ドラ魂キング

「サンリオ展」で思わず唸る。カワイイを突き詰めた先にあるものとは?

名古屋市の松坂屋美術館(松坂屋名古屋店南館7階)では、現在『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』が開催されています。

6月2日放送の『ドラ魂キング』では、パーソナリティの三浦優奈がこの展覧会をレポートしました。

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カワイイにこだわる

「渋谷のきゃりーぱみゅぱみゅさんのカワイイ文化が出る前から、サンリオは可愛いか?可愛くないか?にこだわってキャラクターを作っていたみたいなんです」と解説する三浦。

キティちゃんのぬいぐるみなどで作られたアート作品があったり、来場者が入った瞬間、思わず「カワイイ」と言いたくなるような展示が多数あったんだとか。

三浦は母親と行ったそうですが、客層はそんな親子のペアや大学生ほどの年齢の女の人が多かったそうです。
 

キャラクターが多すぎる

「キャラクターが個別パネルで紹介してあるんですけど、個別パネルになれるキャラクターとなれないキャラクターがいるわけですよ。もちろんキティ様はパネルになれますよね」

サンリオには450以上キャラクターがいて、全部のキャラクターを個別パネルでは紹介できません。
キティちゃんの他にパネルになっていたのは、くたっとした犬のシナモロール、雷様のゴロピカドン、半魚人モチーフのハンギョドンなど。

「時代の流れなのか、けろけろけろっぴとか、バッドばつ丸君とかは個別パネルなかったんですよ。ちょっと悲しくなっちゃったとこもありました」と三浦です。
けろけろけろっぴはお馴染みのカエル。バッドばつ丸はペンギンの悪役キャラです
 

時代の流れ

サンリオでは毎年「サンリオキャラクター大賞」という総選挙のようなことを開催していて、パネルになるのは上位のキャラクターでしょう。
ちなみに最近、人気が上がっているのはマイメロディのライバル、クロミ。これも時代の流れ?

「キャラクター自体も変わってきていまして、シャケの切り身の「KIRIMIちゃん.」だったり。私、そのKIRIMIちゃん.推しでございまして」と三浦。

KIRIMIちゃん.は三浦同様、ゲームが好きらしく、オンラインゲームの「ファイナルファンタジーXIV」の細かい情報をTwitterで呟いているんだとか。

「もうたまらないんですよね。KIRIMIちゃん.をいつか個人パネルにしてあげなきゃと、そんな気持ちになるわけでございます」と言う三浦でした。
 

カワイイを突き詰めると?

「私、母と行ったんですが、母が、いちご新聞買ってもらえなかったんだよねって言ったんです」と三浦。キャラクター以外にも古くから続くものがありました。

いちご新聞とは、1975年からサンリオが出している月間機関紙です。内容は、サンリオのキャラクター情報の他に、男性を射止める技は何?というファニーなものから、友達ってなんだろう?イジメって何だろう?というものまで。

「サンリオの新聞なのに、戦争をなくすためには?みたいな。この展示の最後に、平和になるためにカワイイを作り出した、というコメントがありまして。カワイイを突き詰めていくと平和にできるんだなって思ったわけです」と言う三浦優奈でした。

カワイイだけじゃなく、そこにプラスアルファされた何かを感じられる「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」。興味がある方は是非行ってみてください。 
(尾関)
 
ドラ魂キング
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2021年06月02日16時28分~抜粋

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