いよいよプロ野球も開幕。それを前に3月27日の『ドラ魂KING』では、野球解説者の川上憲伸さんがリスナーからの質問に回答します。
ドラゴンズで開幕投手を7度も務めた川上さんですが、どんな質問が届いているのでしょうか。
宮部和裕アナウンサーとともに進行します。
各球場で硬くなるマウンド。意外にもナゴヤドームは…
開幕戦のゲン担ぎは?
「開幕投手を何度もご経験してきた憲伸さんですが、開幕前日や当日にゲン担ぎなどはしてましたか?」(Aさん)
川上「開幕戦に限ってはゲン担ぎはほとんどしてないですね。いちからスタートなんで」
シーズン中に勝っている時はゲン担ぎで、目覚ましをセットする時間を11時11分とか10時11分とかにしていたそうです。勝っている間は、それをずっとやっていたそうです。
しかし開幕で投げる時は、その前の試合がありません。
勝ったので次も、ということができません。去年に遡ってといっても忘れています。それゆえ開幕登板の時は何もなし。それでも…。
「一応11時11分にしてた記憶はあるんですけど、緊張してるから、朝の7時ぐらいには起きてるんですよね」と川上さん。
さらに「11時に起きるってどんだけ遅いんだって絶対、そこに突っ込む人がおるんですよ」と続けます。
「我々は夜の9時ぐらいまではパッチリ目を開けてやらないかんわけです。起きて6時間後をマックスに持ってこないといけないんです。だから、そこ、突っ込まれないように先に言っときますよ。でも実際は、その前に起きてるんですけどね」
なぜか起床時間に拘る川上さん。
川上「開幕戦に限ってはゲン担ぎはほとんどしてないですね。いちからスタートなんで」
シーズン中に勝っている時はゲン担ぎで、目覚ましをセットする時間を11時11分とか10時11分とかにしていたそうです。勝っている間は、それをずっとやっていたそうです。
しかし開幕で投げる時は、その前の試合がありません。
勝ったので次も、ということができません。去年に遡ってといっても忘れています。それゆえ開幕登板の時は何もなし。それでも…。
「一応11時11分にしてた記憶はあるんですけど、緊張してるから、朝の7時ぐらいには起きてるんですよね」と川上さん。
さらに「11時に起きるってどんだけ遅いんだって絶対、そこに突っ込む人がおるんですよ」と続けます。
「我々は夜の9時ぐらいまではパッチリ目を開けてやらないかんわけです。起きて6時間後をマックスに持ってこないといけないんです。だから、そこ、突っ込まれないように先に言っときますよ。でも実際は、その前に起きてるんですけどね」
なぜか起床時間に拘る川上さん。
完投するコツは?
「今シーズンのドラゴンズ投手陣で、昨シーズン、2完投以上したピッチャーがいないのですが、ワンシーズンで何試合も完投することは、やはり難しいことですか?また何試合も完投するコツや必須条件は何ですか?」(Bさん)
川上「コツは絶対あると思うんですよ。それは各自で掴むものです。あと、チームのスタイルもあると思うんでね。中継ぎ、リリーフで勝っていく。JFKがおった時の、昔の阪神タイガースみたいにね」
大量得点をもらっていたり、逆に大量失点をしている場合は、何かきっかけを掴むために長いイニングを投げさせてもらうのも一つの手だそうです。
しかし、これはチーム事情にもよります。憲伸さんは完投するために、どうしたのでしょうか?
川上「僕は、そんなに完投能力のあるピッチャーじゃなかったんですけど、僕が新人とか2年目ぐらいまでは、広島カープに何度も完投するピッチャーが多かったんですよ。あんな大ベテランの人が何であんなに完投できるんだろう?と不思議に思ったんです」
そこから、ああでもない、こうでもないと考えたそうですが、結局、見つからなかったそうです。当時は完投は無理となると…。「岩瀬大先輩にやっぱり、ちょっとここは助けてよ、と。当時のドラゴンズは豊富なセットアッパーがいましたから」と振り返る憲伸さんでした。
川上「コツは絶対あると思うんですよ。それは各自で掴むものです。あと、チームのスタイルもあると思うんでね。中継ぎ、リリーフで勝っていく。JFKがおった時の、昔の阪神タイガースみたいにね」
大量得点をもらっていたり、逆に大量失点をしている場合は、何かきっかけを掴むために長いイニングを投げさせてもらうのも一つの手だそうです。
しかし、これはチーム事情にもよります。憲伸さんは完投するために、どうしたのでしょうか?
川上「僕は、そんなに完投能力のあるピッチャーじゃなかったんですけど、僕が新人とか2年目ぐらいまでは、広島カープに何度も完投するピッチャーが多かったんですよ。あんな大ベテランの人が何であんなに完投できるんだろう?と不思議に思ったんです」
そこから、ああでもない、こうでもないと考えたそうですが、結局、見つからなかったそうです。当時は完投は無理となると…。「岩瀬大先輩にやっぱり、ちょっとここは助けてよ、と。当時のドラゴンズは豊富なセットアッパーがいましたから」と振り返る憲伸さんでした。
パーフェクトゲームをする投手
「今シーズン12球団で、投手ならば完全試合かノーヒットノーラン。野手ならばサイクルヒット、連続打席安打とか連続打席ホームランとか、記録を出しそうな選手を占ってください」(Cさん)
「難しいやないですか、それは!」と川上さん。
宮部アナによれば、平成時代のパーフェクトゲームは94年5月の巨人、槙原寛己さん、ただ一人だそうです。
川上さんは2002年にノーヒットノーランを達成しています。
川上「パーフェクトは本当に難しいですよね。実力だけではない、もう一個、運も必要ですよね。確かに巨人の菅野投手とかは可能性は高いと思いますけど、ドラゴンズ選手からも誰か急にポンと出るかもしれませんよ」
「難しいやないですか、それは!」と川上さん。
宮部アナによれば、平成時代のパーフェクトゲームは94年5月の巨人、槙原寛己さん、ただ一人だそうです。
川上さんは2002年にノーヒットノーランを達成しています。
川上「パーフェクトは本当に難しいですよね。実力だけではない、もう一個、運も必要ですよね。確かに巨人の菅野投手とかは可能性は高いと思いますけど、ドラゴンズ選手からも誰か急にポンと出るかもしれませんよ」
アメリカのマウンドは冬のハイチュウ
「硬くなったナゴヤドームのマウンドはどうでしょうか?自分はパワー型のリリーフ選手の多いドラゴンズには吉と出ると思います」(Dさん)
今年から12球団、メジャーに近い硬めのマウンドにする方針と語る宮部アナ。
実はドラゴンズも北谷キャンプからマウンドを硬くしていました。ナゴヤドームはいざ蓋を開けてみたら、そんなにカチカチじゃなかったようで、北谷から改良したスパイクを試していた吉見投手は元に戻したそうです。
川上「吉見投手の例を見ると、アメリカのマウンドとは全く違う土だったわけですよね。
アメリカの硬さはイメージでいうと、寒い時に、外にずっと置いてたハイチュウみたいな感じね。
夏場のハイチュウじゃないですよ。冬場のハイチュウよ。
あれ、噛むと噛み切れないけど、ちょっと歯型が入るじゃないですか。あれがアメリカのマウンドの質。硬いような柔らかいような」
今年から12球団、メジャーに近い硬めのマウンドにする方針と語る宮部アナ。
実はドラゴンズも北谷キャンプからマウンドを硬くしていました。ナゴヤドームはいざ蓋を開けてみたら、そんなにカチカチじゃなかったようで、北谷から改良したスパイクを試していた吉見投手は元に戻したそうです。
川上「吉見投手の例を見ると、アメリカのマウンドとは全く違う土だったわけですよね。
アメリカの硬さはイメージでいうと、寒い時に、外にずっと置いてたハイチュウみたいな感じね。
夏場のハイチュウじゃないですよ。冬場のハイチュウよ。
あれ、噛むと噛み切れないけど、ちょっと歯型が入るじゃないですか。あれがアメリカのマウンドの質。硬いような柔らかいような」
ペロちゃんキャンディもある
川上「だけど、本当のカチカチというのは、こっちでいうとペロちゃんキャンディみたいなやつ。硬いんだけど、噛むとパリンって割れるような感じ」
さらにお菓子に例える川上さん。
川上「ペロちゃんキャンディじゃないか…何て言ったっけ?ミルキー?」。
ミルキーはハイチュウと似た噛み具合のような…
川上「よくわからんようになってきましたけど…飴みたいな感じ。硬いんだけど、噛んだらすぐパパーンっと砂のようになる感じ」
硬いアメリカのマウンド、その中でもカチカチのマウンドを、お菓子で簡単に例えるとキャラメルと飴の違いのようです。
(尾関)
さらにお菓子に例える川上さん。
川上「ペロちゃんキャンディじゃないか…何て言ったっけ?ミルキー?」。
ミルキーはハイチュウと似た噛み具合のような…
川上「よくわからんようになってきましたけど…飴みたいな感じ。硬いんだけど、噛んだらすぐパパーンっと砂のようになる感じ」
硬いアメリカのマウンド、その中でもカチカチのマウンドを、お菓子で簡単に例えるとキャラメルと飴の違いのようです。
(尾関)
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