今年の国体は「三重とこわか国体」として、三重県で開催されますが、実は2年前から種目にeスポーツ、つまりテレビゲームが含まれていることをご存知でしょうか。
6月23日放送『ドラ魂キング』では、パーソナリティの宮部和裕アナウンサーが、eスポーツについて取り上げました。
本物を凌ぐ迫力!
この27日、ある種目で愛知県代表の決定戦が開かれることになり、宮部は実況を担当する予定ですが、その種目とは、有名なサッカーゲーム『eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE』(コナミデジタルエンタテインメント)。
決戦の舞台は豊田スタジアム……ではなく、「コミュファ eSports Stadium NAGOYA」という、栄にあるパルコ東館の中にある施設です。
テレビゲームの決戦場所といっても、観客席もある広いスペース。
ステージ上には200インチもの大きなモニターが設置されていて、かなりの迫力です。
「eスポーツ」というジャンルが登場した時は、「指で動かすだけで頭を使うものなのに、スポーツなのか?」と議論がぼっ発。
しかし宮部は、「これだけの規模で真剣に戦う、そしてみんなが仲良くなれるというのは、まさにスポーツだっていう考え方」と解説しました。
コロナ禍の今、人気が上昇
宮部は2年前から実況を担当しているのですが、その時は会場で家族や仲間が観戦し、実際のプロ野球の試合のようにヒーローインタビューも行っていました。
しかし、昨年の鹿児島国体はコロナの影響で開催されず、愛知県代表を決める時点で中止となってしまいました。
しかも、1か所で集まれなかったため、リモートでの参戦。
2vs2の試合ですが、全員が自宅などからバラバラの場所でオンライン参加しました。
ただ、よく考えてみると、このeスポーツこそがコロナ禍の時代にピッタリなスポーツともいえます。
ゲーム好きのパーソナリティ、三浦優奈も「いろんな大会が中止になってる中、eスポーツだけは形を変えて参加できる形をいち早く作ったと思ってるんですね」と、eスポーツの良さを力説。
eスポーツの良さとは?
そして、宮部は「ただ、やっぱりリアルな涙のヒーローインタビューは、マイクを向けたいなという思いがあっての3回目」と、集合形式の良さも語りつつ、今年が最も良い形式だと語ります。
というのも、基本は会場に行って直接戦うのですが、27日は台風の可能性があることと、緊急事態宣言は解除されたものの、コロナ禍のことがあるため、場合によっては家からの参戦も可能。
どちらの形式でも、臨機応変に対応が可能なのです。
宮部はあらためて、「何度も経験させてもらってますので、実況のレベルを上げて、いろいろ実況したい」と抱負を語りました。
以前、宮部は「人がゲームをやってるのを観て何が楽しいのか?」と思っていたそうですが、今やテレビゲームの性能が上がり、プレイしている人のテクニックが上がっている状況。
「リアルのサッカーを超えるフェイントとか、こんな動きができるの!?」という驚きがあるそうです。
逆にプレイヤー側の三浦からすると、ゲームをしていて、プロのアナウンサーが実況しているのが面白いそうで、リアルなスポーツとはまた違った魅力がありそうです。
(岡本)
ドラ魂キング
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2021年06月23日16時24分~抜粋