7月24日放送の「ドラ魂キング」、1分ちょっとで前日のドラゴンズがわかる「リプレイドラゴンズ」のコーナー。
7月23日(火)、ドラゴンズはマツダスタジアムでカープと対戦し、残念ながら延長10回、5対6で逆転負けしました。
勝ち投手はフランスア(6勝3敗)、負け投手は祖父江(2勝3敗 )。
9回の3失点で同点に持ち込まれ、10回に悪夢のサヨナラ負け。
惜しくも敗戦となってしましたが、その中でもキラリと光った選手のプレーを紹介します。
見事なバントと走塁
「5対1で勝ってて、そこでラジオを切って他の用事をやってたなんて人。最後ビックリしたと思うんですけどね」と、ぼやく宮部和裕アナ。
4回表のドラゴンズ。
逆転してなお、ワンアウト1,3塁のチャンスで、打席には最初からバントの構えの大野雄大。
高田寛之アナの実況です。
「バットを短く持つ大野雄大、1球目投げました。バントしました!ボールをキャッチャーが取った。そして3塁ランナーホームに突っ込んでくる!ファーストから送られたボールが逸れているー!京田生還!京田がセーフになりまして3対1!」
「この辺りはね、攻めるぞいろいろやってくるぞ!レベルの高いドラゴンズ。ナイス走塁!」と、ワクワクだった宮部アナ。
見事なバントと3塁ランナー京田選手の好判断が、見事な得点シーンを演出しました。
立浪さんは「バンド」派
「彩加さんね。送りバントというのは、自分がアウトになってもランナーを進めるという野球独特の考え方」と、野球初心者の山内彩加アナに説明する宮部アナ。
自分がアウトになって他を生かすというシステムは、サッカーやバスケットなどその他の球技には存在しません。
宮部「野球ってすごく特徴的だと思うんですよね」
山内「自己犠牲なんですね」
ここで、「細かいんですけど」と宮部アナ。
「立浪(和義)さんが、あのスマートのお顔立ちで、『バンド』っていうんですよ。バンドって、結構年配の人がいう言い方なんですけど」
と、プチ情報を挟みこみます。
「あの顔で『バンド』って必ずいうのが、僕ギャップですごい好きなんです」
3塁にランナーがいる時
「3塁にランナーがいる状況で考えられるバントは、幾種類かある」と、解説を続ける宮部アナ。
宮部「スクイズバント。ピッチャーがボールを投げた瞬間、3塁ランナーはホームに向かってスタートを切る。だから早くホームに付きやすい」
しかし、バントしたボールをしっかり転がさないと、3塁ランナーが飛び出してしまいアウト、という最悪の自体を引き起こすリスクもあります。
宮部「もう1つは、セーフティースクイズ。ピッチャーが投げた時3塁ランナーは少しリードしているまま。バッターがバントをきっちり決めた、『よっしゃー!』と同時にホームに向かうというセーフティなバントスクイズ」
こちらは、スクイズに比べるとスタートが遅れるため、相手守備の判断が早いとホームでアウトになってしまう可能性があるのです。
「負けるわけないと思ったんですよ」
しかし、23日の状況はこのどちらでもありませんでした。
宮部「1塁ランナーを2塁に送るためのバントと見せかけて、キャッチャーがバント処理をして。『1塁に投げたー!』っていう瞬間に、3塁ランナーの賢い京田選手が、その瞬間ホームに向かうという」
これを「1人時間差」と名付けた宮部アナ。
宮部「レベルの高い走塁が決まって、京田選手よく見とったなと」
この場合、コーチがゴーサインを出してからではとても間に合いません。
京田選手自らの判断で行ったプレーです。
「あんなのが決まった以上ね、負けるわけないと思ったんですよ」と、宮部アナはとにかく納得がいかない様子。
ドラゴンズは昭和46年以来、48年ぶりの4試合連続の1点差負けとなってしまいました。
不名誉な記録がこれ以上伸びないことを祈りましょう。
(minto)
ドラ魂キング
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2019年07月24日16時12分~抜粋