今年も甲子園を目指す高校球児たちの熱い夏が始まり、続々と出場校が決定しています。高校野球といえば、選手はもちろんですが各校の応援も注目の的です。
7月28日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』。スポーツのトピックをわかりやすく、より身近に感じてもらうためのコーナー「スポコレ」では、三浦優奈が華やかなチアガールの裏事情について語りました。
聞き手は西村俊仁アナウンサーです。
高校野球シーズンだけ「チア」に変身
高校時代、ダンス部に所属していたという三浦。高校にはチアリーディング部がなかったため、三浦は高校野球のシーズンだけ「チアガール」に変身していたのです。
さらに、当時の師匠は「初代チアドラゴンズ」。チアにも当然力を入れていました。
チアガールといえば頭に浮かぶ衣装は、やはりノースリーブにミニスカート。
「常に全身がヒラヒラしてる感じよ!かわいらしい」という西村俊仁アナウンサーに、「ヒラヒラ?そんなヒラヒラしてる?」と反論する三浦。
西村「スカートは特にヒラヒラしてるでしょ!」
三浦「あれはちゃんと中に穿いてますからね!」
西村「わかってるわ!中を見たいと言うとるんではない!」
三浦「中はスカートと同じ色のスパッツを穿いてますからね!」
慌てる西村と、きっちり説明する三浦。
衣装を洗濯できない問題
しかし、あの華やかな衣装には大きな問題点があるようです。生地が分厚くしっかりしているために手洗いができず、洗濯はドライクリーニングのみ。年に数回しか洗えないのです。
衣装が汗でドロドロになってしまうため、三浦の高校では「野球部応援用のダンス部Tシャツ」を用意して、そのTシャツにスカート姿で応援していたそうです。
「それはそれでかわいいな」と、ついついデレつく西村。
現在もそのデザインは続いているため、三浦たちOGはそのTシャツを着て「野球部の応援をしているチアの応援」に行くんだそう。
三浦「そのTシャツを着てると、『この子ダンス部のOGさんね』みたいな」
西村「逆に先輩風吹かせるってことね?」
いいポンポンと簡易ポンポン
そしてチアといえば、忘れてならないのがポンポン。三浦は実はこのポンポンにも、「いいポンポンと簡易ポンポンがあった」と告白します。
この日、三浦がTwitterで披露していた金色のポンポンは「いいポンポン」の方でした。
「いいポンポン」は汗水に弱く、すぐへたってしまうので応援向きではないのです。野球応援の時に使っていた「簡易ポンポン」は、カラーテープをぐるぐる巻きにして作った手製ポンポンでした。
「その手製のポンポンってさ、幼稚園の運動会の時に幼児のみんなが『シャンシャン』やってるやつ?」と思いついた西村。三浦によると、その「シャンシャンやってるやつの大きい版」なんだとか。
甲子園はフル装備で
ここで西村があることに気づきます。
西村「あのさ、ここまでの話の流れを全部聞いて。えっ、優奈さんの高校の野球応援は、やや手抜き?」
三浦「全然違うの!本当に!」
「いい衣装も着たい、いいポンポンも持ちたい。でも先生方の負担が…クリーニング代もかかりますし。ポンポンもね、壊れたらダメっていうので…」と押し通そうとする三浦。
しかし、西村がダメ押しの質問を発してしまいます。
西村「甲子園に行ったらフル装備になるわけ?」
三浦「そうなんです」
地方大会は簡易装備で臨むものの、甲子園ではフル装備という事実が明かされてしまいました。
手抜き…ではない!
西村「『うちの高校、甲子園に行くの当然だから、そんなところで力をさいちゃだめよ』みたいなそういうこと?」
三浦「そうではない…(笑)」
どうやら西村、触れてはいけない核心をついてしまったようです。
西村「やや手抜き?」
三浦「甲子園に行ったらね!それは学校をあげて応援しますので!盛り上がるんですけれども。そうじゃない時に…そう何回もクリーニングできないから…(笑)」
西村「確かにね。先立つものに勝てない部分は確かにある」
苦しげに言い訳をする三浦を、西村はようやく解放してあげました。
野球部の保護者に感謝
「甲子園を決める。野球部員もうれしいけど、スタンドで喜ぶチアの皆さんも、『初めてほんまもんのポンポンを持って、初めてほんまもんの衣装を着て、踊る舞台が来るわ!』」と、結局いじってしまう西村。
これに「…っていう気持ちもありますし」とスルーしつつ、三浦はさりげなく次の話題へ。
三浦「野球部の保護者の皆さんが、アルプススタンドを気遣ってくれるんですよ」
野球部の保護者の方が、チアやブラスバンドに飲み物や氷を配ったりしてくれたといいます。
「いろいろケアしていただいて、今でも感謝してる」と懐かしく振り返った三浦。「応援に行った方は、そういうのも見ていただければと思います」と、まとめた三浦でした。
(minto)
ドラ魂キング
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2022年07月28日16時32分~抜粋