しろくじちゃんとアホロートルが明け方に/寝る前に/昼下がりに/日曜日にほめるラジオ

「あの桜、綺麗だったな」認知症の父が家族に遺した春の記憶

CBCラジオ『しろくじちゃんとアホロートルが寝る前にほめるラジオ』は、シロナガスクジラのゆるキャラ・しろくじちゃんと、お笑いコンビ・アホロートルの林廉と安田遥香が、リスナーを褒めて癒すヒーリング番組です。

4月14日の放送には、認知症を患っていた父親と桜をめぐる心温まるエピソードが寄せられました。「1年に1度しか見られない」風景が家族にもたらした意外な奇跡とは。父と桜がつないだ忘れられない物語です。

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心に残る桜並木と父の思い出

リスナーAさんが褒めてほしいのは、父に素晴らしい思い出をもたらした「隣町の桜並木」です。

「5年前、家族でその桜並木を見に行きました。それはそれは圧巻の一言で、特に父は大喜びしてくれました。そして翌年になって、またその桜を家族で見に行くことになり、その途中で父が『あの桜、綺麗だったな。そういえば途中で1本だけ違う種類の桜があったな』というんです」(Aさん)

Aさんはこの父の発言に大変驚いたそうです。実は、Aさんの父はその頃、初期の認知症を患っていました。それにもかかわらず、家族さえ忘れていたような事実を覚えていたというのです。

一年に一度の桜との再会

「そして2回目の花見を楽しみましたが、翌年、父は3回目の桜並木を見ることなく旅立ちました。しろくじちゃん、新しいことを記憶することが難しかった父に素晴らしい思い出を与えてくれた隣町の桜並木をどうか褒めてやってください。よろしくお願いします。今年もまたその桜並木を見に行きます」(Aさん)

桜と家族の思い出というテーマに、しろくじちゃんはいつものように温かく応えました。

しろくじちゃん「すばらしいですね。桜の景色って1年に1回しか見られないから、『人生であと何回見れる』みたいな表現って時々あると思うんですけど。きっと本当にそのお父さんにとって、とてつもなく素敵で、思い出に残る景色だったんでしょうね」

桜は、年に一度だけ咲く儚い花。「人生であと何回見られるか」という視点で考えると、それぞれの花見の思い出はより一層大切なものに感じられます。

ひらめちゃん行き?桜と父の物語

林「そうよね、桜ってふと見た瞬間にさ、やっぱ感動するよね。毎年、新鮮に。なんか大人になればなるほど、なんかそんな感じするね。素敵なメールでしたよね」

林はAさんから寄せられた心温まるストーリーとともに、その文章表現にも称賛の言葉を向けました。

林「Aさんのまず文才を俺は褒めたい」

安田「なんか魅了されそう」

林「『今年もその桜並木を見に行きます』って」

しろくじちゃん「素敵ですー」

林「こちらのメールはもしかしたら、ひらめちゃん行きの可能性も出ますね」

番組では現在、シンガーソングライターのひらめさんを迎えて「スーパーほめソング制作プロジェクト feat.ひらめちゃん」が進行中。この企画は、リスナーから寄せられた「ほめ」に関するエピソードを元に、ひらめさんがオリジナルソングを制作するというもの。

Aさんの桜と父の思い出も、そんな歌の一部になるかもしれません。
(minto)
 
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2025年04月14日20時46分~抜粋

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