ドラ魂キング

吉見一起が教える、とにかくピッチャーが欲しがる物

3月30日、元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の吉見一起さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

前評判の高いドラゴンズ投手陣についてリスナーの質問を交えて解説していきます。

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ロドリゲス不在はチャンス?

まずは中日ファンのみならず日本のプロ野球ファンが気になっている、ジャリエル・ロドリゲス投手の亡命報道についてです。

「解説者の皆さんはもちろん、ロドリゲス投手が今シーズン、ドラゴンズで活躍するという前提で順位予想をしてましたよね?
ロドリゲス投手がこのままドラゴンズに戻ってこないとなると、どうなるのでしょう?」(Aさん)

吉見「ロドリゲス投手がいる前提で順位予想してましたからね。8回の穴はすごく大きいと思います。もう、どうしようもないじゃないですか」

ちなみに吉見さんの順位予想によれば、ドラゴンズは2位です。

吉見「そこの枠が間違いなく一つ空くので、中継ぎを狙っている投手はチャンスと思ってるはずですよ。みんなに可能性はあると思います」

頑張れの一言

「勝野(昌慶)投手も中継ぎで花開きそうです。たぶん日本人投手で埋めると思うんですが、頑張って欲しいとしか言えないですね」

ロドリゲス投手の穴埋めには誰がなっても「ロドリゲス」という看板には負けるという吉見さん。
バッターからすれば、ロドリゲスが来ると打てないかも、というイメージがついているんだとか。

それでも他球団に暮部て、ピッチャーのレベルが高いドラゴンズ。それぞれのピッチャーが競争しながら埋めることを期待する吉見さんでした。

吉見「今まで勝ちゲームで投げられなかったピッチャーが出てくるチャンスもあると思います。山本投手と清水投手は同級生ですよね、二人で切磋琢磨していくと思いますよ」

早急に欲しい物

先発陣は小笠原投手から始まり、涌井投手、柳投手、大野雄大投手、高橋宏斗投手、福谷投手などがいます。先発ローテーションが揃わない球団もある中、ドラゴンズはレベルが高い布陣です。

「名前だけ見るとドラゴンズは、おおっと思いますけど、去年も同じことを言ってた記憶があるんですよね」

スッキリしない吉見さんの意見ですが、ピッチャーはいいスタートを切る切らないとでは、その後の調子が全然変わってくるんだとか。

先発であれば白星を先行したい、中継ぎはいい締め方をしたい…スタートが良ければうまく乗って行けるそうです。
ピッチャー陣は、まず先発ピッチャーに白星が付くことが重要だそうです。

「日本は勝ち星を評価されます。どんな形であれ付くと、スタートしたってなると思うんです。だから早く白をつけて欲しいですね」

投手起用に余裕あり

「先週聞いた話なんですけど、先発ピッチャーは中6日で回さないかもって言ってたんですよ」

日程的に3連戦ではない日もあり、中6日ではなく、もう少し余裕を持った回し方ができるんだとか。ドラゴンズはピッチャー陣に余裕があることも、その理由の一つ。

「そこをうまく回して、柳投手をいずれ火曜日にするという話もあります。柳は勝てそうな投手なので、カードの頭となると大きいですね」

気になるドラフト1位の仲地礼亜投手については?

「4月ぐらいには投げれるかもしれないって(立浪)監督が言ってました、うまく段階を踏んだらあるんじゃないかと思います」

開幕しないとスイッチ入らない

「オープン戦とレギュラーシーズンは違うんです。シーズンはピッチャーが真剣になるんですよ」

実績がある人ほどオープン戦は真剣に投げないとのこと。
実績のあるピッチャーは打者を抑えることよりも、いろんなことを試している方が多いんだとか。

打者でも、特にメジャーを経験している外国人助っ人は、その傾向が強いそうです。オープン戦で打っても金にならないので気合が入らず。シーズンに入った途端に選球眼が良くなったり。

「ドラゴンズの野手の先輩方も『オープン戦はいつもスイッチが入らん』と言ってました。シーズンが始まると勝手にスイッチが入るので、開幕してゼロからのスタートです」
(尾関)
 
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2023年03月30日18時15分~抜粋

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