し烈な個人成績争い
まずは今シーズン全試合に出場した大島洋平選手。580以上の打席に立ち163安打、打率は3割1分2厘の好成績、盗塁も30を重ねています。
戸井も「大島先生が常に上位打線で打ってくれたから、他の打順が決められた」と高く評価しています。
また、D.ビシエド選手も今シーズン全試合に出場。
外国人選手が全試合に出場するケースは珍しく、高田寛之アナウンサーも「休むっていうことが、外国人選手にはセットになるわけですよ。10日に1ぺんとか休むんですが」と語るほど。
ホームランが少ないという声もあるようですが、164安打90打点で打率が3割2分4厘と、外国人選手全体の中でもかなりの好成績をマークしています。
戸井も「全てのゲームで4番で打っていて、チームの核になっている」と評しました。
ちなみに、今年の最多安打や首位打者争いはジャイアンツの坂本勇人選手と、ドラゴンズの大島選手、ビシエド選手の争いにカープの鈴木誠也選手が加わり、最終戦まで目が離せない状況です。
昨年の首位打者はビシエド選手だったので、もし2年連続で首位打者となれば、2002年、2003年に日本ハムファイターズ在籍時に獲得した現ドラゴンズ2軍監督の小笠原道大さん以来の記録となります。
さらに外国人選手で連続受賞した人はいないかどうかをさかのぼると、1994年~1996年にドラゴンズのA.パウエルさんが受賞しているということで、ドラゴンズと連続首位打者記録は縁が深いと言えそうです。
今年自己最高を出した選手は?
戸井はその他にも、ドラゴンズで個人成績に注目したい選手を紹介しました。
阿部寿樹選手は現在4年目ですが、過去3年をまとめても64試合で25安打という成績でしたが、今年はすでに120試合に出場。
125安打6本塁打55打点、打率が2割9分8厘と、もうすぐ3割に手が届きそうな状態です。
残り試合が少なくなってきましたが、3割に届くのかどうかに注目です。
また、出場が100試合に到達していませんが、17本塁打59打点を記録している福田永将(のぶまさ)選手。
同じく100試合未満の出場ですが、キャリアハイとなる11本塁打を記録し、急に打ち始めたと戸井が語った堂上(どのうえ)直倫選手。
また、シーズン途中のケガにより出場数が108試合と少なくなってしまいましたが、打率を3割に戻したキャプテンの高橋周平選手。現時点で120安打という記録はキャリアハイですので、戸井も「さらに石垣(雅海選手)などの若手が加わると、楽しみしかない」と、すでに心は来年に向かっていました。
ここで時間がなくなり、投手の紹介ができなかったため、続きは来週となりました。
(岡本)