つボイノリオの聞けば聞くほど

嫁と姑の間には、食べ物からドラマが生まれる。

女同士の争いが寄せられるCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物「嫁姑のコーナー」。

11月14日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーがエピソードを紹介しますが、今回は食べ物にまつわる話がメインとなりました。

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「大変やね」のひと言が怖い

息子の家族が帰省してきて、その夕食での話です。

「私は煮物、揚げ物、サラダ、焼肉、果物などを準備して、デザートは朝5時からチーズスフレケーキと、庭の栗を甘露煮にして入れたパウンドケーキを焼いておりました」(Aさん)

小高「デザートが2種!」

「お嫁ちゃんが遠慮しないように、長男に『お嫁ちゃんにおかずを取ってあげなさいよ』と声をかけつつ、不足がないかを見極めつつ、自分は残りそうなものを少しつまみました。
姑はひ孫に会えてご満悦。家族団欒が私の後ろ側で行なわれているところ。

洗い物をしながら、自分が嫁に来た頃は、末席で筒形のさびてへこんだスチールのゴミ箱のようなものに座布団を置いたイスもどきに座らされていたし、赤ちゃんをおんぶして洗い物もしてたなぁと思っていたら、姑が何かを察知したのか『まぁ、今の子はお客さんやね。Aちゃんも大変やね』と声をかけてきました。

内心『聞こえたらどうするの?いらんこと言うな。お客様で結構。子育ては大変なんや。私は私がされたような扱いはしたくない』と思いました。

息子家族がチーズケーキをおいしいと言って食べてくれて満足です」(Aさん)

小高「姑さんもそこまで気付いているなら『Aちゃんもこっち来て、一緒にケーキ食べよう』くらい言ったらどうや」

文句だけ言われ

Aさんはこのコーナーの常連。こうした声も寄せられています。

「Aさんは神だと思いました。お姑さんの言われるまま、お菓子などその都度買ってきたり、取り寄せたり、文句ひとつ言わず行動してきたことでしょうね。仏様か天使です。

私は外食など姑も一緒に連れて行ってあげますが、姑は払う気がさらさらありません。それなのに、『このウナギは焦げすぎて小骨があるね』と毒舌を言ってのけます。そして私はいつもレジでお会計を済ます役なんです」(Bさん)

ここには義父母と外食するとき、誰が支払うかという問題もありますね。

4切れの刺身

最後はやはり食事にまつわる問題です。嫁舅と食べ物は切っても切れないようです。

「2週間に一度何泊かで3時間かけて88歳、85歳の義父母のお世話に行っております。

腰も90度に曲がり、もうまともに夕食の準備ができない義母。ご飯炊きとみそ汁以外はすべて出来合いの総菜で済ませています。ふたりとも好き嫌いが激しいので私の作ったものはきゅうりを切ったものくらいしか食べません」(Cさん)

つボイ「失礼やな。きゅうりを切ったのは味付け関係ないよね」

88歳と85歳なら、もう好きなようにしているのでしょう。

「夕食時、毎晩晩酌する義父のためにさしみが必ず出ますが、それが決まって6切れです。ごくごくたまに夫も一緒に行くときは倍になります。私が行っても6切れだけです。

その6切れのうち1、2切れは義母が食べます。義父はわたしに『たくさん食べろ』と言いますが、“6−2”は4切れです。私もお酒大好きですが、4切れでは箸が出ません。
それでいつの間にか私は『俺らが箸をつけたもんは食べん嫁だわ』となっております。そんなことないんだよ。私も食べたいけど、こんな高い刺身毎回4切れでは箸を出せんでしょ?

お惣菜の数も私の分がなくても、義父母は平気で、年金はめちゃたくさんもらっています。みなさんならこういった場合どう対処したらいいんでしょうかね」(Cさん)

小高「4切れ食べたったらいい。ありがとうございま~す」

つボイ「地獄や、どんな修羅場が起こる」

小高「でも食べたいもん。食べてしまえ。みんなやさしいな」

1切れ食べるか、2切れ食べるか、そんなことを考えていると食べてもおいしくないですね。どう思われてもいいと割り切って好きにするしかないです。
刺身一切れ、ウナギの焼き方ひとつにいろんなドラマがあります。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年11月14日10時04分~抜粋

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