ドラ魂キング

三振しても悔しがる顔だけでお金が取れる。土田龍空の魅力

9月12日の中日×ヤクルト戦では、中日が逆転の上、追加点を重ねた熱戦となりました。

翌13日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、大谷ノブ彦(ダイノジ)、CBC論説室の特別解説委員、北辻利寿が久しぶりにすっきりした雰囲気で投稿を紹介していきます。

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龍空は相当良いぞ

北辻「やればできるじゃん。ただ1ヶ月遅いよ。8月までオープン戦やって9月から公式戦だったら」

大谷「ドラゴンズ、優勝なんですけどね」

先週10日、11日のジャイアンツ戦で2連勝。さらに12日のヤクルト戦は逆転勝ち。

大谷「私、現地で見てましたけど、土田龍空は相当良いと思いました」

初球から振りにいく姿勢を評価。3回、ツーアウト満塁で三振はしましたが、その時の悔しそうな表情だけで金が取れる選手だと言います。

大谷「華がある選手なんです。根尾君とか龍空には未来を感じるんですよ」
 

龍空がいたから

北辻「昨日の勝因は土田龍空の初スタメンだと思うんですよ。18歳の選手がスタメンで出てきたことでチーム内の空気が変わったと思うんですよね。だから最年長の福留まで打ってしまうし」

大谷「ただただ野球が楽しかったです。こういうのが見たかった」

北辻「0対4の時に、帰ろうかとよく思いませんでしたね」

2回が終わった時点で、0対4でした。前半戦によくあった展開でした。

大谷「龍空がいたからです」

前半戦のようにズブズブと行くかと思ったそうですが、2回の第一打席でフォアボールを選んだ土田選手に惹かれたんだそうです。

大谷「エラーを取り返せと思って応援してるんですよ。自分でも不思議だったんです」

1回表の守備ではいきなりエラーを記録した土田選手。それでも応援したくなる。やはり華があるようです。
 

なぜ、そこまで引っ張った?

1回にフォアボールとホームランなどで3点取られ、2回にはフォアボール、暴投にヒットを打たれて4点目。大荒れのジャリエル・ロドリゲス投手でした。

2回裏、ツーアウト満塁でロドリゲス投手に打席が回ってきました。

大谷「現場で見ててヤクルトの攻撃が長すぎて気持ち悪かったんです。リズムを変えるために、思い切って投手交代してもいいんじゃないかって思ったんす。だけど代えない」

一軍に上がっている佐藤優投手、森博人投手を投げさせれば?と思ったそうです。これには北辻委員も賛成。

北辻「私もあそこはロドリゲスに代打出すと思ったんですよ。でも出さずに、それで次の回に代えたでしょ?リズム悪いなと思って」

ロドリゲス投手は、この打席では三振。5回の表、フォアボールとヒットでノーアウト一、二塁にされたところで交代でした。

大谷「ここで代えるんかい!と思っちゃいました」
 

ドラゴンズの明日はどっちだ?

5回終わった時点で3対4。1点差。

大谷「3対4でもチーム自体がまるで諦めてないという空気をビンビン感じました。この後、一波乱あるような気がしてたんで、本当に楽しい野球観戦でした」

北辻委員は、このヤクルト戦で、ドラゴンズのリリーフ陣は鉄壁だと感じたそうです。あとは打つだけ。

大谷「今日、スタメンどうなるかが気になりますね」

北辻「昨日、2つエラーして2三振の土田龍空をもう一回使うかどうか。ここにドラゴンズの明日が見えるような気がしますね」

大谷「僕は使ったらいいと思います」

この日、13日は土田選手スタメン落ち。しかし初回の1点を守り抜き、1対0で勝ちました。
 

マン振りでいこう

ドラゴンズがヤクルトに逆転勝ちした同じ12日。
日本ハムファイターズでは、ドラフト6位で入った今川優馬選手が初安打で初ホームランを打ちました。

今川選手は社会人時代から「マン振り」、フルスイングだったそうです。このホームラン自体、日本ハムにとっても何試合かぶりのホームランだったんだとか。

大谷「気持ちいい選手だなあと思いました。日本ハムって育成に入ってるじゃないですか。中日って育成で失敗したら、次使われなくなるんじゃないかっていう空気があるような感じがして。それはもったいないような気がしたんです」

大谷も北辻委員も、中日は一軍に上げても使わず「塩漬け」が多いと不安視します。
どうせ塩漬けなら、二軍に落として試合に出した方が良いと提案しました。

大谷「石垣選手が一軍に上がって来たら4三振で良いから、全部マン振りしろって言えるような空気があってもいいんじゃないかと思いました」

ドラゴンズ、残りこの調子で行けるのか?若手の使い方は?注目です。 
(尾関)
 
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2021年09月13日17時00分~抜粋

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