ドラ魂キング

中日OB・中村武志が推薦!秋季キャンプで取り入れるべき昭和の練習とは?

10月3日、ドラゴンズは本拠地バンテリンドームで巨人を迎えての最終戦に臨みました。
結果は1-3で巨人に敗れ、4日のヤクルト-阪神戦まで最終順位は保留となっています。

2日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、中日OBの野球解説者・中村武志さんとダイノジの大谷ノブ彦が来期に向けての秋季キャンプについて語りました。

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選手自身が変わらなきゃ

仲地投手、根尾投手の登場に梅津投手の復活。安心の投手陣を揃えながら、なかなか勝つことができなかったドラゴンズ。 

今季はエラーはつきものだとしても勝敗に結びつく失策も目立ち、ここ一番の時には勝敗に結びつくタイムリーが出ませんでした。 

中村さん曰く「ピンチとチャンスに弱い」問題は、ここ10年間続いており、その原因も決まっているんだそうです。 

それは監督、コーチの問題ではなく「選手たち自身がメンタルを変える必要がある」とか。中村さんが現役時代の秋季キャンプで取り組んだ練習について話します。 

昭和の秋季キャンプ

中村さんの現役時代の秋季キャンプではどんなことが行なわれたのでしょう?

中村「みんなでお寺に行って修行するとか。沖縄のお墓でずっと1時間、真っ暗なところで何か考えろとかね」 

大谷「ちょっと待って!(爆笑)沖縄のお墓で?」 

中村「お墓大きいんですよ。野犬がワンワン吠える中、考えろって」 

大谷のツボに入り、笑いが止まりません。 

中村「それとか砂浜に向かって大声出せとかね。バットも持たなきゃボールも持たない。そういうことを秋季キャンプでやってました」 

自分が思っていることを声に出したそうですが、ちなみに中村さんが叫んだ言葉は「バカ野郎!」と「俺が悪いのか?」。 

中村「今じゃもうあり得ないですけど。昔は理不尽な練習が多かったんです。そもそも練習じゃないですよね」 

大谷「非科学的な練習だ」 

若手とのズレ

中村「でもね、やってみると満足感はないけど、なんか自分が変われますよ」 

大谷「これ、不思議ですよね。この話って結局ズレるんですよ」 

中村さん自身は変われたと思ったので、今の若手に勧めたいとのこと。

しかし、非科学的で何の感覚も味わえず、中村さん世代と若手に共感が生まれず心が通いません。「逆に若手とのズレが顕著になる」と指摘する大谷。 

大谷「ハッキリ言って、今のベンチって、そういう要素が見て取れると思うんです」 

中村「立浪監督になって練習はやってます。でも結果が出ない。ということは、もうお墓とお寺ですよ」 

大谷「それじゃあヘッドコーチに呼ばれねえぞ(笑)」 

コーチ入りを目指す中村さんに、思わずつっこむ大谷でした。 

立浪監督は何を叫んだ?

「立浪監督も、中村さんと一緒に経験して、非科学的なことはやっても無駄だとわかってるはず」と主張する大谷に対し…。

中村「でも、監督はすごくやる気なかった。海に向かって声出してなかった。特別免除されてた」 

この特別待遇、高卒新人で開幕スタメン、開幕安打も記録している立浪監督だけあります。
一番声を出していた中村さんの当時の気持ちは?

中村「スッとしたのか、スッとしたふりをしたのか」 

なぜか話している間に曖昧になってしまいました。 

中村「ただひとつ言えることは、こんなことどうかなあ?ということでも、俺は絶対やった方がいいと思う。プロですから精神的、考え方が大切ですよ。ちょっと今日、俺、声大きいね」 

大谷「もしかしたら自分の中で海が見えてる?」 

プロ野球選手の条件

話題は根尾投手へ移ります。
根尾投手の登板の時に、解説の仕事で球場にいた中村さんによれば、ベンチも球場も普段とは雰囲気が違ったそうです。 

中村「根尾昂ってそんな雰囲気持ってるよ。これはプロ野球選手の条件のひとつですわ。言葉で言えないけど根尾オーラが出てる。これは限られた人しかない。俺には全くない」 

大谷「根尾君が100だとしたら?中村さんは」 

中村「ゼロ!」 

即答した中村さんに驚く大谷でした。 

なぜボケる

中村「技術的なことは関係なく、根尾君には、みんなを引き付ける力があるでしょ」 

大谷もそれを実感しているようです。『中日スポーツ』の売れ行きが根尾投手の記事がある時と、ない時で全然違うそうです。
また大谷の友人は、ドラゴンズファンでもないのに、根尾投手が投げる時だけ連絡してくるんだとか。 

中村「野球知らない人も根尾昂は知ってるんですもん。中尾彬さんじゃないですよ?」 

大谷「知ってますよ。思いついたら口に出していいコーナーじゃないんだから」 

話題の核心に来た時にも、ついついひとボケ入れてしまう中村さんに、苦言を呈する大谷。

オーラを感じた選手

実は中村さん、根尾投手に感じたオーラを、現役時代の立浪監督にも感じていたそうです。 

中村「これ、ゴマすってないですよ。身体は小さかったけど、歩き方や背中からビーム出てた」 

その次にオーラを感じたのは川上憲伸さんだったそうです。 

中村「あれは体中が燃えてたね。憲伸はドスン、ドスンって音がしそうな歩き方してて、すごく生意気に見えたんですよ。違ったオーラがありましたね」 

大谷によると、プロ野球系の動画で、立浪監督と根尾投手を取り上げると、破格に数字が跳ね上がるんだそうです。 

大谷「理屈じゃないスター性っていうのがあるんやなあと思いますね」 

最後にリスナーから中村さんへの質問。 

「中村武志さんはこの秋にコーチに呼ばれて、ラジオへの出演ができなくなるなんて話はありませんか?」(Aさん) 

大谷「ないです」 

中村「とりあえず臨時コーチからどうですか?」 

大谷「臨時コーチしても海に行かせるでしょう?墓に行かせるでしょう?」 

中村武志さんいじりの好きな大谷ノブ彦、愛をこめて否定しました。 
(尾関) 
 
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2023年10月02日17時04分~抜粋

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