愛知県代表・東邦高校の優勝で幕を下ろした、平成最後の選抜高校野球大会。
4月3日放送の『ドラ魂キング」では、水曜日担当の宮部和裕アナウンサーと山内彩加アナウンサーによる東邦高校校歌の合唱でスタートしました。
「東邦高校全国制覇、おめでとうございます!やったー!」「いい始まりです!」と喜びを爆発させます。
なんと、30年前に東邦高校が優勝した時もこの校歌を歌ったという宮部アナ。
OBではありませんが、「東邦とPLだけはこどもの時から歌えますから」という筋金入りの高校野球ファンです。
興奮に湧きたつ3塁側
「やりましたねー!すごかったですよー!」
甲子園で生観戦していたCBCレポートドライバー・清水藍と中継がつながります。
3塁側のアルプス席で応援していたという清水は、なんと今回が初甲子園。
「こんな歴史的な試合を観ることができて、大感動しております!」
まだまだ興奮冷めやらぬ様子。
閉会式の最後には選手たちが場内をグルっと1周し、3塁側は「おめでとう!」「ありがとう!」「よくやった!」の大歓声に包まれたといいます。
「皆さん凛々しい表情をして行進されていたんですが、少し緊張が和らいだのか、照れるように微笑む、ニッコリする笑顔がとても印象的でした」と、清水は戦いを終えた選手たちの様子を明かしました。
石川昂弥投手の初回の2ランホームランの感想を聞かれて、「あー高く上がったな。おっ、行くか行くか。やー行ったー!みたいな感じで」と振り返る清水。
その瞬間、清水の周囲は総立ちでハイタッチにハグ。
「最初から盛り上がって、ブラスバンドも声援もかなりかなり大きくなってという感じで、勢いそのままといった感じでしたね」と、興奮に湧きたった3塁側の様子をレポートしました。
母目線で見守った
番組中盤、清水の甲子園レポート再開です。
実は、東邦高校野球部が平和公園の階段をダッシュする姿を取材をしたことがあったという清水。
「あの子たちがまさかこんな大舞台で…」と、まるで母のような目線で見守っていました。
1回の裏の石川投手のホームランについて、再度言及します。
2点先制の瞬間、3塁側アルプススタンドでも「これだけで名古屋から来た甲斐があった!」とすでに声が漏れていたんだそう。
宮部「バックスクリーン方向に大きな弧を描いていましたね!その曲線をまさに真横で見届けたってことですか!」
清水「右から左へ大きく入っていくのを『うわー!』と思いながらみんなと一緒に見ていました」
吹奏楽対決
対する習志野高校は、ここまで逆転で勝ち上がってきたイメージのあるチーム。
清水が「いうてもそろそろ追加点欲しいな」とやや不安に思っていた矢先に、石川投手の2本目のツーランが炸裂しました。
この時、「これはあるな、来るな、優勝するな!」という雰囲気に一気に変わったといいます。
習志野高校の応援は回を追うごとにどんどん力が入り、「美爆音」で有名な200人の吹奏楽の音色は、下から盛り上がるような力強い音でした。
終盤になるにつれて「諦めないぞ!」という強い意志を感じる習志野高校応援団の声援が、3塁側にもガンガンに伝わってきていたといいます。
しかし、東邦高校側の応援団も負けてはいませんでした。
マーチングバンド部がアメリカ遠征のため甲子園の応援行くことができず、助っ人を依頼したのは、やはり全国レベルとして名高い大阪桐蔭高校吹奏楽部。
準決勝からは連合軍として、2つの高校の応援が合体!
清水は「こちらは軽やかで、管楽器のきらびやかな音色が特徴的で。一段一段、勝利・優勝への階段を登っていくような心地で全体を包んでいた」とその音を表現しました。
高校生の青春、甲子園
そして歓喜の瞬間、9回表。
「アウトを取った瞬間、もーう皆さん立ち上がって一番の大歓声です!ハイタッチにハグ。喜びをみんなで涙涙ながらに、分かち合いました」と、当時の興奮の様子を振り返る清水。
宮部「甲子園で聞く、東邦の校歌はいかがでしたか?」
清水「卒業生の方も多かったのか、肩を組んで皆さん上手に歌ってましたよ!」
東邦高校の攻め・守り。そして、石川投手のすごさが目立った試合だったと清水。
2本のツーランの他、8回裏にもツーベースヒットを打った石川投手の、運動能力の高さを見せつけられたといいます。
「インタビューの時は、はにかみながら受け答えする姿に、奥様方の『かわいい』という声も漏れていた」と、高校生らしい初々しい姿に好感を持った人も多かったようです。
清水「高校生の青春、キラキラ感に魅せられたので。夏もぜひ来たいなと思いました!」
宮部「あなたは、平和公園の冬場のトレーニングから見守ってるわけですから。その権利ありですから!」
以上、決勝戦の迫力を生で味わった、清水の大興奮レポートでした。
(minto)
ドラ魂キング
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2019年04月03日16時00分~抜粋