バーチャルシンガ―の代表格「初音ミク」ですが、現在最新のVOCALOIDエンジンに対応した「初音ミクV6」が2026年上半期のリリースに向けて開発されています。
それに先立つ12月10日、旧来のVOCALOID版「初音ミク」シリーズ製品のユーザーを対象に、無料のEarly Access版（日本語ボイスライブラリーのみ）が提供されました。
14日放送のＣＢＣラジオ『RADIO MIKU』では、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社の佐々木渉さん・小泉聖道さんが出演し、清水藍が「初音ミクV6」に迫りました。
「初音ミクV6」を作った男たち
佐々木さんと小泉さんがゲスト出演した理由は、来年発売予定の「初音ミクV6」の「Early Access版」（日本語ボイスバンクのみ）が、10日にリリースされたため。
清水に促されて自己紹介するふたり。
佐々木「2007年4月頃から初音ミクを作り始めて、同年8月31日に発売させていただき、以降鏡音リン・レンや巡音ルカ、セガさんのゲーム『プロセカ』みたいな立ち上げ等をやらせていただいてます。一言で言うと『何でも屋』みたいな感じでプロデューサーをしています」
小泉「音楽事業、音楽制作ツール輸入ビジネス等のチームマネージャーをしています。今日のお話だと初音ミクV6で、佐々木がプロデューサーで私がディレクターとして全体の調節をさせて頂いてますね」
佐々木さん・小泉さんとも札幌市からのリモート出演。収録日の札幌は雪が降っていたそうです。
清水に促されて自己紹介するふたり。
佐々木「2007年4月頃から初音ミクを作り始めて、同年8月31日に発売させていただき、以降鏡音リン・レンや巡音ルカ、セガさんのゲーム『プロセカ』みたいな立ち上げ等をやらせていただいてます。一言で言うと『何でも屋』みたいな感じでプロデューサーをしています」
小泉「音楽事業、音楽制作ツール輸入ビジネス等のチームマネージャーをしています。今日のお話だと初音ミクV6で、佐々木がプロデューサーで私がディレクターとして全体の調節をさせて頂いてますね」
佐々木さん・小泉さんとも札幌市からのリモート出演。収録日の札幌は雪が降っていたそうです。
佐々木さんの発言は「宇宙」
注目の「初音ミクV6」、Early Access版リリースで直後の感想を尋ねる清水。
佐々木「かなり長くお待たせしてしまって。1年以上かけてヤマハさんとボーカロイドと初音ミクをうまく融合させるためには？という話し合い、テストを週に一度はやってましたね。その間にデータ作って送り合ってました」
小泉「今の佐々木の話に続くんですけど、もう佐々木が言うことって難しいんですよ（笑）。『この発音のこの部分が～』的なことをヤマハさんに話して。
うまくヤマハさんにその辺りを汲み取っていただきながら、最終的に適用させていくプロセスを経て完成しています。
私も全体スケジュールの管理等をさせていただいてましたが、常にヒヤヒヤしてて、Early Access版がリリースされてホッとしたというか」
佐々木さんが自分のイメージを語る様子を「宇宙」と表現した小泉さん。この後もこのキーワードはたびたび登場します。
佐々木「かなり長くお待たせしてしまって。1年以上かけてヤマハさんとボーカロイドと初音ミクをうまく融合させるためには？という話し合い、テストを週に一度はやってましたね。その間にデータ作って送り合ってました」
小泉「今の佐々木の話に続くんですけど、もう佐々木が言うことって難しいんですよ（笑）。『この発音のこの部分が～』的なことをヤマハさんに話して。
うまくヤマハさんにその辺りを汲み取っていただきながら、最終的に適用させていくプロセスを経て完成しています。
私も全体スケジュールの管理等をさせていただいてましたが、常にヒヤヒヤしてて、Early Access版がリリースされてホッとしたというか」
佐々木さんが自分のイメージを語る様子を「宇宙」と表現した小泉さん。この後もこのキーワードはたびたび登場します。
言えないことをギリギリ言っていく
「初音ミク」のPC向けソフトウェアとしては、2020年11月発売の「初音ミクNT」から5年ぶりとなりますが、ヤマハ「VOCALOID」対応ソフトでは、2016年8月発売の「初音ミクV4X」以来、およそ10年ぶりとなります。
その間にAI技術の登場や進化があり、様々な議論や検討を経てV6の開発へと進んだことも明らかになります。
清水「この10年でボーカロイドを取り巻く環境というか、音楽シーン・製品も結構変わりましたよね？
その中で『初音ミクV6』を誕生させようと思ったのは、他のボーカロイドとの差別化やユーザーが使いやすいように、選択肢が増えるようにという思いがあったんですか？」
小泉「そうですね。今までの話の流れでも言えないことって結構あるんですけど…」
佐々木「言えないことをギリギリ言っていくことを求められている雰囲気は感じますね（笑）」
その間にAI技術の登場や進化があり、様々な議論や検討を経てV6の開発へと進んだことも明らかになります。
清水「この10年でボーカロイドを取り巻く環境というか、音楽シーン・製品も結構変わりましたよね？
その中で『初音ミクV6』を誕生させようと思ったのは、他のボーカロイドとの差別化やユーザーが使いやすいように、選択肢が増えるようにという思いがあったんですか？」
小泉「そうですね。今までの話の流れでも言えないことって結構あるんですけど…」
佐々木「言えないことをギリギリ言っていくことを求められている雰囲気は感じますね（笑）」
これぞ宇宙
佐々木「10年間で変わったことのひとつとしては、リスナーが広がったり、学生時代からボカロに親しんできた若い世代がカルチャーに入ってきて、ニュアンス的なトークや『初音ミクってこうだよね』『ボカロってこういうのが面白いよね』と話しやすくなったりしてきた」
これは開発にあたるヤマハのスタッフにも言えるそうです。
ヤマハ「VOCALOID 6」は、AI技術の搭載により、より人間らしい自然で表現力豊かな歌声を実現するものですが、一方で初音ミクらしさをどれだけ残すかという試行錯誤があったそうです。
若い開発陣も「初音ミク」のムーブメントを経験しているため、佐々木さんが熱く伝えるニュアンスが理解されたようです。
小泉「それが『宇宙』だったんですけどね（笑）」
これは開発にあたるヤマハのスタッフにも言えるそうです。
ヤマハ「VOCALOID 6」は、AI技術の搭載により、より人間らしい自然で表現力豊かな歌声を実現するものですが、一方で初音ミクらしさをどれだけ残すかという試行錯誤があったそうです。
若い開発陣も「初音ミク」のムーブメントを経験しているため、佐々木さんが熱く伝えるニュアンスが理解されたようです。
小泉「それが『宇宙』だったんですけどね（笑）」
30分じゃ伝えきれない初音ミク
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