元中日ドラゴンズ監督で野球評論家の山田久志さんが、6月10日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。
10日現在で借金10と苦戦中のドラゴンズ、打つ手はあるのでしょうか?
月曜パーソナリティの大谷ノブ彦に加え、金曜担当の若狭敬一アナも加わり、今後カギを握る選手について語りました。
山田久志「京田よ、福本豊を目指せ!」
借金は聞き飽きた
開口一番「山田さん!ドラゴンズ、借金10です」と大谷。
山田さんは「借金、借金ってあんまり言いなさんな。もう聞き飽きたから。たまには貯金という言葉を聞きたいよ」と嘆きます。
リスナーから山田さんに対し質問が寄せられています。
「山田さん、今からでもいいからコーチになってください。耐えられません!作戦がうまくいかないのは素人でもわかります。練習時間を長くするのは賛成です」(Aさん)
山田「練習時間も一律じゃないのよ。やっていい人とそんなにやらなくていい人がいる。同じようにやるのも考えもんでね。一軍クラスはやっぱり自分でやれなきゃ。何のための一軍やねんって話だ」
そういう自覚のある選手は広島カープに多いようです。
山田さんは「借金、借金ってあんまり言いなさんな。もう聞き飽きたから。たまには貯金という言葉を聞きたいよ」と嘆きます。
リスナーから山田さんに対し質問が寄せられています。
「山田さん、今からでもいいからコーチになってください。耐えられません!作戦がうまくいかないのは素人でもわかります。練習時間を長くするのは賛成です」(Aさん)
山田「練習時間も一律じゃないのよ。やっていい人とそんなにやらなくていい人がいる。同じようにやるのも考えもんでね。一軍クラスはやっぱり自分でやれなきゃ。何のための一軍やねんって話だ」
そういう自覚のある選手は広島カープに多いようです。
広島の選手には一軍の自覚が
山田「広島は秘密練習が多いよ。だって、あの鈴木が、ホームランを打って殊勲賞になった、その夜やってるんだよ。驚いたよ」
鈴木誠也選手は広島の主砲、チームリーダーです。
山田「菊池は菊池で、みんなウエイトをやってるけど、何でウエイトが必要なんだって、全くやらないとかね」
まさに一律ではないわけですが、それぞれに自覚があるのが広島の強さの秘密。
山田「やっぱり、それがプロなんだよ」
鈴木誠也選手は広島の主砲、チームリーダーです。
山田「菊池は菊池で、みんなウエイトをやってるけど、何でウエイトが必要なんだって、全くやらないとかね」
まさに一律ではないわけですが、それぞれに自覚があるのが広島の強さの秘密。
山田「やっぱり、それがプロなんだよ」
中日のポイントは京田
大谷「山田さんは今、中日ドラゴンズを外から見ていますが、この選手をこうやったら、もう少し伸びるのに、みたいな選手はいますか?」
山田「ドラゴンズのポイントは京田だと思ってんのよ。京田をなんとかものにして、不動の1番にしたら、かなりの良い戦力になる」
今、新人王の最有力候補と言われるぐらい活躍している阪神の近本選手に対しては、首脳陣も何も教えず、好きなようにやらせているそうです。
大谷「実は盗塁のサインもほとんど出てないんじゃないかっていいますね」
山田「だから自分で工夫して、どんどん野球を覚えていくの。京田の潜在能力は近本より上よ」
若狭「はあ~」
山田「なんだよ、はあ~って。いつも見てるのにわからない?」
若狭「上だと思います!京田の方が近本よりも上だと思います」
山田「ドラゴンズのポイントは京田だと思ってんのよ。京田をなんとかものにして、不動の1番にしたら、かなりの良い戦力になる」
今、新人王の最有力候補と言われるぐらい活躍している阪神の近本選手に対しては、首脳陣も何も教えず、好きなようにやらせているそうです。
大谷「実は盗塁のサインもほとんど出てないんじゃないかっていいますね」
山田「だから自分で工夫して、どんどん野球を覚えていくの。京田の潜在能力は近本より上よ」
若狭「はあ~」
山田「なんだよ、はあ~って。いつも見てるのにわからない?」
若狭「上だと思います!京田の方が近本よりも上だと思います」
京田よ、福本豊になれ
若狭「先ほど山田さんとラジオの収録をした時に、福本豊を見習えということでした。福本豊さんは盗塁王。ところがホームランも200本以上打っているんです。
ちょこちょこ当てる福本だと、俺は使わないと、当時の阪急、西本監督が言ったそうです」
大谷「京田は内野安打狙いで当てに行きますよね。つまり"フライボール革命"を一番やらなきゃいけないのは京田なんだ」
フライボール革命とは、大リーグで提唱された、ゴロよりもフライを打ってヒットを増やす理論です。昔からヒットは転がせが常識だったので、まさに革命的な考え方。
西本幸雄監督は、フライボール革命の様な考え方を、ライナーで提唱していたそうです。
そこで福本が、まず磨いたのが長打だったわけです。
そんなバッティングが結果的にフォアボールに繋がり、福本さんは歴代8位の1,234フォアボールを記録しています。
ちょこちょこ当てる福本だと、俺は使わないと、当時の阪急、西本監督が言ったそうです」
大谷「京田は内野安打狙いで当てに行きますよね。つまり"フライボール革命"を一番やらなきゃいけないのは京田なんだ」
フライボール革命とは、大リーグで提唱された、ゴロよりもフライを打ってヒットを増やす理論です。昔からヒットは転がせが常識だったので、まさに革命的な考え方。
西本幸雄監督は、フライボール革命の様な考え方を、ライナーで提唱していたそうです。
そこで福本が、まず磨いたのが長打だったわけです。
そんなバッティングが結果的にフォアボールに繋がり、福本さんは歴代8位の1,234フォアボールを記録しています。
山田さんを中日のコーチにどう?
大谷「この話、面白いですね。あの時点で西本さんはフライボール革命みたいなことを言ってたんですね」
さらに福本さんには「世界の盗塁王」のニックネームが先行して、長打のイメージがまるでありません。
山田「どんなに力がないと言われる人でも、ライナーで右中間、左中間は抜けるはずだというのが西本御大の自論!」
こう恩師を振り返る山田さんに、「面白いなあ。山田さん、やっぱりコーチになられた方が絶対いいと思いますよ!」と語る大谷でした。
(尾関)
さらに福本さんには「世界の盗塁王」のニックネームが先行して、長打のイメージがまるでありません。
山田「どんなに力がないと言われる人でも、ライナーで右中間、左中間は抜けるはずだというのが西本御大の自論!」
こう恩師を振り返る山田さんに、「面白いなあ。山田さん、やっぱりコーチになられた方が絶対いいと思いますよ!」と語る大谷でした。
(尾関)
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