ドラ魂キング

元中日ドラゴンズ・中村武志が提言!来季のカギは「キャンプ」!?

ダイノジの大谷ノブ彦と元中日ドラゴンズ捕手の中村武志さんがドラゴンズについて熱く語る毎週月曜日の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)

10月3日の放送では、今年を振り返り、来年こそ優勝するために必要なことについて大谷と中村さんが語りました。

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ファンは気になるFA宣言

「松葉(貴大)投手がFA宣言しましたけど、ズバリ、ドラゴンズの選手で、今年FA宣言する選手が他に出てくると思いますか?
私はこれ以上、FA宣言する選手が出てこないで欲しいんです」(Aさん)

中村「いろんな考えがありますね。私もFA権取ったことありますけど、今いる球団がどうのこうのじゃなくて、行使してみたいとか他のチームの意見聞きたいとか」

大谷「選手は仕事ですから、能力が発揮できる球団に行くべきです。会社だって終身雇用がなくなってきている。そこはドライに考えないと、みんな気持ちを揺さぶられ過ぎです」

中村「FAは選手が一生懸命やった証。これを行使することで裏切ったという考えはファンの人もやめて欲しいですね」

6月にFA権を取得した高橋周平選手については…

中村「僕の個人的な意見で、今年はしない方がいいと思う。周平ぐらいだと、今の成績に満足してないんじゃないですか?立派な成績を残してからFA宣言した方がいいでしょう」

正捕手になるには

中村さんに対して、このような指摘も。

「実は5か月前にとんでもない大予想をしています。それは木下拓哉選手がコロナ陽性になった時『この離脱は今シーズンのドラゴンズを左右する』とおっしゃってました」(Bさん)

木下拓哉選手が離脱する前の、5月8日までのドラゴンズは17勝14敗で貯金が3。しかし、そこから昨日の最終戦まで49勝61敗でした。

中村「木下に怒られますけど、LINEもあんまり返ってこないのではっきり言います。今年やり切ると、来年はもう一つ上に行けると思うので、まだ正捕手じゃないですね」

これには大谷も同意見の様子。
大谷は、立浪ドラゴンズのチーム状況には石橋康太捕手の方が合っていると見ていました。

中村さんは、さらに木下選手を正捕手と呼べない理由を説明しました。
正捕手になるには3~5年の経験が必要だそうです。

中村「毎年毎年研究もされるしチーム事情も変わってくる。そこがキャッチャーの当たる壁なんです。でもまあ、何だかんだ今年は、木下も頑張ったと思いますよ」

石橋を使うべきだったのか?

疲労が見えたためか、立浪監督は木下選手を二軍に落としたことがありました。
代わりに石橋選手が出場。木下選手が復帰した時は、うまくリフレッシュできたようで調子を上げました。

中村「あのまま石橋使えばよかったですよね。悪くなかったので、なぜ落としたのか。"?"マークが15個ぐらいついたんです」

キャッチャーは、ちょうど1週間が疲れが出てくる時期だそうです。中村さんは、立浪監督に、もう1週間我慢して欲しかったようです。

中村「僕はチームの底上げのために、石橋をもう1週間我慢して使っていれば、来年もっと大きくなると思ったんです。プラス1週間が肝です」

立浪監督の苦悩

中村さんによる2022年ドラゴンズの総括では、序盤はやりたいことがわかる戦い方だったと「100点」をつけました。
しかし途中からは、ズドンと落ちて一気にマイナス。

中村「途中はマイナス80点ですね」

その差180点。

中村「監督の敗戦のコメントとかも、打てないというコメントばかり。原因がわかってる中で勝てなかったのは、ベンチにも責任があるんじゃないかな」

大谷「中盤からは、選手批判のようなのも多かった気もしますよね」

中村「ちょっと監督も迷ってるような。自分の言ったことを、なかなか選手ができない、チームも勝てない。俺は間違ってるのか?と、人間そうなるじゃないですか。それがコメントや試合内容に出てましたね」

バンテリンドームでの勝ち方を

中村「最後の何試合かは良かったです」

「終盤は未来への希望の光が見えた」と大谷も同意します。

来季への課題は打つことですが、改善するにはキャンプが重要のようです。

中村「変えると言ってもね、選手とスタッフをたくさん変えることは無理なので、これからのキャンプで、どうやったら点を取るかを、みんなで反省して考えて欲しいです」

選手が意識することも重要なようです。

中村「立浪監督は選手に『こういう野球をするんだ』ということをわからせないといけないと思うんです」

例えば今季はバントエンドランなどが見られませんでした。
しかし、キャンプでそういう練習を多く取り入れることによって、出来る出来ないではなく「監督はこういうことをやるのか」と選手がわかってくるそうです。

戦力補強としては、ホームランを打てる外国人に期待せず、現在の選手を鍛えることを主張しました。

中村「お金がないならホームランテラスはなし。球場もそのままでいいです。打つことよりも勝つことを考えましょう」

来年バンテリンドームでの勝ち方を確立するかは、キャンプ次第のようです。 
(尾関)
 
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2022年10月03日17時04分~抜粋

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