元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の岩瀬仁紀さんが、1月12日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。
2023年のドラゴンズ投手陣や現役時代のエピソードについて、リスナーの質問に丁寧に答える岩瀬さんでした。
聞き手は高田寛之アナウンサーと三浦優奈です。
岩瀬仁紀が考える2023年のドラゴンズ投手陣&期待の若手
今年こそ一軍で見たい若手
リスナーから岩瀬さんへの質問です。
「ドラゴンズの若手の左投げのピッチャーがたくさんいると思うんですが(橋本侑樹、石森大誠、福島章太、上田洸太朗、垣越健伸など)、岩瀬さんから見て、今シーズン活躍を期待できる投手はいますか?」(Aさん)
岩瀬「石森選手を、去年上(一軍)で見てないので、見たいのはありますよね」
石森選手は、2021年、独立リーグである九州アジアリーグに所属する火の国サラマンダーズに入団。リーグ最多の19セーブをあげ、MVPにも選ばれました。この年のドラフト3位でドラゴンズに入団しています。
2022年の春季キャンプは一軍入りして即戦力と期待されましたが、体調不良と二度のコロナ感染の不運に見舞われました。11月からブルペン投球を行っているようです。
岩瀬「どれぐらい投げれるようになってるのか、気になりますよね」
「ドラゴンズの若手の左投げのピッチャーがたくさんいると思うんですが(橋本侑樹、石森大誠、福島章太、上田洸太朗、垣越健伸など)、岩瀬さんから見て、今シーズン活躍を期待できる投手はいますか?」(Aさん)
岩瀬「石森選手を、去年上(一軍)で見てないので、見たいのはありますよね」
石森選手は、2021年、独立リーグである九州アジアリーグに所属する火の国サラマンダーズに入団。リーグ最多の19セーブをあげ、MVPにも選ばれました。この年のドラフト3位でドラゴンズに入団しています。
2022年の春季キャンプは一軍入りして即戦力と期待されましたが、体調不良と二度のコロナ感染の不運に見舞われました。11月からブルペン投球を行っているようです。
岩瀬「どれぐらい投げれるようになってるのか、気になりますよね」
ガッツある新人に期待
「ドラゴンズの新人入団選手で一番注目している選手は誰ですか?」(Bさん)
岩瀬「僕は田中幹也選手ですね。大病を患ってガッツがものすごくありそうです」
しかし田中選手については、このような疑問があったそうです。
岩瀬「すごくいい選手が取れたと感じましたけど、なぜドラフト6位まで残ってたんだろう?」
高田アナが球団関係者から聞いた情報では、1位で確実に消える選手だという認識だったそうです。
田中選手は、大学3年の時に国指定の難病・潰瘍性大腸炎にかかり、大腸全摘出手術を受けています。そのため各球団は、体調面を懸念して指名を控えたようです。
岩瀬「そこまで引っ張っても獲れたので、すごくラッキーな存在ですよね。守備は亜細亜大学だけあって徹底されていると感じます」
亜細亜大学野球部の練習は日本一厳しいと言われています。それに「アライバコンビ」の井端さんの後輩にも当たるので、守備は安心でしょう。
岩瀬「僕は田中幹也選手ですね。大病を患ってガッツがものすごくありそうです」
しかし田中選手については、このような疑問があったそうです。
岩瀬「すごくいい選手が取れたと感じましたけど、なぜドラフト6位まで残ってたんだろう?」
高田アナが球団関係者から聞いた情報では、1位で確実に消える選手だという認識だったそうです。
田中選手は、大学3年の時に国指定の難病・潰瘍性大腸炎にかかり、大腸全摘出手術を受けています。そのため各球団は、体調面を懸念して指名を控えたようです。
岩瀬「そこまで引っ張っても獲れたので、すごくラッキーな存在ですよね。守備は亜細亜大学だけあって徹底されていると感じます」
亜細亜大学野球部の練習は日本一厳しいと言われています。それに「アライバコンビ」の井端さんの後輩にも当たるので、守備は安心でしょう。
ベテランによる活性化に期待
新しく砂田毅樹投手、涌井秀章投手が入団したドラゴンズ。岩瀬さんはどう見ているのでしょう?
岩瀬「涌井投手がどれだけ残してくれるのかでチームが変わりますからね。普通にやるだけで、他の先発ピッチャーは大変ですよ」
涌井投手は154勝、1909奪三振のベテラン。ただでさえ少ないローテーションの枠が、涌井投手が来たことで埋まってしまい、他の選手の競争が激化します。
岩瀬「開幕からいけるかはコンディションだけですね。普通に投げられるなら、無事にローテーション入りしますからね」
一方の砂田選手については、左が少ないドラゴンズの投手陣の中で、貴重な中継ぎになってくれると期待する岩瀬さんです。
岩瀬「涌井投手がどれだけ残してくれるのかでチームが変わりますからね。普通にやるだけで、他の先発ピッチャーは大変ですよ」
涌井投手は154勝、1909奪三振のベテラン。ただでさえ少ないローテーションの枠が、涌井投手が来たことで埋まってしまい、他の選手の競争が激化します。
岩瀬「開幕からいけるかはコンディションだけですね。普通に投げられるなら、無事にローテーション入りしますからね」
一方の砂田選手については、左が少ないドラゴンズの投手陣の中で、貴重な中継ぎになってくれると期待する岩瀬さんです。
入団当初を振り返る
「岩瀬さんが新人の時に、最初に声をかけてくれた先輩は誰ですか?」(Cさん)
岩瀬「自分から山本(昌)さんに行ったのは覚えてますけど、それはキャンプに入ってからのことなので。最初、遠藤さんとかが声かけてくれたんですよね」
高田「遠藤政隆さん!懐かしいですねえ」
遠藤さんは1993年にドラフト4位でドラゴンズに入団した右投げの投手。2007~2008年はヤクルトに在籍し、その後引退しました。
高田「入った時から、川上憲伸さんと仲良しって印象がありましたけど」
岩瀬「一緒に寮にはいたんですけど、こっちからしたら、川上さんだって感じでした」
高田「岩瀬さんの方が先輩じゃないですか?」
実は岩瀬さんの方が年齢は一つ上ですが、社会人を経ているので、入団したのは川上さんの方が一年先と言う関係です。
ナゴヤ球場に練習に行く時に、車に乗せてもらうようになって仲良くなったそうです。
岩瀬「自分から山本(昌)さんに行ったのは覚えてますけど、それはキャンプに入ってからのことなので。最初、遠藤さんとかが声かけてくれたんですよね」
高田「遠藤政隆さん!懐かしいですねえ」
遠藤さんは1993年にドラフト4位でドラゴンズに入団した右投げの投手。2007~2008年はヤクルトに在籍し、その後引退しました。
高田「入った時から、川上憲伸さんと仲良しって印象がありましたけど」
岩瀬「一緒に寮にはいたんですけど、こっちからしたら、川上さんだって感じでした」
高田「岩瀬さんの方が先輩じゃないですか?」
実は岩瀬さんの方が年齢は一つ上ですが、社会人を経ているので、入団したのは川上さんの方が一年先と言う関係です。
ナゴヤ球場に練習に行く時に、車に乗せてもらうようになって仲良くなったそうです。
1002試合投げられた理由
「岩瀬さんが1002試合も投げられた理由の一つとして、オフ期間にしていた鳥取でのトレーニングは大きかったですか?」(Dさん)
岩瀬「一番大きいですよね。鳥取に行けば大丈夫だというのが僕の中にはありました」
岩瀬さんは、プロ入り後に、鳥取県鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で自主トレをしていました。
毎年のことなので、鳥取に行くとトレーニングができるという感覚が身体の中に入っていたそうです。
岩瀬さんが取り組んだのは、アスリートコーチで神経筋生理学者の小山裕史さんによる「初動負荷理論」を元にしたトレーニング。怪我をしない作り方をしてくれるので、故障の心配もなかったそうです。
岩瀬「行かなきゃできない。だから行ってたんです。行くとスイッチも入りますしね」
現役時代の話から、今年のドラゴンズ投手陣の話まで、淡々と答える岩瀬仁紀さんでした。(尾関)
岩瀬「一番大きいですよね。鳥取に行けば大丈夫だというのが僕の中にはありました」
岩瀬さんは、プロ入り後に、鳥取県鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で自主トレをしていました。
毎年のことなので、鳥取に行くとトレーニングができるという感覚が身体の中に入っていたそうです。
岩瀬さんが取り組んだのは、アスリートコーチで神経筋生理学者の小山裕史さんによる「初動負荷理論」を元にしたトレーニング。怪我をしない作り方をしてくれるので、故障の心配もなかったそうです。
岩瀬「行かなきゃできない。だから行ってたんです。行くとスイッチも入りますしね」
現役時代の話から、今年のドラゴンズ投手陣の話まで、淡々と答える岩瀬仁紀さんでした。(尾関)
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