陸上競技における世界最高峰の大会、世界陸上競技選手権大会。
通称「世界陸上」が 2019年9月27日(金)~10月6日(日)の期間、カタールの首都ドーハで開催されます。
9月10日放送の『ドラ魂キング』では、学生時代陸上部に所属していた西村俊仁アナウンサーが、世界陸上の見どころと注目の選手について熱く語りました。
「3」の年だけアホになる?
「世界陸上についていろいろ教えてもらいたい」という戸井康成が、西村アナに質問をぶつけます。
「そもそも世界陸上ってどんな大会ですか?」
オリンピックはスポーツ全般。ワールドカップは野球やサッカー、ラグビーなどなど。
世界陸上とは、2年に一度開催される「世界一」を決める陸上の大会です。
オリンピックの翌年と前年に行われるので、「オリンピックをゼロとすると、1、2、『3!』、4と。1と3の年にやる」と解説する西村アナ。
しかしなぜか「3」だけ妙に強調してしまったため、話が脱線することに。
戸井「あっ、3の時だけアホになるの?」
西村「さーん!」
石坂「今思った、私も(笑)」
戸井と石坂窓花は、一世を風靡した世界のナベアツ改め桂三度さんのギャグ、「3でアホになる」をついつい思い浮かべてしまった様子。
個人競技のメダル獲得は至難の業
「実はこの『3!』の時、オリンピックの前年っていうのが、オリンピックを翌年に控えているのでレベルがぐっと上がるんですよ」
今年の世界陸上はいわば、2020年に控えた東京オリンピックの前哨戦ともいえるため、西村アナいわく「世界の中のものさしで自分がどこにいるのかわかる大会」なんだとか。
戸井から注目の競技を聞かれた西村アナ、「正直に言います」と語り始めます。
「個人競技で日本人がメダルを取るというのはひじょーぉに、至難の業です」
「となると、やっぱり綱引きとか借り物競争ですか?」とふざける戸井に、「そうそう、借り物競争だとやっぱりね、カタールだといろいろ籠とかね」と返す西村アナ。
これに「ないでしょ!」と、秒でツッコミを入れる石坂。
西村アナはこの日、高田寛之アナの代打で登場、石坂とは初タッグでしたが、すでにコンビネーション抜群です。
「おうサニー、サニー!」
「こんな風に、バトンを繋いでいくリレー!」
西村アナは自分たちの連携の良さに例えて、世界でいい位置をキープし続けている「男子4×100mリレー」について語り始めます。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銀メダルを、前回の2017世界陸上では銅メダルを獲得しています。
そして「なんなら今回は、金メダルを狙える陣容がそろってます!」と断言する西村アナ。
今までの大会とは違い、今回は100mを9秒台や10秒そこそこで走る選手が多く、全体的にレベルが上がっているというのです。
西村アナの注目は、「なんといっても、サニブラウン選手」。
「今回の中継の中で、織田裕二さんが『おうサニー、サニー!』っていうことは間違いない!」と、違った観点からの楽しみ方をレクチャーします。
東京オリンピックで自慢できる
アンカーのサニブラウンに繋ぐ第3走は、桐生祥秀選手。
3走とアンカーに9秒台を出した選手が控えているのです。
リオオリンピックの銀メダリストでもある日本リレー界の第一人者、山縣亮太選手がケガのため出場が難しいとされている中、1,2走には今年伸びてきている小池祐貴選手、白石黄良々(きらら)選手が有望視されています。
「前回よりも間違いなく、分厚さはすごいですね」と、選手層の厚さに注目と西村アナ。
今回の世界陸上で今の陸上界の情報を集めておくことで、来年の東京オリンピックでその知識を周囲におおっぴらに披露できると、リスナーにアドバイスを送ります。
「この選手強いんだぜ!『サニー!』みたいなことができるわけです」
世界陸上開幕まであと2週間、ぜひ「サニー!」と歓喜の声をあげたいものです。
(minto)
ドラ魂キング
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2019年09月10日16時30分~抜粋