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歯の健康を守る合言葉。「まごわやさしい」「おかあさんはやすめ」

『石塚元章 ニュースマン!!』、すぎうら歯科クリニックの杉浦洋平院長に、歯の健康についてのお話を伺う「歯っと驚く予防歯科最前線!!」のコーナー。

10月23日放送のテーマは、「マイナス1歳から始める予防歯科」。独特の「キーン」という音が響く歯を削る治療を防ぐためには、なんとお母さんのお腹の中にいる頃からの予防歯科が大切だといいます。

また、歯の健康に大切な食べ物についても伺いました。キーワードは「まごわやさしい」です。

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お母さんの口腔状態が胎児に影響

胎児の歯は、妊娠7週目頃から作られます。その時のお母さんの口の健康状態が、赤ちゃんに影響を与えるということがわかっているそうです。

妊娠中はホルモンバランスの変化があるため、歯周病や歯肉炎を引き起こしやすい状態。

杉浦院長は、安定期といわれる3か月~7か月の頃に、歯科医院で専門的なケアをすることをおすすめしているそうです。

妊娠中の検査を不安に思う方もいるかもしれませんが、最近では医療機器が進歩して、レントゲン写真を撮らなくても、レーザーで隠れた虫歯を見つけ出すこともできるんだそう。

出産後は自分の時間が取れなくなるため、妊娠中に治療をすることが望ましいようです。
 

卒乳時期とフッ素

続いては、こどもの予防歯科について。

杉浦院長によると、「歯科医院は怖い場所じゃないよ」と慣れてもらうために、歯が生え始める生後6~7か月頃から通院するのが良いとのことです。

寝る前の母乳やミルク虫歯になりやすいため、できれば1歳半までの間に卒乳する方がいいそうです。

その時期から大切になってくるのは、フッ素塗布。

6歳頃からは、虫歯になりやすい奥歯に、歯の溝に液体状のフッ素を流いて歯のコーティングをする予防処置(シーラント)がおすすめとのことです。
 

丈夫な歯と顎に「まごわやさしい」

杉浦院長が、小さなお子さんを持つお母さんに覚えていて欲しいフレーズは、和食の基本の合言葉でもある「まごわやさしい」。

ま:豆
ご:ごま
わ:わかめなどの海藻類
や:野菜
さ:魚
し:しいたけなどのキノコ類
い:いも類

これらはすべて、歯や顎骨(がっこつ)の成長に良い食べものです。

最近のこどもに多いシャープなあごは、どうしても歯並びに影響が出てしまいます。

「まごわやさしい」を意識してメニューに取り入れるようにすることで、こどもの歯の健康を守ってくれるのです。
 

「おかあさんはやすめ」はほどほどに

逆に、注意が必要な食べ物を表したフレーズは「おかあさんはやすめ」

お:オムレツ
か:カレーライス
あ:アイスクリーム
さん:サンドイッチ
は:ハンバーグ
や:焼きそば
す:スパゲッティ
め:目玉焼き

いかにもこどもが好きそうなメニューが並びます。いずれも、比較的柔らかい食べ物ばかり。「おかさんはやすめ」は、「こういうものばかりに偏らない方がいいよ」というアドバイスです。

最近では、歯科衛生士だけではなく、管理栄養士が在籍している歯科医院もあるため、食生活の相談をすることもできます。

こどもの予防歯科には、早い時期からの通院と、食べ物が大切というお話でした。
(minto)
 
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2021年10月23日07時37分~抜粋

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