ドラ魂キング

中日と広島のルーキーの絡み合う糸。歴史が違えば入れ替わっていた?

広島カープとの開幕戦を1勝1敗1分けのドローで終えた中日ドラゴンズ。

3月29日放送の『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦、清水藍、CBC論説室の北辻利寿特別解説委員がドラゴンズについて熱く語ります。

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泣ける?当然?どっち?

「昨日(28日)のカープ戦。6回裏のまさかの根尾君のエラー。ドラゴンズファンなら誰もが真っ青になったことと思いますが、この後こんなエピソードがありました」(Aさん)

根尾君がエラーした後、マウンドの小笠原慎之介投手に駆け寄り、京田選手がカバーしてやってくれと声をかけたそうです。後続をきっちり抑えた小笠原投手は、ベンチで根尾選手をフォローしたんだとか。

「迫り来る若きライバル根尾君を思いやる京田君の優しさ。京田君をなんだかんだと攻撃するファンの方たち、悔い改めなさい」(Aさん)

清水「ヤバい。泣けちゃう」
北辻「だけど京田選手、選手会長でしょ?だから当然です」
大谷「厳しいですよ」

突き放す北辻に、思わず笑ってしまう大谷。
 

ルーキー、成長の試練

「根尾選手が心配です。1打席目でヒットを打ったものの、それっきり。結果が欲しくてビクビクしてるように見えてなりません。立浪効果もここまでかと心配しております。私の心配を払しょくさせてください」(Bさん)

北辻「立浪和義コーチの指導を受けると上向く。立浪エネルギーが必要ですね」

大谷「これも含めて、今年、彼を成長させるっていうことですからね」

北辻「まだまだファンがハラハラしてるようじゃダメです。当然打ってくれるというレベルに上がってもらわないといけない。成長を期待したいですよね」

名選手と呼ばれる選手でも、スタメンに抜擢して結果が出ず、我慢して使い続けるということはプロ野球の歴史の中でもよくあること。

大谷「まさに京田選手のような気持ち、フォローみたいなことを、ファンみんなも持ってていいんじゃないかなって、僕は思いますよね」

与田監督も「気にせず使う」と言っていたそうです。これからも根尾選手がしっかりとレフトを守ってくれることを期待しましょう。
 

今年はルールも味方?

大谷「僕は大島選手の肩の衰えが気になります。ドラゴンズは守備に関してはものすごい確実です。それこそ冒険しないでほしいぐらいなんです」

今年は延長戦なし9回打ち切りの特別ルール。最終的に引き分けが勝ちに等しくなってきそうです。

北辻「リリーフ陣もしっかりしているし、守りを固めるという意味では、ドラゴンズは今年、非常にいいと思いますね」

さらに盗塁も出来ていて、フォアボールも選んでいることもプラスだと言います。福留選手が戻ってきたことが、周りの選手にも影響を与えているようです。
 

歴史にIFがあったら

歴史がちょっと変わったら。開幕で対戦した広島カープの栗林良史投手と森下暢仁投手について、こんな話題も出ました。

抑えの栗林投手は愛知県愛西市出身。ドラゴンズに入団したいと話したことも。
もし高橋宏斗投手がいなければ、昨年のドラフトではドラゴンズは栗林投手を1位指名してたかもしれません。「広島の抑え栗林」がドラゴンズの目玉だったかもしれません。

森下投手は明治大学在学中、投手でキャプテンでした。明治大学野球部の投手でキャプテンという選手は、過去にドラゴンズに入団していました。

代表的なのが星野仙一さん、川上憲伸さん、そして柳裕也投手。
大分県出身の森下投手も本来ならドラゴンズに入っていたかもしれません。

北辻「明治大学の柳投手が、高校生の森下投手をスカウトに行くんですよね。ですから柳、森下という系譜はドラゴンズであっても全くおかしくない」
 

僕たちの選択

大谷「物語としては、カープの二人はむしろドラゴンズだったんですよ。でも我々は、根尾昂であり、そして石川昂弥であり、そして高橋宏斗という選択をしたんですよ。そして、みんなで喜んだんです。じゃあその3人が覚醒するのを待ちましょうよ。

大卒でもない、社会人でもないから、いきなりルーキーで活躍することはないかもしれないけど、見守りましょうよ。わくわくしましょう。これはもう番組中で僕は言い続けたいです。昇華するための選択ですからね」

しかし「もし出てこなかったら謝ります。『ドラ魂月曜日』のみ、謝ります」となぜか弱気に…。「いや、出てきます」ときっぱり言う北辻委員でした。 
(尾関)
 
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2021年03月29日17時00分~抜粋

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