元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の今中慎二さんが、3月10日放送の『ドラ魂キング』に出演しました。
1993年からナゴヤ球場ラストイヤーの96年まで4年連続開幕投手の大役を務めて見事な結果を残した今中さんですが、今年の開幕投手に指名された中日・福谷浩司投手についてどのように見ているのでしょうか？
聞き手は宮部和裕アナウンサーです。
過程自体が不安
この日福谷投手は初のオープン戦に登板し、3回10失点の大乱調でした。
今中「まあ不安ですね。そもそも、ここまでの過程が不安だったんですよね」
キャンプ、オープン戦、この日の当番、そして開幕と考えると、その過程が不安だといいます。特にキャンプでブルペンに入った数があまりにも少なかったところが気になっているそうです。
福谷投手はキャンプでは1クールに1回という、シーズン中の先発ローテーションのような回数でしかブルペンに入っていませんでした。
今中「まあ不安ですね。そもそも、ここまでの過程が不安だったんですよね」
キャンプ、オープン戦、この日の当番、そして開幕と考えると、その過程が不安だといいます。特にキャンプでブルペンに入った数があまりにも少なかったところが気になっているそうです。
福谷投手はキャンプでは1クールに1回という、シーズン中の先発ローテーションのような回数でしかブルペンに入っていませんでした。
キャンプの意味があまりない
今中「調整方法は人それぞれで良いと思いますけど、福谷は去年8勝して、まだ1シーズン通して先発をやってないですよね」
昨年の福谷投手はエース大野雄大投手に次ぐ8勝を挙げましたが、7月28日の広島戦からの先発登板でした。
今中さんから見ると、福谷投手は、自分でキャンプをするにはまだまだ若い部分があり、多少なりとも誰かが練習、体調の管理をやるべきで、いきなり福谷投手自身がシーズンに向けてメニュー組んでも、やっていることが弱いんだそうです。
今中「1クールに1回のピッチングだったら別に沖縄でキャンプやる必要ないですもん。普通のレギュラーシーズンの当番の間でできる。どうせブルペンに一回しか入らないんだったら、それと何も変わんないでしょ」
昨年の福谷投手はエース大野雄大投手に次ぐ8勝を挙げましたが、7月28日の広島戦からの先発登板でした。
今中さんから見ると、福谷投手は、自分でキャンプをするにはまだまだ若い部分があり、多少なりとも誰かが練習、体調の管理をやるべきで、いきなり福谷投手自身がシーズンに向けてメニュー組んでも、やっていることが弱いんだそうです。
今中「1クールに1回のピッチングだったら別に沖縄でキャンプやる必要ないですもん。普通のレギュラーシーズンの当番の間でできる。どうせブルペンに一回しか入らないんだったら、それと何も変わんないでしょ」
調整はシーズンのためにするもの
今中「長いシーズンを考えると、キャンプでしっかりと投げ込んでおく。シーズンに入っても、春先なんかは、当番日の合間をうまく使いながら、夏に向けてやらないといけないんです」
今中さん曰く、今の投手は、キャンプでは、自分の練習試合やオープン戦で投げる日に合わせて、逆算して調整してしまうケースが非常に多いんだそうです。そのため、シーズンに向けての調整ができていないと指摘します。
今中さん曰く、今の投手は、キャンプでは、自分の練習試合やオープン戦で投げる日に合わせて、逆算して調整してしまうケースが非常に多いんだそうです。そのため、シーズンに向けての調整ができていないと指摘します。
投げないと戻らない
今中「ある程度の球数投げれなかったら球速も戻らないですわ。キャンプであんまり投げてなかったら、すぐ球速なんて戻らないですよ」
オフになっている身体を、キャンプで起こし、オープン戦、実践と投げて、去年の良い状態に持っていかないといけないんだそうです。
今中「それをやらずして、いきなりいい状態なんてならないですよね。やっぱりピッチャーは投げるのが仕事なんで、投げて身体を作っていかないと。走るだけでは身体はできないですよ」
オフになっている身体を、キャンプで起こし、オープン戦、実践と投げて、去年の良い状態に持っていかないといけないんだそうです。
今中「それをやらずして、いきなりいい状態なんてならないですよね。やっぱりピッチャーは投げるのが仕事なんで、投げて身体を作っていかないと。走るだけでは身体はできないですよ」
一軍開幕ローテの資格
開幕3月26日までは2週間ちょっと。開幕まで、福谷投手の登板はあと一回ぐらいありそうです。
今中「次の試合で何とか修正したいという、ただ漠然とした気持ちだけでは一気には戻らないので、次の登板までに何をするかですよね。そこが大事ですね。それを自分でコントロールができるようにならないといけないんです」
キャンプからオープン戦、開幕という日程の間に、自分の状態を、例えば最初に良い状態にして、落として、また上げていく、などと自分の調子を自分でコントロールできるようにならなければいけないそうです。
今中「それができて初めて、一軍開幕ローテーションっていうピッチャーなんです」
身体の状態をピークに持ってきて、次に試合で投げてみる。そこで調子が悪ければ、悪いなりに3点ぐらいに抑えるピッチングが出来れば及第点。
そこから初めて開幕に向けた調整が始まるんだそうです。
今中「今までがずっと調整で、悪い結果が出て、じゃあどうする？っていう時に、修正するための引き出しを持ってないと思いますね。福谷はいろんな人に聞いて、頭も整理しないといけないし、身体もちょっとやらないといけないという気がする」
今中「次の試合で何とか修正したいという、ただ漠然とした気持ちだけでは一気には戻らないので、次の登板までに何をするかですよね。そこが大事ですね。それを自分でコントロールができるようにならないといけないんです」
キャンプからオープン戦、開幕という日程の間に、自分の状態を、例えば最初に良い状態にして、落として、また上げていく、などと自分の調子を自分でコントロールできるようにならなければいけないそうです。
今中「それができて初めて、一軍開幕ローテーションっていうピッチャーなんです」
身体の状態をピークに持ってきて、次に試合で投げてみる。そこで調子が悪ければ、悪いなりに3点ぐらいに抑えるピッチングが出来れば及第点。
そこから初めて開幕に向けた調整が始まるんだそうです。
今中「今までがずっと調整で、悪い結果が出て、じゃあどうする？っていう時に、修正するための引き出しを持ってないと思いますね。福谷はいろんな人に聞いて、頭も整理しないといけないし、身体もちょっとやらないといけないという気がする」
これじゃあ1年間もたない
今中「打たれるべくして打たれたと理解してるなら、それはそれでいいんですけど、予想外の結果となった時に慌ててしまうので、そこでどう冷静に対応するかでしょうね」
福谷投手のこの日のコメントは「身体の不調をチェックしたい」「クリアしておきたいところをテーマに臨んだ」。
そして投球内容に関しては「ストライク、ボールがはっきりしすぎた」と言っていました。
これを聞いて「もうちょっとレベルの高い話になってほしいですね」と厳しい今中さん。
今中「ストライク、ボールがはっきりするなんてシーズン中でもよくあることです。それをどうする？というピッチングを覚えていかないと。調子良い時は抑えれます、悪い時は駄目です、では1年間もたないですよね」
福谷選手、開幕前のもう一戦、どういった修正を加えてくるかに注目しましょう。
（尾関）
福谷投手のこの日のコメントは「身体の不調をチェックしたい」「クリアしておきたいところをテーマに臨んだ」。
そして投球内容に関しては「ストライク、ボールがはっきりしすぎた」と言っていました。
これを聞いて「もうちょっとレベルの高い話になってほしいですね」と厳しい今中さん。
今中「ストライク、ボールがはっきりするなんてシーズン中でもよくあることです。それをどうする？というピッチングを覚えていかないと。調子良い時は抑えれます、悪い時は駄目です、では1年間もたないですよね」
福谷選手、開幕前のもう一戦、どういった修正を加えてくるかに注目しましょう。
（尾関）
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