ドラ魂キング

野球解説者も驚く!中日・石川昂弥のスイングは一軍並み

現在沖縄で行われている2軍キャンプで調整中の若手選手を、野球解説者の彦野利勝さんが視察しました。
特に注目は、昨年のドラフト会議で中日に1位指名で入団した石川昂弥選手、そして2年目の根尾昂選手。

その状況を2月13日放送の『ドラ魂キング』でレポートしました。聞き手は西村俊仁アナと加藤由香アナです。

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ドラ1石川は?

リスナーも若手選手の状況が気になっています。

「ドラフト1位で入団した石川昂弥選手の評判が非常に良いですが、彦野さんはどうご覧になりましたか?」(Aさん)

「想像以上でした」と短く言う彦野さん。高校時代の映像しか見ていなかったそうですが、実際に見てみるとプロでも打てるという印象を持ったそうです。

プロのユニフォームを着てまだ1ヶ月未満の選手が「プロでいける」と思わせるケースはよくあるのでしょうか?

彦野「そりゃ中にはありますよ。最近だと、広島の小園海斗選手なんかはいいかなと思いましたし、ロッテの平沢大河選手とか」
 

一軍選手並みのスイング

彦野「そういう選手は、バットの出方が凄く速いんですよ。石川選手も、ものすごい飛距離でしょ?それだけ上手にバットを使えてるんです」

バットを力一杯振って飛ぶのは当たり前。一軍の選手は力んで振らなくても飛距離が出たり、打球が強かったりします。それはバットを振る力がちゃんとボールに伝わっているからだという彦野さん。

彦野「私が読谷で見た時は、そういうバッティングをしてましたから、こういう打ち方ができるんだってびっくりしましたね」

力いっぱい振り回さないことで、身体がぶれないというい利点もあるようです。

彦野「コンパクトに打ちにいくので、ボールを見る時間もちょっと長いんです。だから反対方向にもきちんとコンタクト出来たり、変化球にも対応できてる気がしますよ」
 

外野の方が見せ場が多い?

一方、今年2年目の根尾昂選手のバッティングは?

彦野「だいぶバットが出てくるようになりました。去年は、力一杯振ろうという意識が強すぎて、なかなか自分の思うところにバットが出てこなくて苦しんだと思います。
だけど1年プロ野球を経験して、いろんな練習をした中で、ずいぶん改善されてきたなと思いました」

現在外野の守備に挑戦している根尾選手。
外野への適応力を気にかけるメッセージも多数寄せられましたが、彦野さんはどう見たのでしょうか?

彦野「走力も肩の強さもあり、非常に動きなも軽やかでした。捕ってから送球の魅力があって、悪くないと思いますよ。ショートより見せどころが多いような気がします」

広いナゴヤドームでは、いわゆるレーザービームでランナーを刺すプレーは見られませんが、根尾選手なら、ひょっとして、と想像させる部分があるそうです。

彦野「それぐらいの身体能力はありますね。ただ、もうちょっと身体を大きくして欲しいというのが僕の見立てです」

開幕からレギュラーで1年間戦う場合、疲れてこないかが心配になる身体つきだという彦野さん。
 

底上げはできた

さて、昨シーズンのドラゴンズには得点力不足という問題があり、代打陣も重要なカギとなります。彦野さんの視察で気になった選手は?

彦野「右打ちの石川駿選手、左打ちの渡辺勝選手はバットの出方が非常に良かったですね。なので右、左で1枚ずつ置いておく手もあると思います」

代打はもう一人、右でも左でも打てる藤井淳志選手がいるので、溝脇隼人選手を守備と走塁に使っては?ということでした。最後に…。

彦野「今年のドラゴンズは、ずいぶん底上げはできて来てると思いました。与田監督は『去年の後半に出てたメンバーで開幕なんじゃないかな』と言ってましたが、レギュラー陣を焦らすような、楽しみな選手も増えてきたと思います」

昨年より層の厚さを予感させる彦野さんのレポートでした。
(尾関)
 
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2020年02月13日18時18分~抜粋

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