『ドラ魂キング』の「趣味コレ」は、日替わりのパーソナリティがこだわっている趣味について熱く語るコーナー。
火曜日は全国各地の温泉へ実際に出かけている温泉マニア、高田寛之アナウンサーが担当しています。
10月5日の放送では、青森県黒石市にある温湯(ぬるゆ)温泉を紹介しました。
温泉までのアクセス
「温湯」という一風変わった名前ですが、実は青森以外にも宮城県栗原市、長野県長野市にもあり、字が違いますが「奴留湯温泉」というのも熊本県にあります。
青森県の南部に位置し、東北自動車道の黒石インターから15分ほどと、車で行くと便利な場所ですが、名古屋から車で行くと11時間10分ほど。
「この情報は必要なのか?」と思われるかもしれませんが、これは日本全国あらゆる温泉に名古屋から車で行く高田による情報です。
電車で行く場合は、弘前と黒石を結ぶ弘南鉄道に乗って、黒石駅からバスで30分。
1番行きやすいのは、青森空港からレンタカーを借りるのが良さそうです。
こじんまりとした温泉街
400年以上の歴史がある温泉ですが、カーナビの指示通りに車で進んでいくと、温泉の手前で「温湯温泉」と書かれたアーチがあっても、「ここで合ってるのか?」と思うほど寂しい道が続くそうです。
温泉街は共同浴場を中心に歴史のある建物がいくつか並んでいる感じで、中央部分に駐車場があるという配置で、こじんまりした作りとなっています。
高田は旅館について「歴史のある」と表現しましたが、言い換えると「新しくない」所が多いといえます。
今回紹介する共同浴場は2001年(平成13年)にリニューアルと、20年ほど経っているものの、周りと比べるとより新しく感じるそうで、名前は「鶴の名湯」といいます。
これは400年以上前、足の折れた鶴が7日で傷が癒えて飛び立ったことから付いた名前。
高田によると、リニューアルされてもかけ流しはそのままというのが、温泉マニアにとってポイントが高い点だそうです。
中は10人ぐらいが入ることのできる大きな浴槽と、3人ほどの小さな浴槽の2つで、洗い場は広々としています。
温泉好きなら迷わず熱い方へ
源泉は「温湯」という名前とは裏腹に52度で、大きめの浴槽は少しぬるめの41.5度、小さめの浴槽は43.5度と熱め。
小さめの浴槽は躊躇しそうですが、高田は「熱さに我慢して入って欲しい」と勧めました。
また、水を混ぜずに源泉の温度を調整して温度を下げているのが、高田のおすすめポイントとのこと。
お湯は無色透明ですが、日によってはごく薄く濁ることもあるそうで、ゆで卵が若干焦げたような匂いがするそうです。
泉質はナトリウム塩化物泉、硫酸塩泉。
黒石は冬場、かなり雪深い場所ということで、高田は「名前通りにぬるい温泉だと湯冷めするため、熱いぐらいでちょうど良い」とあらためて納得。
高田が昔行った時は、いろんなところに立ち寄って時間がなくなり、共同浴場しか入れなかったそうですが、「今にして思うと、近隣の歴史ある旅館に行って泊まってみたかった。もったいない時間の過ごし方だった」と少し後悔しました。
(岡本)
ドラ魂キング
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2021年10月05日16時30分~抜粋