ドラ魂キング

彦野利勝、来期ドラゴンズの内野陣を占う。

11月28日の『ドラ魂KING』はCBC野球解説者の彦野利勝さんに、「どうなる?2018年の内野陣」と題してお話を伺いました。

今年のスタメン起用者から来年の内野陣を占いました。

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一塁はビシエドで決まり?


スタメン起用されたポジション別で見てみましょう。

まず今シーズンの一塁手は、ビシエド87試合、福田永将35試合、森野将彦8試合、野本圭7試合、高橋周平3試合、石岡諒太、石川駿、堂上直倫がそれぞれ1試合となっています。
さあ来年のファーストはどうなるでしょう?

「とりあえずビシエドなんだと思うんですよ。契約ももう1年ありますし、あれだけの パワーヒッターなので、当然クリーンナップを任せて一塁手…っていうか、おそらく一塁手しかできませんよね」と彦野利勝さん。

ビシエドは外野をやっていたこともありますが、外野にしてしまうと、バッティングに影響が出そうです。

彦野さんの希望は、この人


「僕の希望は福田ですけどね。僕は一年間、福田をファーストで使って、クリーンナップを打たすと30本打つと思ってます」

今シーズン終盤の調子が尻上がりだったのも、一塁をやってたからっていうのもありますか?

「一番落ち着くと思うんですよ。外野だと肩のこともありますし。サードもできますが、あんまり得意ではないと思うんですね。
レフトもやってましたけど、そういう落ち着かないようなことじゃなくて、どっしり、本当は福田をファーストで使ってほしいな、というのが僕の希望です」

二塁の期待は溝脇


今シーズンの二塁手は、スタメン起用が多い順番で、荒木雅博、亀澤恭平、谷哲也、堂上直倫、阿部寿樹、石川駿、溝脇隼人。

「今年はキャンプから、溝脇にすごく注目をしてたんですけども、怪我をして、ちょっと長引いてしまいました。
来年も引き続き、溝脇に期待はします。亀澤のような元気のいい選手も使ってほしいなと思います。ただ、相手投手の左右で、二番バッターの位置を変えそうなんですよ」

ということで、レギュラーが誰とは言い難いポジションだそうです。

高橋周平について


秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加していた高橋周平が、全試合セカンドでフル出場しました。高橋についてはどう思います?

「大袈裟ですが、彼の将来のことまで考えると、僕はやらせないほうがいいような気がしますね」

サードよりもセカンドは遥かに難しく、動きがまるっきり逆です。また、細かい動きも要ります。

「ただでさえ、今バッティングが、しっくり来てないというところで、守備まで負担が行ってしまうと、せっかくこの秋に良くなってきたバッティングまで影響が出るんじゃないかと思うので、僕はやらせない方がいいんじゃないかと思います」

一方、ベテランの荒木選手はどうでしょう?

「溝脇、亀澤あたりで頑張ってもらって、荒木は試合の終盤に出てくるような気がするんですよ」

荒木選手はコーチ兼任になりましたしね。

「まだまだ守備力も高いですから、変な言い方ですけど、守備要員みたいな形で、最後に出てくるんじゃないかと思います」

彦野構想にはビシエドなし


サードは、今年一番多かったのが、福田永将、高橋周平、ゲレーロ、亀澤恭平、堂上直倫。

「ここは、今の流れからいくと、僕は高橋なんですよ。僕の構想には、もうビシエドは入ってません。」

ビシエド抜きということは一塁が福田。サード高橋修平。とこうなるわけですか?

「この方が僕は好きです。それぐらい責任を持たせて、一年間、波はあると思いますけど、頑張らせたらいいと思いますけどね」

ショートは当然、この人


ショート。今シーズンここを守ったのはたったの二人。
スタメンとして京田陽太134試合、堂上直倫9試合。

「当然、京田です」と彦野さん。

「今年の成績より、来年の方が良くなって欲しい。打率は当然ですが、もう少し出塁率を上げてほしいですね」

京田はもっと絞って打て


「今年は、どんどん積極的に行くバッティングでしたよね。行くのはいいんですけど、もうちょっと絞って行ってほしいんですよ」

ウェイティングしなさいと言っているわけではなくて、何もかも手を出すのは止めてください、ということです。

「もう少し絞って打ちにいく、くらいの余裕は当然出てくると思いますから。あともう一つ言えるのは、2年目のジンクスとよく言われますが、弱いところを責められるんじゃないかと、自分自身でナーバスにならないことです。
実際、弱点を攻めてくることは多くなるかもしれませんけど、ある程度の準備だけしといて、あんまりナーバスにならない方が良いと思います」

盗塁王も狙える?


「当然、打率3割を狙ってくると思いますので、ぜひ3割まで。できたら、3割5分~6分の出塁率を上げてほしい」

出塁率を上げるということは、フォアボールなんかが増えると、分母が減るわけですから、打率が上がります。当然、盗塁数も増えるわけです。

「盗塁王のチャンスも必ず出て来ますから期待したいですね」と締める彦野利勝さんでした。
(尾関)
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2017年11月28日18時32分~抜粋

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