ドラゴンズの二軍の試合が行われるナゴヤ球場には色んなファンがいます。
木曜日の『ドラ魂キング』でお馴染みのコーナーといえば、とっておきのドラゴンズ情報を紹介する木曜日のコーナーと言えば、「酒井直斗のドラノート」。
中日ドラゴンズをこよなく愛する名古屋の若手お笑い芸人・酒井直斗が、実際に観戦したウエスタン・リーグの試合についてレポートしています。
7月18日は、酒井が個性的なファンの一人を紹介しました。聞き手は高田寛之アナウンサー、加藤由香アナウンサーです。
根尾選手、ホームラン
まずは2軍のグッドニュースを伝える酒井。
「根尾選手が昨日ホームランを打ちました。根尾選手は4月初めに比べると、ファンの皆さんの声援に応えるになりました。言われたら振り返って笑顔で手を振るようになったんですよ」
根尾昂選手、プロに入って、そろそろ余裕が出てきたのでしょう。それがバッティングにも出てきているようです。
高田「あの頃の三振、三振が実を結んだわけです」
酒井「勝手にお兄ちゃん目線で応援しています」
いろんなファンがいる
「やっぱりナゴヤ球場、個性的なファンが多くて、いろんなところを見てる人がいます」と酒井。
もちろん選手の応援をしてる人もいれば、小笠原監督に「ガッツ頑張って」と言っているファンも。
さらには審判に注目する人もいるそうです。
今回、酒井が注目したのは、ブルペンの応援をしているファンのお爺さん。ナゴヤ球場、三塁側のスタンドから正面を見ると、すぐブルペンがあります。試合が始まって2回ぐらいから誰かが投げ始めます。
投げ始めると、試合が行われている中でも、一人のおじいさんがずっと、ブルペンのピッチャーに対して大きい声で応援を飛ばしているそうです。
例えば、小熊投手が投げていたら「お、お、良い球だ。良い球だ~」と野太い声を出して、そのお爺さんの真似をする酒井でした。
ブルペンを応援するお爺さん
ドラゴンズが攻撃している時に「良い球」だと言っているので、相手ピッチャーが良い球を投げていると、捉えられることもあるそうです。
さらに酒井の観察によると、そのお爺さんは選手の名前までは全部覚えていないようで…。
例えば小熊投手と木下投手が投げていたとしたら、「お、良い球だ。お、お、64番。98番も良いぞ。98番がんばれ」と背番号で呼ぶんだとか。
ちなみに小熊投手が64番。木下投手が98番です。
コーチも応援する
試合も8回、9回ぐらいになるとブルペンから誰もいなくなります。ブルペンで誰も投げてない時、このお爺さんは、どうするかと言うと…。
「コーチさん、下向いたらアカン。コーチさん、試合の途中で下向いたらアカン。聞いとるか?」と門倉ピッチングコーチに声をかけているそうです。
「87番、ちゃんと聞いとるか?」と言われら門倉コーチは、サッと振り返って「どうも」という風にちゃんと会釈をするんだとか。
そして「おお!ちゃんと見とるな。大丈夫だぞ、コーチさん。見とる人は見とる」とお爺さんの声が響き渡ります。
試合を見なさい
「門倉さんは球界を代表する善人の一人ですから。入団の頃から、ホント、ナイスガイでしたよ
こう振り返る高田アナ。それはコーチになっても続いているんですね。
加藤「そのお爺さんって、試合は見てないんですか?」
酒井「そのお爺さん、試合は、ほぼ見てないです」
ドラゴンズが、あと一本出ればサヨナラ勝ちだという手に汗握る展開の時でも、「コーチさん、見とる人は見とる。俺は見とるぞ!」だそうで、最後に「試合を見なさい」と言う酒井直斗でした。
(尾関)
ドラ魂キング
この記事をで聴く
2019年07月18日17時14分~抜粋