月曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』は、元中日ドラゴンズ捕手で野球解説者の中村武志さんが、ダイノジの大谷ノブ彦、加藤里奈とドラゴンズについて語ります。
10月17日の放送では、22日から始まる日本シリーズにも触れ、ドラゴンズへの展望を語ります。
お手本はバファローズ?
「大谷さんの言われたようにドラゴンズはオリックスを参考にすべきだと思います。オリックスバファローズは絶対的エース、山本(由伸)投手。絶対的四番打者の吉田(正尚)選手がいます。それ以外突出した選手はいませんが連覇しています」(Aさん)
大谷「つまり、常々中村さんが言っている『守り切る野球』ってことですよね」
中村「守るというより、オリックスは点の取り方が上手いんです。キャッチャー出身の監督なので、ここぞという1点は確実に取りに来ますよね」
大谷「昔の強かった時のドラゴンズに似てる感じですよね」
中村「昔のドラゴンズは、監督が強かったですよね。ある意味」
中村さんの中では「強い=星野監督」。
いろんな思い出が脳裏をよぎるようですが、ここで大谷が言ったのは落合監督時代の、確実に1点を取って死守するという野球でした。
全ては来年から
大谷「今年のドラゴンズは、送りバントを躊躇してたり、打ってみたら裏目に出たり、ちょっと重かったような気がしますもんね」
中村「今年に関しては、立浪監督も一年目なので、知ってるようでわからないとこもたくさんあったと思う。全ては来年です」
オリックスの中嶋聡監督は、一軍監督に就任する前は2年間二軍監督を務めました。
そのため、選手の力だけでなく性格までよく知っているそうです。
それに対して立浪監督はドラゴンズ出身とはいえ、いきなりの一軍監督。
中村さんは来年の采配に期待します。
プロの練習とは何か?
先週ジャイアンツの一軍打撃コーチに就任したデーブこと大久保博元さんの話題に。
「秋のキャンプでは1日3千スイングさせる」と語り、鬼軍曹ぶりを発揮しています。
大谷「これ、怖いなと思って。合う人と合わない人がいるんじゃないかな」
中村「僕らの時代の指導方法ですよね」
中村さんの現役時代は、1日5百回、1千回のスイング流行っていたそうです。
大谷「選手の性格を見て、ひとりひとりメニューは違うのかなって思ったんですけど」
中村「プロだからある程度区別してもいいと思うんです」
例えば「バントを確実に出来る選手はバント練習はしなくていい」など。
しかし、全体的に同じことをやろうとする傾向があるので、無駄な時間もできてしまうと持論を展開する中村さんです。
中村「できないところを徹底的にやるグループと、できるグループはやらなくてもいい。プロ野球の練習はそれでいいと思います」
大谷「『プロって何か?』という話だよね」
日本シリーズの結果予想
最後は22日から始まる日本シリーズの勝敗予想です。
加藤里奈は4勝3敗でオリックスバファローズの優勝、MVPは山本投手か山崎投手。
大谷はヤクルトスワローズが4勝3敗で優勝、MVPは村上選手と予想します。
中村さんがシーズン中は高く評価していたヤクルトの村上選手ですが「日本シリーズでのMVPはない」と言い切ります。
その理由は「敬遠されるから」。オリックスの吉田選手にしても同じだそうです。
日本シリーズでは「4番バッターの前後の選手がキーになる」と指摘します。
そんな中村さんの勝敗予想は、4勝1敗でオリックスバファローズが優勝、MVPはラオウ(杉本裕太郎選手)です。
大谷「4勝1敗はやりすぎじゃないですか?」
中村「僕的に見ると、総合力と雰囲気ではヤクルトの方がものすごく良いチームなんです。でも、勝負ごとになると、やっぱりパ・リーグの覇者じゃないかな」
みなさんはどちらの優勝を予想しますか?
(尾関)
ドラ魂キング
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2022年10月17日17時17分~抜粋