8月28日放送の『ドラ魂キング』に、こんなおたよりが寄せられました。
「藤嶋(健人)投手、リリーフとして無失点ピッチングが続いていますね。何か秘訣みたいなものはあるのでしょうか」(新潟県・Aさん)
この日まで、なんと19試合連続の無失点!
年明けの2度の手術、沖縄キャンプに参加することもできなかった藤嶋投手ですが、しっかりと身体を作りリハビリを経て、現在最高のリリーフピッチングを見せています。
そんな藤嶋投手の好調の秘訣について、宮部和裕アナが解説します。
「田尾安志モデル」の使い心地
バッド、グローブ、スパイクなどなど、他のスポーツに比べて多くの道具を必要とする野球ですが、「藤嶋投手は、グローブがめちゃくちゃオシャレです」と宣言する宮部アナ。
プロ野球選手は、皮の材質、大きさ、重さ、ボールを受ける「ポケット」という部分の深さや感触など、自分だけのこだわりのグローブを作るために、シーズンオフにメーカーに発注します。
メーカーが出してきたいくつかの候補を、選手はキャンプなどで試し、最も気に入ったグローブを1年間大切に使うのです。
宮部アナがこどもの頃使ったことがあるのは、スポーツメーカー・ミズノが出していた「田尾安志選手のプロモデル」。
外野手だった田尾さんのグローブはとても長く、フライをキャッチしやすいものだったと振り返ります。
「でも長すぎると返って使いにくかったりして。『プロはすげぇなあ』なんてことを、そこでも憧れるんですけれども」と回想する宮部アナ。
「なんか彼のグローブ光らんな?」
ある時、藤嶋投手のグローブをテレビで見ていた宮部アナは、あることに気づきました。
通常グローブの表側は、ツヤツヤした硬めの皮。
ところが藤嶋投手のグローブには、ツヤがありませんでした。
実は藤嶋投手のグローブは、オシャレなベルベット調だというのです!
この意外な展開に、「えっ…」と思わず思考停止する山内彩加アナ。
宮部「秋冬に着る、あのオシャレな…」
山内「モフモフしたカーテンみたいな?」
宮部「そうそうそう!それそれそれ」
テレビを見て「なんか彼のグローブ光らんな?」と思った宮部アナは、練習の合間を見つけて直撃取材を敢行。
藤嶋投手は「カワイイでしょ?オシャレでしょ?」と、ベルベットグローブを見せてくれたそうです。
19試合連続無失点の秘訣、「艶消しの黒」にあり
「僕が知る限り、始めて見ましたね、プロ野球選手が。すんごいおしゃれな、艶消しの黒!」
宮部アナは、藤嶋投手のグローブを大絶賛。
「これが、リリーフ投手として19試合連続無失点の秘訣でございます!」と断言しました。
「もちろんですけど、ボール受ける側は普通の皮ですからね。そこはお間違えのないように」と、リスナーに促す宮部アナでした。
藤嶋投手のリリーフ無失点記録。
ベルベットグローブの後押しで、この後もぐんぐん伸びることを期待しましょう!
(minto)
ドラ魂キング
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2019年08月28日17時00分~抜粋