苦戦の続く中日ドラゴンズ。
8月30日放送の『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦、清水藍、CBC論説室の北辻利寿特別解説委員が戦術や若手の起用法からシーズン終了後のドラフトについてまで語りました。
巨人の執念を見た
先週、27日~29日に行われた巨人との3連戦を振り返るおたよりから。
「週末の巨人戦でチームの主導力の差を大きく感じました。第3戦。ジャイアンツ、3点リードの7回。ノーアウト、一、二塁の場面。坂本に送りバントを指示。失敗に終わりましたが、ドラゴンズにとどめを刺すための作戦でした」(Aさん)
大谷「ちょっとびっくりしましたよね」
一方、ドラゴンズは第2戦。8回裏。1-1の同点でワンアウト、一塁、木下の場面。送りバントの指示もなし。結果、木下はセンターフライでランナー進めず、次の代打アリエルも倒れて無得点。
「この場面、序盤であれば強硬させて大量得点を狙うのもありですが、この時は8回裏。1点でいいんです。これを見て、ベンチワークの乏しさがチームを弱体化させる一番の問題点と再確認しました」(Aさん)
北辻「どちらが挑戦者かわからない、ということに尽きると思いますね」
1点を取りにいく必要がある時でも、ドラゴンズはなかなか取りにいかないという、ファンから見たらもどかしさがあります。
大谷「ついつい我々、この現実を見たくないからドラフトの話をしようとする」
ファンのストレス
次は、そんな大谷の気持ちを察したかのようなおたよりです。
「ドラフトの前に若手問題じゃないかな?根尾選手、石川選手と良い若手を取っているドラゴンズですが現状は?
他球団は若手がしっかり活躍しています。現時点でドラゴンズの抱えている問題を解決しないと、いくら有望な選手が入って来ても改革はないと思います」(Bさん)
清水「耳が痛いですね」
北辻「やっぱり使わないと。伊藤康祐選手、後半戦で一軍に上げたのに今まで出たの4試合ですよ」
大谷「ただこういう話ばっかり愚痴っちゃうから、俺たちももうイヤなんですよね」
ファンからしたら、監督、首脳陣が意図する若手の使い方が分からない。何の説明もない。そこをインタビューの時に、アナウンサーに聞いて欲しいと訴える大谷です。
北辻「モヤモヤしてても勝ってればいいですよ。モヤモヤして負けてるので、やはりドラゴンズファンはいろいろと溜まってきますよね」
大谷「でも、いくら放送で言っても通じないんですよね。ドラゴンズの応援はしていきますけど、ホントわからないんっすよね~」
チーム改革のチャンスは常にある
北辻「変わるチャンスはいっぱいあったし、動くチャンスはいっぱいあるんです」
例えば石垣雅海選手、29日にウエスタンでホームランを2本打ちました。ポジションはサードなので、一軍に上げて、不調の高橋周平選手に代えて起用するのもありでは?
ここで使わなきゃいつ使うの?というタイミングですが…。
大谷「首脳陣の周平選手への信頼度はわかります。ただ周平選手だけの問題じゃなくて、若手の選手の扱いがあまりにも…」
北辻「二軍の若手選手のモチベーションが心配ですよね」
大谷「そういう話も聞きます」
ドラフトで獲るべき選手
「ドラゴンズは奈良の智弁学園の前川君を絶対獲るべきです。岐阜の根尾、愛知の石川を取っておきながら、三重県出身の前川君を獲りにいかなかったら三重県民が暴動を起こして東海三県から離脱しますよ」(Cさん)
大谷「前川選手は、今年の甲子園ではずば抜けたバッティングセンスでしたよね」
北辻「非常に良いバッティングフォームですよね」
しかも前川選手はドラゴンズファンです。
大谷「それじゃあ、絶対に取りにいった方がいいですね?」
北辻「はっきりファンと言う選手は取りにいった方がいいですよ」
大谷「奈良なんて阪神戦しか映ってないし、あんな広島カープみたいな帽子被ってたのに」
清水「Cのね」
それは智弁学園の「C」でした。
どうなる?若手問題
最後まで智弁学園の前川選手で盛り上がりました。
大谷「心はずっとドラゴンズだったんですね。前川君、ようこそ中日ドラゴンズへ」
清水「まだ決まってないですよ」
ドラフトが楽しみです。
北辻「言ってると現実になってきますよ」
清水「うちくじ運は良いですから」
北辻「しかし、くじ運が良くてとっても、使わないと…」
清水「それ以上は止めておきましょう」
北辻委員のネガティブ思考をキッパリ止める清水藍。
大谷「どうなんでしょう、来年からは使うかもしれないですよ。ワハハハハハ」
謎の高笑いをする大谷でした。
(尾関)
ドラ魂キング
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2021年08月30日17時12分~抜粋