『ドラ魂キング』、「SDGs(エス・ディー・ジーズ) 」のコーナー。
「SDGs」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標のこと。
2月2日放送の『ドラ魂キング』では17の目標の中から、8番「働きがいも経済成長も」12番「つくる責任 つかう責任」15番「陸の豊かさも守ろう」を取り上げました。
紹介するのは、岐阜県が誇る「富有柿のジャム」です。
売れない柿を再利用したい!
岐阜県瑞穂市の1本の原木から始まった富有柿。
今では、全国各地で生産されている人気の品種です。
「丸くて艶があって、甘みは強いのにやわらかくて。サクッとした歯ごたえもあって」と加藤由香アナウンサーは大絶賛。
加藤は毎年、家族や親戚に送っているんだとか。
この富有柿のジャムを作っているのは、瑞穂市の柿振興会女性部の「柿りん」の皆さん。
瑞穂市内で生産される富有柿は贈答品として人気ですが、小さな傷があるものや、熟しすぎているものは出荷することができません。
「味はおいしいのに売り物にはならない」
こんな柿をなんとか有効利用できないだろうかと考えた「柿りん」の皆さんが、ジャムにすることを思いついたのです。
原材料は富有柿、砂糖、レモンのみ
ジャムに使用するのは、100%瑞穂市で採れた柿。
従来の栽培よりも30%の減農薬・減化学肥料で育てた柿を使っています。
原材料は富有柿、砂糖、レモンのみ。
レモンも、会員の方が栽培しているものを使うこだわりがあります。
ここで早速、加藤と高田寛之アナウンサーの味見タイムがスタート!
スプーンの上にすくったジャムを見て「ドロッっとしているよりは固形に近い」と、高田はまず見た目の感想から。
一口食べて「あっ、ああーおいしい!」。
高田から思わずこぼれ出る、至福のひとこと。
加藤も「おいしい…」と一瞬、言葉を失います。
加藤「甘さが強くなくって、優しい甘さで」
高田「レモンの雰囲気もいい!合いますね!」
ジャムを口に運ぶ2人の手は、なかなか止まりません。
改良を重ねたこだわりの味わい
お客さんの声を聞きながら改良に改良を重ねるなど、この味を完成させるまでに「柿りん」の皆さんには相当な苦労がありました。
ジャムを販売してもらうお店も、自分たちの足で開拓したのです。
この地道な努力が実を結び、現在では岐阜県の「飛騨・美濃すぐれもの」と岐阜県観光連盟の「推奨土産品」にも認定。販売店の数も増えました。
パンにもピッタリで、このジャムを使ったパン「ふゆーぱん」も販売されています。
酸味のあるものと相性がよいため、ヨーグルトの上にのせるのもおすすめ。
お肉料理のソースの隠し味にもなります。
「富有柿のジャム」は、JAぎふ・おんさい広場や、JAぎふ巣南など、岐阜のいくつかの商業施設で販売されています。
名古屋ではオアシス21にある岐阜のアンテナショップ「清流の国ぎふ」で購入できるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
(minto)
ドラ魂キング
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2021年02月02日17時16分~抜粋