ドラ魂キング

ノーベル賞晩さん会で提供された由緒あるノンアルワインとは

お酒は百薬の長と言われたのは昔のこと。美味しくてつい飲んでしまいますが、現在では「少量でもアルコールを摂取することは健康に良くない」という研究結果も少しずつ増えてきてお酒好きには肩身が狭くなってきました。

7月6日放送の『ドラ魂キング』「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」のコーナーでは、健康にも地球にも優しいノンアルコール飲料について紹介されました。

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特別なノンアルコール飲料

加藤由香アナウンサーがスタジオにノンアルコール飲料を持ってきました。

加藤「今日持ってきたものは、特別なノンアルコールスパークリングワインです」

「特別」という加藤の言葉に、高田寛之アナウンサーも期待が高まっているようです。

ずいぶん前に入手していたものの、このSDGsのコーナーのために我慢していたと話す加藤。ずっと「飲みたいな、でも我慢しよう」と葛藤を繰り返していたことを告白。

加藤「先に飲んじゃおうかな、って何度思ったことか」

葛藤していた時間について真剣に話しますが、聞いていた高田は大爆笑。
 

世界で最も大規模な晩さん会で提供

加藤が持ってきたノンアルコールスパークリングワインは、ノーベル賞授賞式後の晩さん会で提供されたものでした。
高田も、期待していた以上のものだったようで、加藤の話に釣られています。

ノーベル賞授賞式の晩さん会は、世界で最も豪華で大規模なものと言われています。
1973年に即位したスウェーデン国王カール16世グスタフとシルヴィア王妃をはじめ、王室関係者や政治家、ノーベル賞受賞者本人や家族など、なんと1000人以上も参加するとてつもなく華やかな晩さん会として知られています。

加藤「2017年の晩さん会で、世界で初めて提供されたというノンアルコールワイン飲料なんです。オピアと言います」
 

気になるお味は?

加藤「この番組で紹介しなかったら、あっという間に飲み干せそうなサイズの瓶です」

高田「我々なら紹介する前に飲み終わってしまいますね」

高田「スパークリングにしては色がついていますね。香りは…フルーティーな感じで。りんごっぽい香りかな?」

加藤「白いお花の香りと言われているんですけど…あとは梨っぽい香りもしますね」

香りを楽しんだ後、実際に飲んでみるとフルーティーですっきりした味わいに魅了されています。

高田「これ、本当にノンアルコールなんですね」

本格的な味に驚いた様子です。

加藤「専門家によると、柑橘類の果物とバターのニュアンスが調和する味とのことです」
 

美味しさの理由

ノンアルコール飲料は、「本物のお酒に比べて物足りない」と言われるものも存在します。

本格的な味には理由がありました。
ノンアルコール飲料を作るには、一度アルコール飲料を作ってからアルコールを抜くという方法で作られます。しかし、オピアの製法は違いました。

加藤「無発酵という方法で作ってるんです」

フランスのワイナリーの技術革新によって、「ワインと同じ製法で作るものの、徹底した温度管理をすることでアルコール発酵自体を行わない」ということが可能になりました。

高田「アルコールが発生しないように温度管理しているんですね!」

あとからアルコールを抜く作業がないため、ブドウ本来の風味が生きているというわけです。

原料となるブドウも、農薬や化学肥料を使わず育てられていて地球に優しい農法を採用。
アルコールを含んでいないことはもちろん、種から栄養素が抽出されていて、抗酸化作用など健康にもいいとのこと。
環境と健康にいい上に美味しいなんて、一石二鳥ですね。

地球と健康に優しいノンアルコール飲料は、SDGs3番「すべての人に健康と福祉を」にも繋がっているという事例でした。
(葉月智世)
 
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2021年07月06日17時13分~抜粋

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