属通訳はいる?
いきなり「ニーハオ」とボケから入った中村さん。起亜タイガースのキャンプ地・オーストラリアの気温は30℃を超えているものの、湿度が低いために過ごしやすいそうです。
韓国プロ野球チームのコーチになってオーストラリアに行っている中村さんにリスナーも興味津々。こんな質問が寄せられていました。
「中村さんには、大谷翔平選手の水原一平さん的な通訳の方はいらっしゃるのでしょうか?」(Aさん)
中村「いますよ。ただ野球経験者じゃないので、こと野球の通訳になると、戸惑いはありますね」
通訳は韓国の人で、日常生活に関しては朝から晩まで付きっきりでやってくれるそうです。
あの人みたいなカンガルー
「コアラは抱っこしましたか?」(Bさん)
中村「コアラよりカンガルーですね。カンガルーはその辺にいます」
奈良公園の鹿のような状態でカンガルーがいるそうです。しかし鹿ほど穏やかではなく、近寄るとウーッと言うんだとか。大谷曰くカンガルーは武闘派。
中村「大きいのも小さいのもいるから、大きいのに行くとグオーッてファイティングポーズ取られるんですよ」
大谷「星野仙一さん的なカンガルーもいるんですね」
中村「ちょっと思い出しましたね(笑)。戦ったらどっちが強いのかなと思うぐらいですよ」
今年のキーマン
「ドラゴンズのキャンプについて気になった選手は誰ですか?」(Cさん)
中村「ネットだけ見ると中田翔さん一色ですね。いずれにしても今年のキーマンで間違いないので、怪我なく1年間やって欲しいと思います」
大谷「今の感じだと割とみんな良くて、競争の状態になってますよね」
中村「流石にこの時期、ダメだったらマズイっすもん」
第1クール、第2クールは体力強化がメイン。怪我なく過ごせばいいそうです。
大谷「第1クールで怪我人はいなかったしね。良かったですね」
キャンプの楽しみ方
ファンとしては最初から最後までキャンプの模様を見たいものの、なかなかそうもいきません。そんな限られた時間しか見られないリスナーに、中村さんがキャンプの楽しみ方を伝授します。
まずキャンプは第1クールから第4クールまで、クール毎のメニューが違うそうです。
中村「第1クールで見た選手を第3クールを見ると、第1クールは何だったんだ?というぐらいの驚きがあると思いますよ」
選手それぞれ調整する日程に違いはあるそうですが、クールを経るほどに、選手の状態はびっくりするほど上がっていくそうです。
そのためキャンプは少なくとも2回以上見ると、選手の仕上がりの違いが楽しめるとか。
ストレッチ、昔と今
なぜか股関節ストレッチにハマっているという大谷が、中村さんに「股関節のストレッチ」について質問しました。
大谷「筋肉をいっぱいつけても、身体が柔らかければ故障しづらいって聞いたんですけど、武志さんの時には、身体の柔らかさって意識しました?」
中村「僕の時代はそんなに堅い人がいなかったです。みんな柔らかかったですね」
中村さんが現役の頃は、特に身体の柔らかさを意識することもなく、ストレッチも重視されなかったとか。しかし最近の選手はストレッチには時間をかけるそうです。
中村「今の選手は球場に来る時間がヤバいっすよ。10時に練習開始だったら、みんな8時ぐらいに来てやってますから。見えないところでしっかりやってます」
大谷「オーストラリアで何食ったか来週教えてください(笑)」
いつの間にか興味が股関節ストレッチから食へと移っている大谷でした。
(尾関)
ドラ魂キング
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2024年02月05日17時18分~抜粋