ドラ魂キング

中日ドラゴンズ・福田永将選手が語る!激動の2019年

12月3日放送の『ドラ魂キング』には、ゲストに中日ドラゴンズの福田永将(のぶまさ)選手が登場し、選手としての2019年を総括しました。

レギュラーではない状態で迎えた開幕戦、そして2軍へ降格した後、再昇格。最終的には自己最高の打点や本塁打となるなど、激動の1年と言えそうですが、どんな心境だったのでしょうか。

パーソナリティーの高田寛之アナウンサーと石坂窓花が話を伺いました。

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レギュラーから控えに

まずは、福田選手の2019年の成績について振り返ってみましょう。

105試合に出場し310打数89安打、ホームランは自己最多タイの18本。打点66、打率2割8分7厘はともに自己最高でした。

福田選手は1年の感想について、「スタートがレギュラーではなかったんで。その中で最終的に見たら多少は存在感というか、食らいついていけたのかなと思います」と語りました。

前年の2018年は規定打席に到達し、いわゆるレギュラーでしたが、キャンプの時期に同じ
サードのポジションを高橋周平選手が練習していた後に、福田選手は控えとなります。

高田「誰がどう見ても、(サードは)どっちかの1人だよねという状況で、いわゆる競争の立場に置かれたという立場は、どういう感じだったんですか?」

福田選手「去年の秋のキャンプから、周平がサードしかやらなくなったので、周平を使うんだろうなっていうのは秋の時点でわかってたんで、僕は意外と冷静にどうしようかという風に見てました」

気持ちを切り替えて再スタート

すでに去年の時点で、どこのポジションでも出ようと、ポジティブに気持ちを切り替えていたそうです。

福田選手「ずっとそのスタイルというか、隙あらばキャッチャー、4番手も狙ってますし(笑)。(キャッチャーが)全員ケガとかで試合が出られなくなって、12回とかなったらっていうので、一応、キャッチャーミットも持ち歩いてますし。アピールポイント、セールスポイントなので、そこはちょっと大事にしなきゃなと思いますけど」

そんな異常事態はなかなかないと思われますが、どんなニーズにも応えようという気持ちであり、どんな形であれ、まずは試合に出るのが大事で、福田選手も「もちろん、それが一番だと思います」と答えました。

2軍で激変した理由は?

そして、2019年は開幕4戦目にスタメンとなった後、なかなか思うような結果が出ず、5月の終わりには手首を痛めて出場登録抹消となるなど、ペナントレース前半は厳しい状況が続きました。

福田選手「数字は良くないですし、感覚的にももうちょっと良くならなきゃダメだなっていうのはあったんですけど、やりたいことができたりできなかったりで、そこまで悪くはないかなと思ってました」

そして、7月に再度2軍へ行くことになりました。

高田「2度目の2軍で何か変わったということはあったんですか?」

福田選手「その時は完全に変な打ち方をしていたので、しょうがないなと思ってましたし、切り替えて1からバッティングフォームを考え直して、やりました」

高田「具体的には何かこうなってこうなった(というのはありますか?)」

福田選手「体重移動ですね。去年からやろうとしてて、それが約1ヶ月でできるようになったって感じです」

再昇格後に成績がアップ!

2軍に行く前の7月7日の時点では、打率は2割3分3厘でホームランが7本、23打点だったのが、再昇格した7月31日から最後までの期間だけで計算すると、打率が3割2分8厘と、1割近くも上がっていることになります。

ホームランが11本、打点も倍近くの43と、再昇格後にかなり成績が上がっています。

福田選手「本当に感覚が違いましたね。本当に良い状態というか、やりたいようにできたんで、全然違いました」

ファンはペナントレースがあと1、2ヶ月長く続いていたらと思ったことでしょう。

高田アナが「8月9月の活躍というのは、苦しい時期を経験したから、これがあったという考えでもあると」と尋ねたのに対し、福田選手は「そう思います」と答えていました。
(岡本)
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2019年12月03日18時20分~抜粋

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