ドラ魂キング

星野仙一監督時代のドラゴンズの賞罰。中村武志がもらった一番高価なものとは?

元中日ドラゴンズ捕手で野球解説者の中村武志さんが、6月6日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に出演。

ダイノジ大谷ノブ彦を相手に、星野仙一監督時代のドラゴンズについて爆笑エピソードを語りました。

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星野監督時代の罰金と賞金

「ドラゴンズOBでもある金村義明さんがラジオ番組で『星野監督の時は罰金と褒美の額がえぐかった。中村武志はしょっちゅうどつかれとったけど、褒美をものすごくもらってた』と言ってました。武志さん、詳しく教えてください」(Aさん)

中村「金額が大きいとか小さいは、ほとんど間違えてるかもわかんない。っていうより金村さんは、罰金も賞金もどっちの対象にも入ったことないです。横で見てただけ」

常に試合に出ているレギュラークラスの選手は賞罰の対象になりやすかったそうです。
また、ジャイアンツ戦でのご褒美は金額がアップされたそうです。

さらにシーズンが進んでくると…。

中村「軌道に乗って優勝争いしてる時は、巨人戦に限らず、例えば普段10万円賞金が出てたら、『この3連戦は倍の20万円いこうか』とかありましたね」

調子のいい選手は、その年の年俸には手を付けないで、賞金だけで食べていけたほとだったとか。

一年通すとプラス

大谷「武志さんは罰金取られるようなことはした?」

中村「罰金の対象になるのは一番多いですよ。ピッチャーがミスしてもバッテリーが罰金ですから」

ピッチャーが打たれても、フォアボールを出しても、バッテリーごと罰金の対象になったんだそうです。

中村「キャッチャーは野手にも属するじゃないですか。野手全体で罰金になるとキャッチャーも属するわけです。一回何かあるとダブルで取られる。でもダブルでもらえますよね」

大谷「特に星野さんはそういう人だったんですね。3万罰金で取られても、活躍したら6万貰うみたいな」

罰金になった時は、がっかりするそうですが、一年間通してみるとプラスになっていたそうです。

中村「やりがいにもなりました。もちろん賞金なのでたくさん貰えれば嬉しいんですけど、いっぺんにもらうんじゃなくて、『毎日よくやったよくやった』ってもらうのが嬉しかったです」

星野監督がくれた高価なもの

大谷「当時、星野さんから頂いたもので一番高価なものって」

中村「愛情です」

間髪入れずに答える中村さんに、笑ってしまう大谷。

中村「なんでそこで笑うの?マジで笑ってるでしょ?」

大谷「反射神経みたいに『愛情』って言ったでしょ。そんなこと求めてない。車とかそういうのを言ってから、『一番は愛情です』ならいいんですけど」

中村「一応、パンチも貰いました」

大谷「いいなあ、パンチと愛情(笑)。そのタイトルで自伝出せそうですね」

阿部選手、絶好調

話題は現在のドラゴンズに移ります。

「阿部(寿樹)選手の流し打ち、プロトップレベルだと思うんですが、往年の仁村徹さんを彷彿とさせます。
一緒にプレーしていた中村さん、どう思われますか?」(Bさん)

中村「いいですよね。意識して向こう方向に打ってるわけじゃないと思いますけど、反対方向に引っ張ってる感覚ですよね。一番いいやつです」

大谷「阿部さんってゲッツーも多いじゃないですか。でも最近見ないですね」

中村によると、阿部選手は器用で、犠牲を払ってもチームを生かすバッティングをするんだとか。それが考えすぎる時はゲッツーが多くなるそうです。

大谷「ということはいますごく状態は良いんですね」

中村「今年はそんなに波がないです。もう少し早く髭剃っとくべきだった」

ロッテファンはただ者じゃない

「ZOZOマリンスタジアムのロッテ戦、球場の風と何を気を付ければいいんでしょうか?」(Cさん)

中村「ロッテファンを気をつけた方がいいです」

大谷「どういうことですか?」

中村「ロッテのファンはすごく野球を知ってる人が多くて、波が来たという時に一気に応援に来ますからね」

団結力は12球団1というロッテファン。ゲームが静かに進行していても、ロッテに傾いた瞬間に一丸となって応援が始まるそうです。

中村「みんな飛び上がりますよ。相手チームは自分たちが何やってるかわかんなくなっちゃう。ロッテファンはまとまりもあるし、ただ者じゃない」

ちなみに中村さんは現役時代、阪神甲子園球場など相手チームの応援がすごい時はどう対処したのかというと…。

中村「自分が応援してもらってるふうにプラスに考えてました。ただ集中してる時は、ほとんど聞こえないです」

自伝が出たら、そこも書いて欲しいです。 
(尾関)
 
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2022年06月06日17時03分~抜粋

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