ドラ魂キング

中村武志が伝授!中日がもっと点を取れるようになる策

元中日ドラゴンズ捕手の中村武志さんが、5月2日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、現役時代に大活躍した試合の裏話を披露しました。

ダイノジの大谷ノブ彦が、現役当時のドラゴンズ、そしてあの監督のエピソードを尋ねます。

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守備の人って言わないで

中村さんの現役時代の活躍について投稿が寄せられました。

「YouTubeでドラゴンズの逆転サヨナラの映像を拝見いたしました。巨人相手に8点差の大逆転の試合でしたね」(Aさん)

映像は1991年7月19日にナゴヤドームで行われた巨人戦のもの。
7回まで1-8と巨人にリードされていた中日は8回に怒涛の反撃、
最後は代打に出た中村さんが同点満塁ホームランを、さらに10回にはサヨナラホームランを放ちました。

「守備の人・中村武志さんの代打同点満塁ホームランと延長でのサヨナラホームラン。記憶から完全に飛んでました。御見それしました」(Aさん)

中村「"守備の人"って勝手に決めないでくれる?」
大谷「書いてあったもん(笑)。バッティングは苦手だって言ってたじゃないですか」
中村「自分が言うのはいいんだよ。一応謙遜しながら言ってるのに、完全に守備の人って」
大谷「書いてあるんだもん(笑)」

負け試合の負け方

この時の試合は7回表が終わった時点で0-8でした。

中村「これ、負け試合だったんです。お客さんも早々と引き上げて誰一人勝つと思ってない」
大谷「負け試合だから守りの人が代打?」
中村「違うんです。僕が言いたいのは、負け試合はプロ野球は、そのまま負けたらいいんですよ」

相手から見れば勝ちゲーム。勝ちパターンのピッチャーを出してきます。
負けゲームでは、いかに相手の勝ちパターンのピッチャーを引きずり出して疲れさせるかがポイントだそうです。

つまり、相手が勝ちパターンのピッチャーを出すまでもない大差での負けはダメな負け。

大谷「140試合の長いスパンを、ちゃんと意識できないとダメなんですね」
中村「最後まで抵抗して、セットアッパー、クローザーまで引きずり出して負けるのは全然OKです」

代打で出た理由

中村さんの2本のホームランで大逆転劇をした試合。実はこんな裏話がありました。

中村「この時、僕は一週間ぐらい怪我で休んでたんですよ。時効だから言えますが、巨人戦は打線がすごいから勝つ率が悪いので、出ても痛い目見るだけじゃないですか」
大谷「巨人戦は負けるから試合に出たくなかったんですね(笑)」

巨人戦が終わって、次のカードから出場する気だった中村さんですが、代打で出ることに。

中村「僕の代わりに出てたキャッチャーが『先輩、お願いですから出てください』って言うから。だって二日で5キロぐらい痩せてるんです」

何をやっても叩かれる

あの時代の巨人戦は負けが許されない雰囲気がありました。

大谷「あの時代のジャイアンツ戦は本当に負けちゃいけないって聞きますよね」
中村「しかもナゴヤ球場でしょ。熱いでしょ。監督でしょ」

熱狂的なファンでいっぱいの本拠地ナゴヤ球場。
さらに監督は、特に巨人には闘志を燃やす星野監督でした。

中村「1試合で3~5キロ、まじめに痩せますよ」
大谷「これでホームラン打ったってことは、監督から、ようやった!」
中村「やったーって叩かれたらめっちゃ痛いです」

中村さんの話に大喜びする大谷。

大谷「喜びも𠮟責も一緒なんだ!(笑)」
中村「何やっても叩かれるんです」
大谷「でも嬉しいですよね。喜んでくれたら」

もっと点を取るには?

「今のドラゴンズ、チーム打率はいいのに、得点圏打率が悪くて得点に結びつかず、苦しい試合展開になっています。うまく嚙み合うにはどうしたらいいですか?」(Bさん)

中村さん曰く、一年の流れができるのは50試合を過ぎてから。今は防御率やチーム打率などの数字は気にすることはない、とのことです。
しかしリスナーへの答えにはなっていません。

大谷「違うんですよ。点数が入るにはどうしたらいいか?」
中村「中日、もっと点を取れってことですか」
大谷「そういうことです」

中村「真面目に答えていいですか?」
大谷「全部、真面目に答えろ!(笑)」

中村「得点が入る一番の要因はフォアボールなんですよ。だからフォアボールを取ればいいんですよ」

フォアボールが絡むと確実に得点が増えるそうです。確かに、これまで勝っている試合はフォアボールが絡んだ試合が多いようです。

中村「だからバッテリーはフォアボール出しちゃダメなんです」
大谷「真面目にしゃべるとすごく説得力ありますね」

今年はAクラス入り?

「中村さん2勝3敗当たりましたね。オカルト中村さんには見えてますね。もしかしたら、まだ見えてることがあるのかと本当に思えています。
ズバリ、今年のドラゴンズはAクラスに入るでしょうか?」(Cさん)

中村「そういう簡単な質問を…一応私もプロなんですから。もっとレベルの高い話はないんですか?」
大谷「このリスナーさんは不安なんですよ」
中村「不安も何も、あとどこがAクラスに入るんですか?」

言葉を濁して明言しない中村さん。

大谷「順位予想、最初の段階ではベイスターズって言ってました。優勝のチームはどこですか?残り5秒です」
中村「今?わからないです。ただ中日は…」

ここでプツンとコーナーが終わってしまいました。
果たして中村さんが優勝に挙げたチームはどこだったのでしょう?
(尾関)
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2022年05月02日17時16分~抜粋

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