ダイノジの大谷ノブ彦がパーソナリティを務める月曜日の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)。
3月23日放送分では、大谷自身のこどもの頃の話を交えながら、ファンサービスについて熱く語りました。
広島カープの選手がみんなパンチパーマだった頃
街の景色がファンを作る
この日はプロ野球12球団の代表者会議が開催され、新型コロナウイルスの影響で延期している今季の開幕について、4月24日を目指すことが発表されました。
「プロ野球もJリーグも延期になり、がっかりの気分の中、地域に根ざした活動に明るい気分になりました」(Aさん)
去年の春は名古屋市内の小学1年生にグランパスからランドセルカバーがプレゼントされ、今年はドラゴンズからオリジナルキャップがプレゼントされる予定です。
「開幕は入学式よりもずっと遅くなりますが、ドラゴンズキャップをかぶった元気な新1年生を街中で見ることができるのは今からワクワクします」(Aさん)
「まさにそうだよね。その景色を見ると、僕たちの球団なんだって思うんじゃない?そういう空気が広がっていくのはすごくいいなぁ」と同意する大谷。
「プロ野球もJリーグも延期になり、がっかりの気分の中、地域に根ざした活動に明るい気分になりました」(Aさん)
去年の春は名古屋市内の小学1年生にグランパスからランドセルカバーがプレゼントされ、今年はドラゴンズからオリジナルキャップがプレゼントされる予定です。
「開幕は入学式よりもずっと遅くなりますが、ドラゴンズキャップをかぶった元気な新1年生を街中で見ることができるのは今からワクワクします」(Aさん)
「まさにそうだよね。その景色を見ると、僕たちの球団なんだって思うんじゃない?そういう空気が広がっていくのはすごくいいなぁ」と同意する大谷。
子供の頃の思い出
続いてはそのドラゴンズキャップの思い出。
「今から50年以上前に、『少年ドラゴンズ』というこどもだけが対象のファンクラブが開設されました。それに入会するために、名古屋は栄の中日ビルへ、母親と3歳年上の兄と3人で訪れました」(Bさん)
ところが入会の締切日を過ぎていて入会は不可。
がっかりするBさん兄弟に、職員がドラゴンズキャップをプレゼントしてくれたそうです。小学校を卒業するまで塩を吹いて汚れても毎日、その帽子を被っていたんだとか。
「その帽子は私の宝物となりました。50年以上も前のことですが、今も昨日のことのように鮮明に思えています。名古屋の新一年生にも良い記憶や思い出になるように、ドラゴンズには優勝してほしいもんですね」(Bさん)
大谷「だからこういうことなんだね!こういうことっていうのは一生忘れられないんだよね」
「今から50年以上前に、『少年ドラゴンズ』というこどもだけが対象のファンクラブが開設されました。それに入会するために、名古屋は栄の中日ビルへ、母親と3歳年上の兄と3人で訪れました」(Bさん)
ところが入会の締切日を過ぎていて入会は不可。
がっかりするBさん兄弟に、職員がドラゴンズキャップをプレゼントしてくれたそうです。小学校を卒業するまで塩を吹いて汚れても毎日、その帽子を被っていたんだとか。
「その帽子は私の宝物となりました。50年以上も前のことですが、今も昨日のことのように鮮明に思えています。名古屋の新一年生にも良い記憶や思い出になるように、ドラゴンズには優勝してほしいもんですね」(Bさん)
大谷「だからこういうことなんだね!こういうことっていうのは一生忘れられないんだよね」
河埜のファンになろう
「僕はちっちゃい頃は大分県でした」
その当時、クラスのほとんどが巨人ファン。人気の選手は原辰徳さん、中畑清さん、篠塚和典さん、江川卓さん、西本聖さんなど。子供たちは、ファンの選手に自分を重ね合わせてゴムのボールで野球をやっていたそうです。
「そん中に入れてもらったら、『お前、河埜っぽいな』って言われて、最初、河埜のファンになろうと思ったんですよ」
巨人にいた河埜和正選手は当時の背番号は5番。ショートを守っていたいぶし銀の選手でした。
その当時、クラスのほとんどが巨人ファン。人気の選手は原辰徳さん、中畑清さん、篠塚和典さん、江川卓さん、西本聖さんなど。子供たちは、ファンの選手に自分を重ね合わせてゴムのボールで野球をやっていたそうです。
「そん中に入れてもらったら、『お前、河埜っぽいな』って言われて、最初、河埜のファンになろうと思ったんですよ」
巨人にいた河埜和正選手は当時の背番号は5番。ショートを守っていたいぶし銀の選手でした。
ファンになるきっかけ
「そしたら離婚して、僕らを捨てた親父がね、バブルにのったのかお金は稼げたかで、東京へ遊びに来いって言ってくれて。後楽園球場連れてってくれたの。広島対巨人のバックネット裏を用意してくれて。いいとこ見せようと思ったんだろうね」
後楽園球場での試合前の練習。
大谷は、巨人の選手を見ては名前を連呼していたそうですが、ホームチームで誰もが呼びかける人気選手は、いちいち振り向いてくれません。
相手チームの広島の練習になっても、空気も読まずに相変わらず名前を呼んでいたそうです。
「山本浩二と衣笠(祥雄)がいて、『浩二~とか衣笠~』って後ろから言ってたら、いちいち振り返って手とか振ってくれんだよ。それで、なんか好きだな~みたいな感じに思っちゃったんだよ。たったそれだけのことで」
後楽園球場での試合前の練習。
大谷は、巨人の選手を見ては名前を連呼していたそうですが、ホームチームで誰もが呼びかける人気選手は、いちいち振り向いてくれません。
相手チームの広島の練習になっても、空気も読まずに相変わらず名前を呼んでいたそうです。
「山本浩二と衣笠(祥雄)がいて、『浩二~とか衣笠~』って後ろから言ってたら、いちいち振り返って手とか振ってくれんだよ。それで、なんか好きだな~みたいな感じに思っちゃったんだよ。たったそれだけのことで」
男くささにグッときた
広島の選手に好感を持った大谷は、その後野球関係の本で広島カープについて調べ、衝撃を受けてしまいました。
「カープの選手が、みんな、髪型がパンチパーマでさ。巨人の原さんみたいな"華"がないのよ。そこにまた惚れ惚れしちゃってね」
当時は花形スターの巨人に、その他のチームが対抗するという構図でした。ドラゴンズも野武士軍団と言われていた時代です。
「男くさいギラギラしたもんを感じたんだよね。本当にあの時、手を振ってくれなかったらカープ好きじゃなかったのかなぁって。
何でもないことなんだけど、ファンサービスってそういうことのためにあるんじゃない?一生忘れられないっていうかさ」
「カープの選手が、みんな、髪型がパンチパーマでさ。巨人の原さんみたいな"華"がないのよ。そこにまた惚れ惚れしちゃってね」
当時は花形スターの巨人に、その他のチームが対抗するという構図でした。ドラゴンズも野武士軍団と言われていた時代です。
「男くさいギラギラしたもんを感じたんだよね。本当にあの時、手を振ってくれなかったらカープ好きじゃなかったのかなぁって。
何でもないことなんだけど、ファンサービスってそういうことのためにあるんじゃない?一生忘れられないっていうかさ」
ファンがファンを育てる
ここからこどもへのファンサービスについて語る大谷。
「大リーグの映像を見てると、来てるちびっ子たちにバットあげたりしてんだよね。あれは一生忘れられないよ。あれで、もうその子の将来が決まっちゃうぐらいのもんがあると思うんだよね」
今は新型コロナウイルスの問題があるので接触は難しいが、カードを配るなどしてこどもたちを優遇して欲しい、と大谷。
そして、選手のことを昔から見ているコアなファンの人たちに対しては…。
「こどもやライトな人たちの先生っていうかさ。一緒に盛り上げてやって欲しいのよ。このおじさんが教えてくれたから、さらに好きになれた、みたいな。そんな感じ良くない?そういうのを球場で見てえなあ、なんて思ったりするね」
(尾関)
「大リーグの映像を見てると、来てるちびっ子たちにバットあげたりしてんだよね。あれは一生忘れられないよ。あれで、もうその子の将来が決まっちゃうぐらいのもんがあると思うんだよね」
今は新型コロナウイルスの問題があるので接触は難しいが、カードを配るなどしてこどもたちを優遇して欲しい、と大谷。
そして、選手のことを昔から見ているコアなファンの人たちに対しては…。
「こどもやライトな人たちの先生っていうかさ。一緒に盛り上げてやって欲しいのよ。このおじさんが教えてくれたから、さらに好きになれた、みたいな。そんな感じ良くない?そういうのを球場で見てえなあ、なんて思ったりするね」
(尾関)
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