プロ野球はキャンプシーズン。選手のトレーニングの模様が伝わるたびに、開幕が待ち遠しくなるもの。
2月15日放送の『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦、清水藍、ドラゴンズ検定1級を持つCBC論説室の北辻利寿特別解説委員が、今年のドラゴンズについて熱く語りました。
大島選手が心配
「僕は今シーズン、大島選手がレギュラーから落ちるかもしれないなんてことを思ってしまいます」(Aさん)
その理由としてAさんは、岡林選手の大ブレークする可能性がある、ルーキー三好選手の高評価をあげました。
「そこに石垣選手、根尾選手、石川昂弥選手といった内野陣が外野に来ると、大島選手もうかうかしてられないんじゃないでしょうか。この層の厚さがあれば優勝できます。大谷さんは外野はどうなると思っていますか?」(Aさん)
北辻「大島選手は2000安打っていう大目標がありますから、負けてはいられないということで、読谷できっちり仕上げてくると思うんです」
大島選手と自主トレをした根尾選手によれば、大島選手は基礎体力が違うんだとか。若手が台頭してくるか?大島選手が死守するか?センター争いが楽しみです。
外野のポジションは誰の手に
北辻「センターとは限らず、外野の3人のうち、1人が大島選手だと思うんです」
大谷「新外国人、ガーバーはどうですか?」
北辻「ガーバーまだ来ていないし」
清水「なかなか来日のめどが立たないんですよね」
北辻「ガーバーが戦う相手は読売ジャイアンツじゃなくて新型コロナ」
清水「それは、どこの球団も一緒なんです」
外野のポジション3つ。大島選手の他に、あとの2人は誰になるのでしょうか。
大谷は「僕は正直、どの選手に出てきて欲しいとかも全くない」と言います。
大谷「今のドラゴンズは切磋琢磨して、その時の監督のタクトで、一番いいと思う選手、信頼感のある選手を使ってもらえばいいと思います。それぐらい楽しみです」
打者が差し込まれる理由
最近動画サイトで、清原和博さんや中村紀洋さんのバッティング理論を見ているという大谷。
バットを振る時に、最初に動くバットのヘッドの位置についてわかりやすく解説しているそうです。
大谷「バットの一番最初に出てくるところ、起動する一番最初の場所ですよね。この固定の問題を立浪さんもめちゃくちゃおっしゃってて、なんとなく素人ながらに、これ小学校の時、聞きたかったな、みたいな」
大谷曰く、根尾選手や京田選手は打つ時に、構えてから一つ動きを入れることによって刺し込まれているんだとか。
大谷「じゃあ、このテーマで見てみると、石垣君も一緒だったんですよ。立浪さんは、ずっとしつこくそれを言ってたんですよね。根尾君はやっぱり、一回、手が下に下がっちゃうんですね。今はそれが強制されてる感じです」
京田選手のすごい自我
大谷が見るところ、京田選手は立浪さんに最初にヘッドの動きを言われたそうです。
しかし、しばらくして見ると、去年の動きに戻っていたそうです。
大谷「これ、京田選手のすごい自我を感じるんですよ。いい悪いじゃなく、すごく"自分がある"んやなあって。要は自分の打つタイミングがあるんだ思います。僕はそれもいいと思ってます」
北辻「京田選手には京田選手のレベルがあり、根尾昂選手には根尾昂選手のレベルがあると言うことです。これがプロですよね」
ワクワクするハイレベルな争い
立浪さんは、キャンプ最初の2日間は、京田選手に付きっきりだったそうです。しかし、今は何もしていないんだとか。
大谷「こいつは、こいつのやり方でやった方がいいんやろうな。良い意味で、我が儘で、良い意味で自分があるんやろなと思ったと思うんです」
立浪さんの指導もあり、練習試合で活躍した根尾選手。かたや自分のバッティングを磨く大島選手。守備では大島選手に勝てない根尾選手が、例えば3割打てば、外野のポジションを大島選手から奪う可能性も出てきます。
大谷「その二つの戦いを、この一年ワクワクして見れる。どっちか結果出すんやろなぁみたいな。どっちがいいとかじゃなくて、これはハイレベルな争いですよ」
北辻「京田選手の話題って、あまり伝わってきませんもんね、それだけ悩みながらやってるんでしょうね」
どうなる?ベテランと若手
大谷「あともう一つ、高橋周平選手にしても、あんだけ活躍したんだけどアップ率が1000万じゃないですか。だからFA来た時、わかんないですよ」
これは横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎選手と同じだそうです。宮崎選手も打率3割と活躍したのですが、アップは1000万円。そして今年中にFAの権利を取得できます。
大谷「それもドライに考えたら選手の権利やからね。周平にはもちろん残って欲しいけど、そういうことも踏まえて若手の活躍を楽しみに見てるって感じですかね」
(尾関)
ドラ魂キング
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2021年02月15日17時00分~抜粋