回転寿司といえば、その名のとおり寿司を乗せた皿がレーン上を回り、お客さんが自由に取る形式のことを指しますが、読売新聞の17日朝刊では、「回らない回転寿司」が主流になりつつあると報じました。
その原因は、昨年迷惑行為を動画に挙げることが大きな問題となったこと。
迷惑行為を防止するために回転レーンを取り止める店舗が増えているとのことですが、回転寿司業界はどのような取り組みを行なっているのでしょうか?
9月20日放送『CBCラジオ #プラス!』では、大きく変わりゆく回転寿司事情について、パーソナリティーの山内彩加アナウンサーと竹地祐治アナウンサーが紹介しました。
もはや常識に!「回らない」回転寿司
新しい取り組み「デジロー」
大手回転寿司チェーン、スシローの新しい取り組みの鍵はデジタル動画の活用。
店舗の座席といえばカウンター席か、4人がけのテーブル席があり、すぐそばにあるレーンから皿を取るというのが一般的。
そのテーブル席横にあるレーンの上に目をやると、かなり大きな横型のモニターを設置しています。
デジタルスシロービジョン「デジロー」と名付けられた大型モニターでは寿司がレーン上を回っている映像が流れ、それをタッチするとレーンに本物の寿司が届きます。
タブレット型端末でメニューを選ぶ仕組みはすでにありますが、さらにエンタメ要素を強め、ルーレットやクイズを出題するなど、飽きさせない工夫が凝らされていて、すでに導入されている店舗では好評とのことです。
店舗の座席といえばカウンター席か、4人がけのテーブル席があり、すぐそばにあるレーンから皿を取るというのが一般的。
そのテーブル席横にあるレーンの上に目をやると、かなり大きな横型のモニターを設置しています。
デジタルスシロービジョン「デジロー」と名付けられた大型モニターでは寿司がレーン上を回っている映像が流れ、それをタッチするとレーンに本物の寿司が届きます。
タブレット型端末でメニューを選ぶ仕組みはすでにありますが、さらにエンタメ要素を強め、ルーレットやクイズを出題するなど、飽きさせない工夫が凝らされていて、すでに導入されている店舗では好評とのことです。
回転のデメリット
回転寿司が初めて生まれたのは意外に古く、1958年(昭和33年)東大阪市の元禄寿司が発祥といわれていますが、現在のように一般化したのは平成に入ってから。
注文から待たずにすぐ食べられるシステムは画期的でしたが、最近ではデメリットの方が目立つようになってきました。
先程紹介した迷惑行為以外にも、フードロスの問題も出ています。
衛生上の問題から、一定期間経っても回り続けている寿司は廃棄処分となり、SDGsの観点からもあまりよろしくないことではあります。
注文から待たずにすぐ食べられるシステムは画期的でしたが、最近ではデメリットの方が目立つようになってきました。
先程紹介した迷惑行為以外にも、フードロスの問題も出ています。
衛生上の問題から、一定期間経っても回り続けている寿司は廃棄処分となり、SDGsの観点からもあまりよろしくないことではあります。
回転寿司の醍醐味は減る?
デジタル技術の活用で回転寿司のスタイルも様変わりしていくということですが、「一点寂しいことがある」と言う山内。
かつて幼い頃に家族で回転寿司店に行った時、当時はタッチパネルもなかったため、ランダムに流れてきた皿を取るという形式でした。
そこで山内は好きないくらをどんどん取ってしまい、やがてレーンから尽きてしまうため、「いくらストッパー」と呼ばれていたのだそう。
しかし現在は、それぞれが好きなものをタッチパネルで注文するので、皿の奪い合いになることはありません。
竹地も「流れてくるお皿が、上流にいる他のテーブルの人に取られるといった光景がなくなる」と語りました。
もちろん、好きなものを好きなだけ頼めるのは良いことなのですが、それだとある意味「他の飲食店と変わらない」ともいえます。
山内は「そういった皿の攻防に関する会話が減るのは寂しいかもしれない」と漏らす一方で竹地は「新しいシステムで新たな会話が生まれるかもしれない」と語りました。
(岡本)
かつて幼い頃に家族で回転寿司店に行った時、当時はタッチパネルもなかったため、ランダムに流れてきた皿を取るという形式でした。
そこで山内は好きないくらをどんどん取ってしまい、やがてレーンから尽きてしまうため、「いくらストッパー」と呼ばれていたのだそう。
しかし現在は、それぞれが好きなものをタッチパネルで注文するので、皿の奪い合いになることはありません。
竹地も「流れてくるお皿が、上流にいる他のテーブルの人に取られるといった光景がなくなる」と語りました。
もちろん、好きなものを好きなだけ頼めるのは良いことなのですが、それだとある意味「他の飲食店と変わらない」ともいえます。
山内は「そういった皿の攻防に関する会話が減るのは寂しいかもしれない」と漏らす一方で竹地は「新しいシステムで新たな会話が生まれるかもしれない」と語りました。
(岡本)
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