プロ野球のキャンプも折り返し地点。中日ドラゴンズには大きな怪我人もなく、順調なようです。
2月14日『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦と清水藍、CBC論説室の北辻利寿特別解説委員がドラゴンズについて熱く語りました。
ドラゴンズの楽しみ方
大谷「中日ドラゴンズはずっと優勝から遠ざかってるので、一緒に育っていくみたいなのを、楽しいコンテンツにしてしまった方がいいと思う」
今年は新しい選手の抜擢がありそうな雰囲気。新しいポジションに新しい選手が入る。それも楽しめばいいと主張する大谷。
数年前、ドラゴンズが調子の悪い時に、北辻委員は球団のフロントの人と話す機会があったそうです。その時に「優勝しない宣言をしたらどうですか?」と言ってみたんだとか。
優勝にこだわらない代わりに、3年間は若手を育てる。さらに、その選手たちを応援する新しいファンクラブの創設を提案。
北辻「球団とファンが一緒に育っていくっていうのを考えたんです」
大谷「オリックスもそんな感じですもんね。二軍の監督だった中嶋さんが、同じ窯の飯を食った選手と一緒に上がっていった感じです」
さらにソフトバンクホークスの藤本監督も二軍から上がってきた監督です。
キャンプの雰囲気は最高
大谷「ドラゴンズの今のキャンプって元気でいいんですよ。厳しさの中に明るさもあるし」
北辻「フニャフニャした明るさではなくて、芯が通った明るさって感じですね」
しかし立浪監督が話をすると、選手みんなが背筋ピンと伸ばして聞くというメリハリもあります。
北辻「立浪監督が最初に『ヘラヘラしてたら外すよ』って一言がありましたが」
大谷「それで委縮するんじゃなく、声は出てるんです。ヤジも楽しくてすごく面白いなと思います」
育成選手もハッスル
北辻「野球に打ち込む野球小僧たちに返った感じがしますね」
大谷「僕がドラゴンズファンになってから、この空気はありそうでなかった」
清水「去年までは、頑張って結果を出しても、なかなか認められないみたいな話があったじゃないですか。今はみんなが競ってる感じが伝わってきますね」
大谷「今年は使われそうだがらね」
実際、育成3年目の松田亘哲投手が一軍の実践で使われました。残念ながら結果は伴いませんでしたが。
北辻「でも一軍の場で投げられるっていうのは励みになりますしね」
大谷「この空気感はどえらい楽しい。このまま試合に入ってったら、どうなるんやろと思います」
ワクワクの大谷です。
現時点の打順はこれ
大谷「今の段階で、打順どうなんですか?北辻監督」
北辻「去年も早々に言ってた気がしますが」
北辻委員が組んだ打順はこちら。
一番ライト根尾。二番センター大島。三番ファースト、ビシエド。
左が続くので、四番は大谷と同意見の石川昂弥。ポジションはサード。
五番セカンド高橋周平。ここで左を入れるため、六番レフト、アリエル・マルティネス。七番キャッチャー木下拓哉。八番ショート京田。九番がピッチャー。
北辻「一番は岡林もあり得ますし、鵜飼が入ってきてもいい」
大谷「三好なんかも最高です。伊藤康祐なんかも面白い」
北辻「もし、アリエルの代わりに、レフトに岡林を入れると、全部、左バッターになってしまうじゃないですか。根尾、大島、岡林」
大谷「そういう意味ではアリエルですか」
北辻「左が多すぎるので、どうバランスをとるかですね」
大谷「浮ついてますねえ」
ドラゴンズはイイ空気
キャンプで大谷が唯一心配するのが怪我。とにかく怪我人を出さないようにすること。
昨年横浜DeNAベイスターズは、3割バッターが結構いたにもかかわらず、ピッチャー陣が怪我をして不調。ヤクルトも怪我人が出ていました。
ドラゴンズは、腰の張りを訴えた京田選手と、手首に違和感のあったブライト選手の紅白戦起用を回避させました。
大谷「すごく慎重にやってる気がします。おかしいと言いやすい空気を作ることは大事ですよね」
北辻「それが今、しっかり出来てるような気がします」
大谷「この空気が実は一番の武器、一番の戦力補強だと思います。相方はエアギター世界一だし、俺は空気一番大事よ。痛風持ちだしね」
大谷の相方、大地洋輔(ダイノジ)さんは、フィンランドで行われる「世界エア・ギター選手権」で2006年、2007年と2連覇を達成しています。大谷ノブ彦は、風が吹くだけで痛いという痛風持ち。ある意味空気には敏感です。
(尾関)
ドラ魂キング
この記事をで聴く
2022年02月14日17時00分~抜粋